見出し画像

【躁うつと生きる】離婚やめます⑧✴︎最終回✴︎間違い直し

前書き


つい数ヶ月前までの私は、離婚することを決意し、行動を起こしていました。
けれど、私の躁うつという特質もあって潔く離婚に踏み切れずにいました。

鬱再発で休職することになった私は、離婚への考えも含め、自分の心としっかり向き合ってみようと考えました。その中で出会ったこの場「note」に様々つらつらと書き続けるうちに、私のこの先の人生は、離婚によっては得られない、との答えに辿り着きました。

***
本記事は、離婚を決意してからそれをやめようと思うまでをまとめている、連載記事の、最終回です。
ここまで読んでくださった読者の方、フォロワーの皆さまには、感謝の気持ちでいっぱいです。
皆さまがおられたから、私はここまで書き続けることができました。
結局私の心に軸は出来たのか、今の決断に後悔はないのか、不安定な自分にそれは断言できません。
それでも、書き上げたことは今後の私の大きな自信となり、これからを支えてくれると思っています。ほんとうに、ありがとうございます✨✨

**今記事から読んでくださる方へ**
本記事は大変自分本位な記事で、誰かの役に立てる目的でもなく、自分の心の整理のために書いています。
そんな記事でも読んでくださったら、私はとても励みになります。
お立ち寄りくださり光栄です。


これまでのあらすじ

私は三人男児の母親で、小学校の教師をしています。R7.3.11現在は、鬱病のために休職しています。息子のうち長男と三男はADHDで、3年前から長男が父親(文中では「旦那さん」と記しています)の虐待を受けていました。私は子どもを守るという命題のもと離婚を決意し、準備を進めます。けれども躁転したり鬱転したり、理想通りに潔くは進みません。警察へ通報をしても、離婚も別居もできませんでした。我が家は、虐待をした父親とそれを認め許した母親として「経過観察扱い」となりました。その後父親の暴力はなくなりますが、不安と恨みで緊張の糸が張り詰めていた私は、再び鬱転します。

①溢れた器、②恐怖の中の覚悟、③虎視眈々…事件は突然に、④雨降って、固まったものは、⑤警察への通報、
⑥揺れる想い、⑦疑心暗鬼から変わりゆくもの

***
児童虐待は、あってはならないことです。
子どもに親が暴力をふるうことや、暴言を浴びせること、育てることを放棄することは、決して許されないことです。

ですが、親も人間です。
イライラすることもあれば、我が子といえども理解し難いこともあります

そんな大変な子育ての中で、手を出してしまう過ちを、親だからといって、すぐに修正できるものでしょうか。

答えは、いいえ。
修正には、感じ方はそれぞれですが、時間がかかるものです。

虐待が起こる時、守るべき最優先は子どもです。
ですが同時に、虐待を起こしてしまった親に対しても、過ちを反省し、償い、修正する方へ導こうとすることも、同じように必要だと思うようになりました。
恨むべきは「行為」であって、「人」であってはならないのです。

でもその修正が、警察の指導や児相の面談だけでは、心を解きほぐすには、あまりにも寂しい。
完璧な親はいないです。
完璧な子育てなどありません。
私だって、ちっとも、完璧とは程遠いのに、旦那さんだけを責める資格が、どこにあったのでしょう。

自分で蒔いた種


警察への通報以来、児童相談所(以下児相)で「親面談」が行われるようになりました。そこでは現状の確認と虐待についての指導がなされます。夫婦で受けても、別々でも良いのですが、私は別々を希望しました。

ネグレクト状態にしかならなかった旦那さんが、長男へ穏やかに声をかけるようになっていったのは、この児相面談も一役かっていると思いました。やはり他者から冷静に話があることはとても大事なことだと思わされます。

私は調子の悪い時は電話で、調子が良くなったら対面で、児相の方と話す機会をいただいています。
児相の方からは、旦那さんの子どもへの身体的虐待や心理的虐待について、詳しく確認されました。児相としては、児童虐待が改善されているか、子どもが今後守られる状態にあるのか、それが最も重要な点です。
虐待が収まらず、それでも家族修復を目指すところなどは、虐待親を隔離生活させて、更生プログラムを受ける人もいるそうです。

子どもの安全を第一に考えておられる児相の方の話で一番心に残ったのは、
「お子さんは、お母さんのことも、お父さんのことも、大好きなのです」
という言葉でした。
封印するように心の外へ放り出されていた、本当は知っていた言葉。

それは、警察署で長男がこぼした、本心でした。

私はいつしか、離婚するために旦那さんの虐待を子どもに記憶させようとしていたのです。
離婚の種を、私はせっせと蒔いていたのです。
本当の意味で、子どもを守ることをしていなかったのです。
離婚する決意をする原因を作ったのは紛れもなく旦那さんの虐待行為です。
でも、離婚することが子どもを守ることとイコールではないということに、私はようやく気付いていきました
私のやってきたことは、自身の病気に悲劇のヒロインをなぞらえ、子どもを守るという大義名分を振りかざした、尊大な責任転嫁とも言えるのでした。

間違い直し


ひどく遠回りをして気づいた私の間違いは、
巡り巡って自分自身をも、傷つけていたのでした。それはまるで、慣れない鎧をまとって、盾と剣を持ち、子どもと旦那さんの間に立ちはだかっているようなものでした。

*🪖*
鬱転して、ほとんど寝ている時の私は、今回初めて旦那さんが家事育児をしてくれることを信じて、甘えることに徹しました。
鎧を脱いで、無防備になり、あるがままに身を任せることにしたのです。
自分の心を解きほぐし、家のことは家族に任せ、病気としっかりと向き合って、自分を整えることを優先しました。

*🗡️*
次に旦那さんに対しては、振り上げた剣を下ろし、素手になることにしました。
ずっと私は、長男のADHDを理解できない旦那さんのことを、なぜ我が子なのにこんなにも理解しようとしないのかと怒り、責めずにはいられませんでした。
理解するにはまだまだ時間が必要だけれど、虐待を抑えるようになり、腹が立ったらその場を離れることができるようになった旦那さんに、穏やかに声をかけることにしました。
「よく抑えてくれたね、ありがとう」
「ご飯、どうする?一緒に食べる?」
旦那さんも本当は、長男を理解をしたいのだと、考えるようになりました。

*🛡️*
最後に子どもを守るために構えていた、堅い堅い盾を持つのを辞めました。
子どもにとっては大好きなお父さんです。
私が子どもをかけがえのない存在だと思うように、旦那さんにとっても、子どもは大事な自分の宝物です。
旦那さんから子どもを奪いたいんじゃない。
まして子どもたちから、お父さんを奪うことなんて、できるはずがありません。
ガチガチに固められた母親の守りは、さぞかし滑稽だったことでしょう。

「お母さんは、いるだけでいいよ」
「お母さんには、笑ってほしい」

鎧を脱いで、剣も盾も置いて欲しい。
そんな意味にも思えました。
子どもの方が、固まった頭の大人より、言葉も思いも、ずっとずっと温かいのでした。

酷鬱からゆっくりと起き上がり、
子どもたちの温かさに励まされ、
noteを始め・・・励まされ・温められ・・・
私は私の間違った思い込みが、解きほぐされていくのを感じました。

力を抜いて、頭を空っぽにして、残った私の心にあるものは、「感謝」でした。

変わったものと、変わらないもの


私は前向きに「離婚をやめる」決意をし始めました。

だんだんと、旦那さんの長男への接し方が、穏やかに変わっていきました。

そうすると次男の言葉が、伴って穏やかになりました。

私の意識の変化は確実に子どもに伝染し、それがゆくゆく、旦那さんにも伝わっていきました
これが①で書いた、離婚をやめることになったのは「私のおかげが半分」の理由です。
でも、元を正せば私の意識を変えようと思わせてくれたのは子どもたちだから、私が変わったのでは、ないのかもしれないのですよね。

一番変わったのが分かったのは、それまで味噌汁とオムライスしか料理のレパートリーのなかった旦那さんが、ハンバーグシチューを作るようになり、豚の生姜焼きも作れるようになったことでしょうか。

変わらないこともたくさんあります。

例えば、長男の特性。
朝起きられないこと、片付けができないこと、伝えたことが伝わらないこと、言いたいことが伝えられないこと・・・変わらない彼の愛しい特性。

そして、
わかってはいても、側にいると腹が立つこと。
全てを理解することは、難しいということ。
性格というものでしょうか。

変えられません、特質は。性格は。
私が今ここに存在することが、変わらない事実であるように。
けれど、心の持ち様(有り様)は変えられます。
嫌だったり、腹が立ったり、やるせなかったりする心は、後からいくらでも落ち着いて、みんなで整えることができるのです。

これからも


そして現在。
明後日から仕事復帰です。
忙しくなります。
私はこれからもきっと、躁と鬱を繰り返します。
必ず。
やる気になったり、落ち込んだり、イライラしたり、やり過ぎて疲れたり、するのです。

でも、これからは、そうなった時、
ひと呼吸置いて考えて、心を整える自分であろうと思います。
大事なものは、家族。そして、感謝をすること。
もちろん家族には自分である私も入ります。


今日も居てくれてありがとう。
勇気と安らぎをありがとう。

責めず、否定せず、無理させない。
自分のことも、責めず否定せず無理しない。
これからも、自分の心と向き合って、
やっかい極まりない自分を、家族と支え合いながら、生きていきたいと、思います。
家族と一緒に間違い直しを繰り返しながら、
自分を生きていきたい
と、思います。

これが、私の「離婚やめます」の結論です。

〈完〉


*noterの方々の記事紹介*

フォロワーさんから学ばせていただいた記事から、特に今記事において参考にした記事を、共有させていただきます✨✨

一気にファンになってしまいました、温かい言葉で励ましとぬくもりを感じさせてくださる、みよハピさん🥹私の中にあるかもしれない、幸せを引き寄せる波動を揺らしてくださいました。どの記事も、学びと癒しでいっぱいです💖

自分は救っているつもりで救われている、その気づきをさらに後押ししてくださった、とことこてーさん🙏見守られている安心感に、どれほど励まされたでしょうか🥺

虐待する側の心を解きほぐしたい、子どもたちのためにも、私自身を労わるためにも。
そう思っていたときに出会った、こいけさんの、記事です✨

いつもそこに居て、どんと構えてくださるさんくさん。正義をふりかざしたところで、自分を守れていないよねと、気づかせてくださいました😂
いつもいるよ、と公言してくださる安心感に救われています🪴


***
最後まで、読んでくださった読者の皆さま🌹
誠に誠にありがとうございました✨✨
①を、書いた時から、変化しつつある連載記事となってしまい、途中前後関係がおかしくなったり脈絡が合わなくなったりした文もあったと思います。
読み苦しい文も多々ありましたものを、スキ、フォロー、コメント等してくださった方々、本当にありがとうございました🙏
これからも皆さまの記事から、励みと学びをさせていただきたいと思っております💫


*これまでの連載記事*

①溢れた器(後半有料記事)https://note.com/large_worm6895/n/n50feb66ce518

②恐怖の中の覚悟、不安なハンドル(後半有料)
https://note.com/large_worm6895/n/n149f99f027c1?sub_rt=share_b

③虎視眈々…事件は突然にhttps://note.com/large_worm6895/n/n06a59a9725c3

④雨降って、固まったものは
https://note.com/large_worm6895/n/n3df165eb41c7?sub_rt=share_b

⑤警察への通報(後半有料記事)
https://note.com/large_worm6895/n/n23c9164f8343?sub_rt=share_b

⑥揺れる想い
https://note.com/large_worm6895/n/n555f88dfb9d9?sub_rt=share_b

⑦疑心暗鬼から変わりゆくもの

https://note.com/large_worm6895/n/n5fb435d94a09

***その他関連記事***


いいなと思ったら応援しよう!

坂縞理子 毎日思ったことを書き連ね、心の整理をしています。読んでくださるだけで、励みなっています✨感謝の気持ちを込めて🌹ありがとうございます✨