見出し画像

骨洗い ― Lapis cunaを象徴する、“ぬくもりの技術”

「骨洗い」──はじめましての記事で少し触れましたが、ラピスクーナを語るとき、この技術を外すことはできません。

初めて聞くと「骨を…洗う?」とインパクト強めに感じる方も多いのですが、言葉の響きとは裏腹に、疲れた身体に寄り添う繊細で丁寧な技術なんです。



骨洗いが生まれた背景

この技術を考案したのは、ラピスクーナのプロデューサーであり、長年エステティックの指導に携わってきた藤井峯子です。

エステサロン全盛期のころ、多忙な中で、自分の体をすり減らすように働いていた時期がありました。

背中が板のように固まり、朝起きても疲れが抜けない。病院へ行っても「原因が見当たらない」と言われる日々。
そんな“抜けない疲れ”に悩み続けていたのだそうです。

転機が訪れたのは、ある研修で受けたマッサージ。
施術中は驚くほど強い刺激でお世辞でも心地良いと言えるものではなかったのに、翌日、ふと気づくと、「何年も抱えていた重さがすっと消えていた」そんな衝撃の変化が生まれました。

——なぜ、(痛かったけれども)深い部分に働きかけると、こんなにも体が楽になるのだろう?

この素朴な問いが、藤井の中で大きな探求心へと変わっていきます。
“強い刺激” ではなく、“本質的に身体をゆるめ、芯から軽くなるケアとは何か。”

その答えを探しながら、現場で試行錯誤を繰り返す中で、「骨と筋肉の境目にこそ疲れが溜まる」 という気づきに行き着きました。

こうした積み重ねの先に、骨まわりの滞りを整えていくという新しい発想が生まれ、2004年骨洗いの技術が完成したのです。

現在も新人研修を担当している藤井

骨のまわりに“疲れ”が宿る理由

私たちは日常の中で、姿勢の偏りやストレスによって、深いところにまで緊張をため込んでしまいます。

とくに骨と筋肉の境界部は、老廃物が溜まりやすく、それが巡りを妨げ、
・肩や首の重さ
・顔のくすみ
・肌のハリ低下
・慢性的な疲労感
につながります。

骨洗いは、こうした深い部分をじんわり温め、ゆっくりとゆるめながら巡りを整える技術。

表面だけでは届かない場所に働きかけることで、静かにほどけていくような軽さ を感じていただけます。

骨の周りはしつこく、丁寧に

手から伝わるぬくもり

藤井がもっとも大切にしているのは「相手を感じる心」です。
圧の強弱、温度、呼吸のリズム。
ひとつひとつを丁寧に合わせていくことで、技術は単なる施術ではなく、お客様との “対話” に変わっていきます。

実際にサロンでも、
「触れられただけで心がゆるんだ」
「深い部分がほどけて涙が出そうになった」
そんな声をいただくことがあります。

人の手のぬくもりだからこそ届けられる静けさ。
骨洗いは、その力を大切に育ててきた技術です。


おわりに

骨洗いは、ラピスクーナの象徴であり、原点とも言えるメニュー。
人の手だからこそできるケアを大切に、これからも“ぬくもりのエステティック”をお届けしていきます。

また読みに来ていただけると嬉しいです。


いいなと思ったら応援しよう!