ハッピーライティングマラソン#37|最近、心が「軽くなった」と感じた選択は? | 会社をやめることを決めた時
昨年の夏。
私は、32年間続けた会社員生活を終えると決めました。
ドイツでの18年、日本でのビジネス経験。
大手企業での責任あるポジション。
安定した収入。
肩書き。
社会的信用。
外から見れば、
「なぜ?」と言われる選択だったと思います。
でも、内側ではずっと、
静かな違和感がありました。
■ 心は、もう次のステージにいた
決定的なきっかけがあったわけではありません。
むしろ逆で、
すべては順調でした。
本も出版できた。
講演の依頼も増えた。
メディアにも多数取り上げていただいた。
けれど同時に、
心のどこかで、こう問いかけている自分がいました。
「このまま“会社員+副業作家”という形で、本当にやり切れるのか?」
「人生の後半戦を、守りの設計でいいのか?」
私はこれまでずっと、
「責任」という言葉を大切にしてきました。
家族への責任。
会社への責任。
部下への責任。
だからこそ、
簡単に「辞める」という選択はできなかった。
でも、ある時気づいたのです。
自分の人生に対する責任を、後回しにしていないか?
■ 決断の瞬間は、静かだった
派手なドラマはありません。
ただ、ある夏の日。
「もう、腹は決まっているよな」
そう自分に問いかけた瞬間、
身体の奥がすっと静まりました。
もちろん、恐怖、不安はありました。
・収入はどうなる?
・海外での生活は?
・本当にやっていけるのか?
でも、不思議なことに、
“怖さ”よりも“解放感”の方が大きかった。
それは、
「やりたいことをやる」決断というよりも、
「やらない選択」をしたからだと思います。
■ やめると決めたら、余白が生まれた
会社を辞める、と決めた瞬間。
まだ実際には何も変わっていないのに、
心が軽くなりました。
なぜか?
それは、
他人の期待に応え続ける自分
安定を守る自分
無難な未来を選ぶ自分
その“古い自分”を、
手放すことを許可したから。
やめると決めたら、
未来の選択肢が増えたのです。
会社員を続けることは、
決して悪いことではありません。
でも、私にとっては、
「もう十分やり切った」という感覚があった。
32年。
一つの人生を、しっかり全うした感覚でした。
だから、次に進んでもいい。
そう、自分に許可を出せた。
■ 「軽さ」は、勇気の副産物
心が軽くなったのは、
収入が増えたからでも、
時間ができたからでもありません。
「自分の人生のハンドルを、自分で握った」
その感覚が、軽さを生みました。
振り返ると、
人生が動く瞬間はいつもそうでした。
・ドイツへ渡った時
・本を出すと決めた時
・海外で講演すると決めた時
すべて、怖さとセットでした。
でも今回の決断は、
これまでで一番静かで、
そして一番深いものでした。
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