【読書感想文】「谷口ジロー 描くよろこび Le monde de Jirô Taniguchi」
こんにちは。ネタバレを一切しないで感想文を書き、その本を他人におススメすることは可能なのだろうか、と言う、わりとどうでも良いことをわりと良い加減に試しております。
今回読んだ本は、タイトル画像でお気づきの通り、孤独のグルメのコミックを担当された方、谷口ジロー氏の仕事を一冊にまとめた本です。
フランス語
サブタイトル部分がフランス語です!
「谷口ジローの世界」
この部分、大事。
この方、孤独のグルメで知ったのですが、はるかに大きな成果をあげて、文化的評価を得てる人なんです!
知ってました?
公開情報から辿ります。
谷口ジローは、フランスをはじめとする欧州で「マンガを芸術の域に高めた作家」として極めて高く評価されています。その作風はフランス・ベルギーの漫画文化「バンド・デシネ」と親和性が高く、緻密な風景描写や静謐な人間ドラマは、現地の読者から深い敬意を持って受け入れられています。
客観的な実績として、2011年にはフランス政府から芸術文化勲章「シュヴァリエ」を授与されました。また、欧州最大級の漫画祭であるアングレーム国際漫画祭では、『遥かな町へ』で最優秀脚本賞を受賞するなど、複数の主要賞を獲得しています。2015年には同漫画祭で大規模な回顧展が開催されるなど、単なる一漫画家の枠を超え、現代を代表する芸術家の一人として位置づけられています。
バンド・デシネ、って言葉、初めて知りました。
「タンタンの冒険」とかですね。調べてみますと大人の知的なマンガのことらしいです。
フランスを中心として、ヨーロッパで高い評価を受けた方だったんですね。。。
このサブタイトル、大げさだと思ったけど、適切でした。驚きました。
日本語
となると振り返って日本語タイトルは、小さく見えて来ますよ。
「たのしみ」ってひらがなで書かれると、個人の中の話題の様な。。。
ここに、この本の魅力が有りました。日本の外からこの作家を見ると、まさに巨人。他方、この方の作品作りの姿勢はまるで楽しんでいるかの様な穏やかな精神の集中を感じさせるのです。
ただ上手なマンガ家、巨匠なだけじゃなかった。
出版
この方が亡くなったのは2017年。
この本の出版は2018年です。
仕事を総括出来る最短タイミングで出版されたんです。
これから回顧展やマンガを原作とした映画の紹介など、きっと見かけることがあるかもです。
おススメ
この本を読んで、この本をおススメする、と書きたいのですが、むしろ谷口ジロー氏の作品をおススメしたい。この本がそもそもそう言う趣旨の本でした。谷口ジロー氏の作品をおススメする本。
緻密な背景・食べ物・動物・人物の表現がまさに没入可能な世界です。
ワタシも読んでみようっ。
またご報告しますね。
