初めてのゲームマーケットで手に入れたもの
■ごあいさつ
初めまして。藍田(らんた)あんと言います。
普段はVtuberやプログラミングをやっています。
今回ご縁があって、おっぽゲームズさんにお誘いいただき、売り子としてゲームマーケット2025春に参加してきました。
沢山の人とお話出来て、とてもとても楽しい体験が出来ました。
本当にありがとうございました。
その思い出を形にしたいと思い、今これを書いています。
本当は全ての出来事を書き連ねたいところですが、ここではひとつだけ。
もっとも鮮烈な記憶について書かせてください。
■それは2日目の朝の出来事
初めてのゲームマーケット。
それはまさしく熱狂の世界でどこもかしこもお祭り騒ぎ。
1日目が終わって一晩経っても、私の中の熱は収まりませんでした。
2日目、朝早く目が覚め、集合時間よりも30分早く会場についた私は、頭を冷やすために会場内を少し散歩をしていました。
初日は忙しさのあまり気が付きませんでしたが、広々として静かな会場は、体に残った熱を穏やかに冷ましてくれて、とても心地よいものでした。
ぶらぶら歩きながらチラシ置き場にある色とりどりのチラシを眺め、ふと顔を上げたとき、目に飛び込んできたのは、ブースの準備をする人たちの姿でした。
それはなんてことのない、開場前の準備風景。
私は、どうしようもなく目を奪われました。
これだけ大勢の人がいるのに、ここには自分の熱意の結晶を伝えたい人しかいない。
今この会場には、純然たる善意の時間が流れている。
それに気づいたとき、私はいてもたっても居られなくなり、慌てて再び歩き出しました。
設営レイアウトに悩む人。重そうに段ボールを運ぶ人。椅子に座って最終チェックをしている人。みんな嬉しそうに作業していました。
着ぐるみを着直している人。走ってどこかへ行く人。会いたい人に会えたのか黄色い声を上げる人。それぞれの背中には純粋な思いが光っていました。
あぁ。どうかこの時間が永遠に続きますように。
そう願わずにはいられませんでした。
今この世界は善意に満ちている。
私の作った素晴らしいものをおすそ分けしたい。
努力の結晶を一緒に分かち合いたい。
ただ、あなたに楽しんで欲しい。
このたった30分の出来事は、私の頭を鮮烈に焼きました。
まるで大きな虹を初めて見たときの、心を埋めた色鮮やかさのように。
こんなにも美しい時間があるのかと。
私のちっぽけな人生観をひっくり返すには十分すぎる衝撃でした。
これが、私が初めてのゲームマーケットで手に入れたものでした。
その後放心を悟られぬよう、何食わぬ顔で集合時間に戻ったのは内緒です。
■終わりに
今回ゲームマーケットに誘っていただいたおっぽゲームズさん。
並びに運営事務局様。
そして参加していたサークルの皆様。
素敵な時間を本当にありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

