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夜明け前に目が覚めて、良かったことばかり思い出した。

まだ暗い時間に、目が覚めました。

時計を見ると、夜明け前。眠いけれど、眠れない。布団の中で目を閉じても、意識だけが冴えている。しばらくそのままでいると、頭の中に何かが浮かんできました。

良かったことばかりでした。

悪い記憶ではなく、良かった記憶が浮かんでくる

あのときの達成感。誰かに感謝された瞬間。うまくいったあの場面。次々と浮かんでくるのは、なぜか良かったことばかりでした。

なぜだろうと思いながら、天井を見ていました。
今の状態が不安定なとき、心は過去の良かった記憶に安心を求めるのかもしれない。夜明け前という、一日の中で最も不安定な時間に目が覚めるからこそ、心が安定していたころの記憶を引き出してくるのではないか。そんな気がしました。

でも、思い出したところで現実は変わらない

良かった記憶が浮かんでも、現実は何も変わりません。

布団の中で過去を思い出したところで、明日の仕事がなくなるわけでも、抱えている問題が解決するわけでもない。思い出は思い出のまま、現実は現実のまま。それでも、良かったことを思い出し続けていました。

そのうちに、ふと気づきました。

今の現実に、何かが足りていないのかもしれない
良かった記憶を思い出しているのは、今の現実に不安や物足りなさを感じているからかもしれない。あのころは夢中になれるものがあった。楽しみに思えることがあった。その感覚が、今は薄れているのかもしれない。

夜明け前に目が覚えて眠れないとき、良かったことを思い出しているなら、それは今の現実に不安や物足りなさを感じているのかもしれません。その気持ちに気づいたとき、また夢中になれるものや楽しみに思えることを探してみる。それが見つかれば、現実に立ち向かえる力が生まれてくる気がしています。

気づけば、空が少しずつ明るくなっていました。

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