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割と大事なこと

これまでなんとなく生きてきた。
誰もが持つ「なぜ生きるのか」という根源的な疑問については、ぼくも何度か真剣に考えてみたが、いくら考えてもしっくりする答は見つからないので、面倒なのでもう考えないことにする、という結論に毎回至った。
それでもそれなりに今幸せな気はするし、自分が想像していた未来とは違うけれども、それはそれで悪くないと思っている(といった感触を持つ人は結構多い気がする。)

仕事については、いつもなにか気怠いし、よほど興味をそそられるか追い詰められないとやる気が出ない。
出来れば仕事をせずに、毎日本を読んだり、ダラダラとゲームをしたり、ビデオを見たりして暮らしたいと長年思い続けてきた。目標ダメ人間というところだ。
が、残念ながら、仕事は次から次へと目の前にやってくる。
そんなときに自分を鼓舞するために考えることは、会社に貢献しよう、世の中の役に立とう、などという大仰なことではなくて、目の前にいる顧客の役に立ちたいという思いだ。
実際仕事を進めていくと、知識やノウハウはもちろんある程度必要だが、一番大事なのは相手を思いやることだといつも実感する。
相手が何を欲しているかを考え、それを実現するには何をすれば良いかを考え、そして愚直に実行する。
その過程での何やかやが結果的に仕事の質を上げる。自分の経験値も上がるし、何より相手も自分も満足させられる。

これは家族や友人と過ごすときも同じで、相手の心情を思いやり、いつもニコニコ接していれば、お互い何かにふんわりと優しく包まれたような心持になれる。
ペットだって相手を思いやって世話をすれば、手や顔を舐めてくれたり、前脚をパタパタしてじゃれたりしてくれて、ほんわかした気分になれる。
さらにはモノを大事にすれば、モノもそれに応えて日に日に手に馴染んでいってくれる。
つまりは、ヒトでもモノでも動物でも植物でも同じことだ。
思いやりには、相手も自分も満足させる力がある。

とはいえ、思いやっても相手に響かないこと、期待通りにいかないこと、アタマにくることもままあるだろう。
でもまあ、気にするな。そういうこともある。すぐに忘れよう。
長い目で見れば自分に返ってくることの方が多いし、何より素晴らしいことは、思いやりは次々に伝染して広がっていく。

結論:人生にさしたる意味はないかもしれない。
だからこそ、あらゆるものに思いやりを。
それが未来のためにできることだから。

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