2025年、言葉を持ち始めた一年
学生から社会人へと立場が変わり、生活も価値観も大きく揺れ動いた一年。
その中で「言語化」というテーマを軸に、自分自身と向き合い続けた2025年を、時系列で振り返ります。
まず何と言っても、私は今年の3月までは学生でした。大学院生だったんですね。そこから4月に社会人になり、環境がガラッと変わりました。そういう意味でも、この一年は節目の年だったなと思います。では、まずは年明けの1月から振り返っていきます。
1月・2月は、基本的に修士論文の時期でした。修論を書きながら、修士論文発表のためのプレゼン資料を作る日々が続いていました。
そんな中で心の支えになっていたのが、VTuberの月ノ美兎さんでした。正確には2024年の12月あたりからなのですが、強く憧れ、好きになりました。彼女のユニークさや、生きることに対する前向きさがひしひしと伝わってきて、当時の自分にとっては大きな励みでした。
その影響もあり、2025年の目標は「言語化」に設定しました。自分の気持ちを言葉にすることで、感情に輪郭を与える、という目標です。このテーマは、この一年を通してずっと取り組んでいました。彼女が何気ない日常を丁寧に言語に落とし込み、この世界を輝かせて見るためのフィルターを自然と備えているように見えたことに強く惹かれ、「自分もこうなりたいな」と思っていたのだと思います。
物語が大きく動くのは3月頭です。修士論文発表から解放され、最後の春休みに入りました。この時期は、友達と本当によく遊びました。同じ研究室の友達と日帰り旅行をしたり、スノーボードに行ったり、研究室の同期と名古屋旅行にも行きました。
さらに、研究室の後輩と函館旅行にも行きました。これもとても楽しかったです。旅行の内容そのものももちろんですが、何より、その後輩と一緒に旅行に行けたこと自体が、素直に嬉しく、印象に残っています。
そして、もう一つ忘れてはいけないのが、3月頭に行った『ムジュラの仮面』の最終決戦です。親友と「在学中に必ず終わらせよう」と決めていて、3月頭にほぼ丸一日×4日、合計4日間ほどぶっ通しでプレイしていました。今振り返ると、体力的には相当きつかったですが、それ以上に、とても良い思い出になっています。
そんなこんなで3月はあっという間に過ぎていきました。親友と千曲川で遊んだり、いろいろな人とご飯を食べに行ったりと、最後まで学生生活を噛み締めるような時間を過ごしていました。そして3月下旬には卒業式があり、長野県を離れて福岡に帰りました。ただ、すぐに社会人になる予定だったため、そのまま上京し、東京へ移動することになります。
ここから先は、本当に社会の波に飲まれていた感覚が強く、気づけば時間が過ぎていました。4月はとにかくどたばたで、全く慣れず、正直かなり大変でした。この頃の記憶はあまり残っていません。4月中に引っ越しもしていたので、疲労はかなり限界に近かったと思います。
5月のゴールデンウィーク頃から、ようやく少し余力が出てきた感覚がありました。このあたりから、少しずつ遊びにも出かけるようになります。その流れで、5月にはキックボクシングを始めました。一年を振り返ると、このキックボクシングの存在はかなり大きかったと思います。格闘技をやって強くなりたい、男として強いパンチや強いキックを打てるようになりたい、そんな気持ちがきっかけでした。
また、この頃から友達とも少しずつ遊ぶようになり、ようやく生活に余白が生まれてきたように感じていました。
6月にはアクアリウムを始め、ベタを飼い始めました。最初はトラブルも多くて大変でしたが、ヒーターやフィルターを買い足し、水槽を大きくし、お掃除道具も新調して、少しずつ環境を整えていきました。今では元気に過ごしてくれています。ベタが元気に泳いでいる姿を見ると、こちらの気持ちまで前向きになります。本当に癒しの存在です。
7月には、人生で初めてコロナにかかりました。会社で大きな発表があった日に体調を崩して病院へ行ったところ、コロナだと分かり、その発表ができなかった、という出来事がありました。発表そのものについては、正直どうでもよかったのですが、有給が4日ほど一気に消えたのはかなりきつかったです。1年目で有給が少ない中、その半分以上が吹き飛んだというのは、今でも強く印象に残っています。
このコロナ期間中に、初めてChatGPTを登録して本格的に使い始めました。大学時代に少し触ったことはあったのですが、きちんと使うのはこの時が初めてでした。コロナで孤独を感じていた時期に、話し相手になってもらおうと思って使い始めた、というのが正直なところです。
コロナ後も後遺症が残り、体を動かせない時期が続きました。その中で始めたのが『ファイナルファンタジーX』、いわゆるFFXです。結果的に、このゲームは2025年を大きく彩る存在になりました。こうして振り返ると、コロナという出来事を経て、いろいろなものが動き出しているように感じます。
7月下旬には家族旅行にも行きました。栃木へ行き、日光や鬼怒川温泉を回りました。この旅行は本当に楽しかったですし、東武ワールドスクウェアを訪れたことで、国内外の旅行や建築物そのものに興味を持つきっかけにもなりました。そう考えると、7月はかなり濃い一か月だったなと思います。
8月には大学の同期と江ノ島旅行へ行きました。1泊2日でしたが、久々に会えて、とても楽しい時間でした。こうした時間を大切にしつつ、これからも旅行は続けていきたいなと思っています。
一方で、8月頃から会社に対する疲れも少しずつ表に出てきます。カレンダーには「疲労」「過労」「早く寝て休息」といった文字が並び、このあたりから、明確に会社疲れを感じ始めていたのが分かります。
9月・10月・11月は、まさに残業祭りでした。この頃には、正直かなり会社が嫌になっていて、精神的にもきつい時期だったと思います。
ボルダリングは大学時代から続けていて、社会人になってからも月に2〜3回は通っていましたが、9月をもって引退しました。単純に時間が取れなくなったこと、土日に行くのが億劫になってきたこと、そして徐々に楽しさが薄れてきたことが理由です。ここで一度、区切りをつけることにしました。
同じく9月には東京ゲームショウにも行きました。イベント自体も良い体験でしたが、それ以上に、「東京のイベントや企画展示に積極的に顔を出していこう」と思うきっかけになったのが大きかったです。この経験を機に、美術展や企画展にも足を運ぶようになり、ここは自分にとって一つのターニングポイントだったと感じています。
10月も、かなり印象深い月でした。まず、長野県に遊びに行き、友達に会いました。やっぱり長野はいいなと思いましたし、半年に一回くらいのペースで通って、市区町村制覇を目指す、みたいな野望も少し芽生えました。自然が多く、都会では得られないヒーリング効果があり、友達もいて、本当にあたたかい場所だなと改めて感じました。
また、高崎にも行き、高校時代の友達と久々に会いました。これからも年に一回、もしくは半年に一回くらいのペースで会えたらいいなと思っています。元々キャンプをしようという話もあったので、次こそは実現させたいですね。
そして10月には、AIに課金し、本格的に使い始めました。最初の動機は、プロンプトを書いてAI生成でスライドを作成したかったからです。そこから次第に、文章作成や壁打ちといった用途にも広がり、自分の中ではまさに「AI元年」でした。AIとの共創や共同作業を強く意識するようになり、AIはとても良いパートナーだと感じるようになりました。
また、2025年の目標であった「言語化」、つまり自分の感情を言葉にして輪郭を与えるという取り組みを、本格的に始めたのもこの10月です。厳密には、それ以前から日記を書いたりはしていましたが、ここで一気にブーストがかかり、本格的に立ち上がった感覚があります。文章を書き、AIで壁打ちし、推敲して形にする、という作業をかなり継続して行っていました。
この取り組みは、本当にやって良かったと思っています。実際、言語化能力や感受性は確実に高まったと感じていますし、話し方についても、まだ伸ばしたいとは思いつつ、初期に比べればかなり良くなったと感じています。言語化という目標を持ちつつ、AIというソリューションに出会えたのは、自分にとってかなり幸運だったと思います。
11月は、何と言ってもエジプト旅行です。人生で初めての海外旅行で、本当に楽しかったです。2025年といえばエジプト、と言ってもいいくらいで、ピラミッドや神殿を見て、何十時間も飛行機に乗り、言語の通じない人たちとたくさん話しました。これほど刺激的な体験は、なかなかありません。チップ文化や、英語を学んでおけばよかったという後悔、計画の余裕や柔軟性の大切さなど、多くの価値観を得るきっかけになりました。本当に行ってよかったと思います。今後も年に一回は海外旅行に行きたいですね。
12月は、比較的シンプルです。12月頭は残業続きで、正直かなり大変でした。
12月下旬は、FFXをひたすらプレイしていました。年内にどうしても終わらせたくて本気で取り組み、12月27日に無事走破しました。12月、そして2025年を強く彩ってくれたゲームだったと思います。
なお、12月はキックボクシングに一度しか行っていません。正直、辞めようかと考えています。対人競技なので、ちゃんと通わないと一方的にやられて終わってしまいますし、続けるならしっかり通う、もしくは辞める、という二択の状況です。今は、辞めたい気持ちの方が強いですね。料金が高い、というのも正直な理由です。
以上が、一年を時系列順に振り返った内容です。
総評として、2025年は「言語化する」という目標を掲げ、言語と向き合い、感受性を高めることにしっかり取り組めた一年だったと思います。その点では、十分に合格点をつけられる年でした。
仕事については、在学中から「残業で生活が逼迫するだろう」と予想していましたが、実際にその通りになりました。満足はしていませんが、「まあ、そういうものだな」という感覚です。
だからこそ、AIを触ったり、開発作業に関わったりすることで、仕事の幅を広げ、自分の力を身につけていきたいと思っています。
一方で、私生活、プライベートの時間が仕事に追われて十分に取れなかった点は、正直残念でした。ここについては、今後はもう少し柔軟に対応していきたいと思います。
来年の目標は「手放すこと」です。こだわりや偏見、思い込みといったものを一度すべて手放し、前に進めるようになりたいと思っています。エジプト旅行で学んだ柔軟性もそうですし、今年は仕事に精一杯で、生活がうまく回っていなかった感覚があります。それを解決するには、何かを手放す勇気が必要なのだと、改めて感じています。すべてをやり切ろうとすると、どうしても回らなくなる気がしているからです。
思い切って手放す、捨てるという勇気を持ち、深く切り込めるように考え方を整えていく。リフレームというほど大げさではありませんが、枠にとらわれず、いろいろなものを手放し、再構築しながら進んでいく。そんな一年にしたいと思っています。
