【司法試験合格者インタビュー】50代からの大胆キャリアチェンジ。焼き鳥屋店長から弁護士へ!
こんにちは。LT代表理事の宮之と申します。今回は、当団体メンバーの司法試験合格体験談を掲載致します。
⚖️ 杉原 英一さん
法学部を卒業後、名古屋の焼き鳥チェーンに19年間勤める。2016年伊藤塾に入塾し、2022年に予備試験に合格、2024年に司法試験に合格。合格までの勉強期間は約7年間。2025年4月から司法修習生として修習を開始予定。

きっかけは家族のために。熱量を味方に、弁護士を目指すことを決意
私は大学で法学部を卒業してから、名古屋の焼き鳥チェーンに勤務してきました。出合った当時はまだ個人経営だったのですが、偶然立ち寄った焼き鳥屋。当時の自分に、その焼き鳥の味が染みてとにかく美味しくて。
翌日、社長に「修業させてください」と頼み込んで、そこから19年勤めています。入社時は社長に「こんなやつは初めてだ」と言われましたが(笑)、修業させていただくとともにお店もチェーン店となり、店長も務めました。

ただ、飲食店は拘束時間が長いため、育児や介護との両立を考えると先が見えなくて。独立して自分のお店を持つことも考えましたが、何か別の道があるかもしれないと思い、将来について真剣に考え始めました。
そんな時、資格取得について情報を探していると、弁護士を目指す方に向けての講演会を発見。その講演会を聴いて司法試験を受けようと思ったのが、弁護士を目指したきっかけです。
「受験生同士のつながりを見つけよう」と思ってヒットしたのが、LTだった
最初の2年間は、短答試験合格に向けて必死に勉強を頑張りました。苦労しながらも、自分なりの勉強法を模索しましたね。
短答試験の合格後、論述試験までは合格できる道筋が見えて来たものの、口述試験対策のためには、つながりが必要だと感じてきました。それまでは一緒に頑張っていた仲間が別にいたのですが、ちょうどいなくなってしまったんです。
「仲間がいないとモチベーションが上がらない・・。一緒に頑張る仲間が欲しい」と思い、web検索でヒットしたのがLTでした。
実際に入ってみると熱量の高い初学者が多く、彼らの熱量に刺激を受けて、自分もより頑張ろうと思えるように。その当時、私の予想よりも初学者の方が多くて最初は戸惑いもありましたが、彼らに解説することで自分の理解も深まり、学びになりました。
感謝と恩返しの気持ちで掴んだ、司法試験合格
その後も仕事、家事、育児、介護と並行しながら勉強を続け、2022年には予備試験に無事合格。2023年の司法試験は不合格という結果でした。実は、この一回目の司法試験に落ちたときに、かなり落ち込んでしまいまして。
予備試験に合格した時、司法試験も合格した気になっていたんですね(予備試験合格者の約9割が司法試験にも受かると言われている)。それまでずっと張ってきた緊張の糸が切れてしまい、また一から勉強をやろうという気持ちにはなかなかなれなくて。
ただ、それと同時に「このままではいけない、成功した人に話を聴きたい」という気持ちもありました。そこで司法試験に合格したLTメンバーに「少しでもいいので答案を見てください」と頼みに行ったんです。
1年間一緒に似たようなレベルで勉強をやってきて、彼女は合格で私は不合格。そこには差がある、その差を探したい。お忙しい中 丁寧に見てくださり、「答案のここを直した方がいい」とご意見をいただきました。自分の問題点や足りない部分を修正できたと思います。
そこで、本当にありがたい気持ちでいっぱいになって。妻や子どもたちも含め、本当に多くの人に支えられているなと。私は、二回目の司法試験はそういうみんなの気持ちに応えたいという思いで最後まで頑張ることができたと思います。
二回目の司法試験の直前くらいは、「ああ、去年落ちてよかった」と思えるようになりましたね。去年受かっていたら「俺、結構できんじゃん」と、勘違いした嫌な人間になってたかもしれないなと。そうならなくてよかったなと思います。

効果的な学習法と、モチベーションが維持ができる環境
LTの活動は、法律の勉強に必要なインプットとアウトプットの機会になりました。
法律の勉強は、頭の中で知識を出し入れして使いこなせるようになることがとても大事です。オンラインの活動やオープンチャットではメンバー同士で質問回答も行っており、私は合格者として回答しています。
質問に該当する法律や判例を自分で確認したうえで、できるだけ噛み砕いてコンパクトに説明する。知識を活用する機会として、質問回答はとても有効でした。特に論文・口述試験の対策になると思います。
みんながそれぞれのレベルで自分なりにインプットして、思っていることをアウトプットする。お互いの質問や回答を見ているだけで勉強になる。積極的に参加したら、すごくみんなの利益になるなと。もっともっと質問を投げかけてくれたら、私は喜んで答えたいなと思っています。
熱量の高いLTメンバーに感化されて、モチベーションを保てました。オープンチャットでは、熱量のあるメンバーから質問がどんどん来るときもあります。
初学者の方でも、恥ずかしがらずに分からないところをボンボン投げていました。「僕はこう考えてるんですけど、どうなんでしょう?」と。そういう方はすごい勢いで伸びています。そういう前のめりの姿勢にも感化されましたね。
人と繋がり、未来へつなげる。弁護士を目指す方たちへ
私が思うに、弁護士になるにあたって、熱量は必要だと思います。弁護士は人の人生最大の不幸・トラブルに寄り添うお仕事なので、それなりの熱量は必要だろうなと。私は50歳越えていますけど、熱量だけは落としたくないなと思ってます。
それから、弁護士になるにあたって、横のつながりは大切です。どんな人でも一人でやれることには限りがあり、一人だけの力は大したことないと思うんです。
特に弁護士になったら、人権的な問題で弁護団活動したい時が来ると思います。弁護団活動をしようとなると、やはり横のつながりが大事になってきますよね。きっかけは様々だと思いますが、それぞれが横のつながりを大事にして、みんなで大きな力になっていけたらいいなと感じています。

そして、このLTの活動は素晴らしいです。私はいま51歳で、弁護士になるのは53歳。そこからそんなに大したことはできないと思うんです。でも、後に繋げていくことはできる。
"繋げる活動"ってとても大事だなと思ってるんですね。だから、もっと活きるといいですよね。今まで受けた恩を少しずつ返しながら、生きていけたらなと。それがまた後ろに繋がっていったらな、と思います。
どんな経験でも無駄じゃないです。
最後になりますが、どんな経験でも無駄じゃないです。人生には色んな時期があります。嬉しい経験も、辛い経験も、それがなかったら今の自分はいない。どん底だと思っていた経験が、後々振り返ると一番楽しい思い出になってきます。
そして、苦しい経験をすることで、人の苦しみに寄り添える弁護士の素養も身に付きます。勉強だけでなく、人生の中でもくじけそうになる時は誰にでもある。それがあなたの糧になるときが必ず来ます。
LTメンバー、いまLTに興味があって記事を見ている方へ、私の経験が一人でも多くの方の背中を押せたら嬉しいなと思います。

インタビュアー談:今回はインタビュー形式で体験談を杉原さんからお伺いしましたが、杉原さんの体験談のみ掲載させていただきました。
私は杉原さんの話きいて率直に「すごい!」と感激し、杉原さんの姿勢に感化されました🥰
むしろ、インタビューしている私達が元気をいただいたのです。
伊藤塾でも杉原さんのインタビューが掲載されています。㈱法学館/伊藤塾 司法試験企画部様より掲載の許可もいただきました。
ここまでご覧になられた皆様、ぜひ杉原さんの動画をご覧いただきたいです☺️本当にすさまじい熱量で努力を継続されてきています。
伊藤塾で行われた司法試験合格奮闘記インタビュー
以下、https://www.itojuku.co.jp/shiken/shihou/feature/taidan_shihou_gokaku/24001.htmlより、伊藤塾から許可をいただいて掲載させていただいております。
飲食店で働きながら51歳で司法試験に合格した杉原さんに、伊藤塾長が3回に渡ってお話を伺います。
まずはパート1からご覧下さい。
各動画引用元
伊藤塾長が2024年司法試験合格者に聞く!シリーズ より パート1
各動画引用元
伊藤塾長が2024年司法試験合格者に聞く!シリーズ より パート2
各動画引用元
伊藤塾長が2024年司法試験合格者に聞く!シリーズ より パート3
