世界の神話を巡る旅:エジプト神話 第1話 オシリス神話 ―― エジプト神話の始まり|なぜオシリスは冥界の王になったのか?
エジプト神話最大の物語「オシリス神話」を、古代の伝承に忠実な形でわかりやすく解説します。
平和を築いた神オシリス、嫉妬に燃える弟セト、そして夫を救うため世界を旅した女神イシス――。
死と復活、そして冥界の王の誕生を描く、エジプト神話の原点となる物語です。
このシリーズでは、古代エジプト神話を時代設定や世界観を変えることなく、伝承に基づいて紹介していきます。
はるか昔、ナイル川が命を育むエジプトの大地には、世界を治める神々がいました。
大地の神ゲブと天空の女神ヌトの間に生まれた四柱の神――オシリス、イシス、セト、ネフティス。その中で、オシリスは王としてエジプトを統治しました。

オシリスは人々に農業を教え、麦を育て、法律を定め、争いを鎮めました。彼の治世は豊かで平和に満ち、人々は神の王を深く敬いました。そして王妃となったのは、知恵と魔法を司る妹イシスでした。二人は神々の理想の夫婦として知られるようになります。

しかし、この繁栄を妬む者がいました。砂漠と嵐を司る弟セトです。王座を奪いたいセトは巧妙な計画を立てます。
ある日の宴で、豪華な棺を用意したセトは「この棺にぴったり入る者へ贈ろう」と宣言しました。神々が次々と試しましたが、誰も合いません。

そして最後に横たわったオシリスに合わせて作られた棺は、まさにぴったりでした。その瞬間、セトの仲間たちはふたを閉め、釘を打ち込み、鉛で封印すると、棺をナイル川へ流してしまいます。

悲しみに暮れたイシスは、世界中を旅して夫を探し続けました。長い探索の末、遠いビブロスの地で棺を見つけ、ようやく夫の亡骸をエジプトへ連れ帰ります。

しかし、それを知ったセトは激怒しました。彼はオシリスの遺体を奪い去ると、十四の部分に切り裂き、エジプト各地へ散らしてしまいます。
それでもイシスは決して諦めませんでした。妹ネフティスとともに各地を巡り、散らばった遺体を一つずつ集めていきます。そして魔法の力によって一時だけオシリスを蘇らせました。

この奇跡の中で、二人の間には後に王となる神ホルスが宿ります。
しかし、オシリスはもはや地上へ戻ることはできませんでした。彼は冥界へ赴き、死者を裁く王となります。
こうしてオシリスは「死と再生」の神となり、毎年よみがえる植物の命と重ねられ、人々に永遠の命への希望を与えました。
そして成長したホルスは、父の王位を取り戻すため、宿敵セトとの壮大な戦いへと向かうのです。

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監督:こう爺
お話とプロンプト:ChatGPT
画像と動画:Flow
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