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うまくいかなかった日々が、わたしをつくった

中学2年の終わり、引っ越しで転校。
テニス部のみんなが、反対側のプラットフォームまで降りてきてくれた日のことを、今でも覚えています。

声を上げて泣きたかったけど、押し殺しました。
母も、兄妹も、一緒にいたので、泣いてる姿を見られたくなかった。
だけど、たぶん、ばれていたと思います。

今でも、思い出すと泣けてきます。

ゼロから、また始める

それが、3回目の転校でした。

小3から小4(車に揺られて)。
小6から中1(海を超えて)。
中2から中3(また、海を超えて)。

引っ越し自体は、もっとあります。

最後の転校の話を聞いた時「またか」という感覚でした。
母に、嫌だと泣きじゃくった記憶があります。
だけど、どうしようもなかった。

転校するたびに、新しい場所で、ゼロから関係を作り直す。
いつの間にか、自分を守るために、弱いところを見せなくなっていました。
気づいたら、自分のことは自分で決める人間になっていました。

人に相談しない。
自己開示もうまくできない。

それが遠回りの一因だったと、今ならわかります。

伝えたいのに、伝えられない

昔から、思っていることをうまく伝えられませんでした。

頭の中には言葉があるのに、口に出すタイミングを逃す。
考えているうちに話が終わる。

中途半端に言葉にすると、相手に全然違う意味で受け取られることもありました。
「なんで伝えられないんだろう」と、長い時間をかけてコンプレックスに感じていました。

だからずっと人と関わるお仕事をしてきた中で、意識していたことがあります。

目の前の人が何を訴えているのかを、ちゃんと掴むこと。
相手の言葉をまず聞くこと。

そうしているうちに、自分の言葉が自然に出てくるようになりました。

そして気づけば、人前で話すことが怖くなくなっていました。
今では、むしろ好きだと思っています。

将来の夢と、今していること

少し前に、実家で古い文集を見つけました。
小学校の低学年のころに書いたものです。

将来の夢の欄には「学校の先生」とありました。

当時の記憶は、全然ありません。
でも、なぜかこのことを、ときどき思い出します。

実はわたしは、高校を中退しています。
当時は、自分の人生をちゃんと考えていませんでした。

でも今、わたしはクリエイターを育てるコミュニティの運営に関わっています。

以前に何度か、母校に講師として呼んでいただいて、講義をしたことがあります。
毎回120名ほどの後輩たちが集まる大きな教室で、こんな話をしました。

高校を辞めたわたしが、社会人学生になり、今はスクール運営をしている。

遠回りしてきた。でも、その遠回りが今の仕事に繋がった。
それだけは、確かだと思っています。

高校を辞めたわたしが、今、人の学びに関わっている。
遠回りしながら、ちゃんとそこへ向かっていたんだと思います。

うまくいかなかった日々が、わたしをつくった

もっとうまくやれていたら、と思う場面が、人生にはいくつもありました。

でも今、こう思います。

転校を繰り返してきたからこそ、大きく環境を変えることに抵抗がなくなった。
ゼロから関係を構築することができるようになった。

うまく伝えられなかったからこそ、伝わる言葉を考えるようになった。
目の前の人の言葉をちゃんと聞くようになった。

高校を中退したからこそ、出会えた人たちがいる。
その出会いがあったからこそ、人生の意味を真剣に考えるようになった。

あなたにも、うまくいかなかった日々はありますか?
その日々が、きっとあなたをつくっています。

変わっていく人と、止まってしまう人の違いについて書いてみました。
よければ読んでみてください。

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