【譜読み上達の本質】「読むな、感じろ」脳科学でわかるピアノ練習の正しい順番
譜読み、なかなか上達しないな〜って思ってる人、ちょっと待って!!!!もしかしたら、練習の方向性がそもそもずれてるかもしれません。
本気のピアノ学習者(初心者~中級を目指す人)に向けてアプリをリリースしたのでちょっと宣伝を兼ねて書かさせてください…。
で、譜読みに関して調べて試して、私が言いたいこと。それは…
「読むな、感じろ」
ってことです。
ってどういうこと?
よく「ドはここ、レはここ...」って一音一音確認しながら弾いてる人がいますね。これ、すごい非効率ですよね。
考えてみてほしいんだけど、今あなたがこの文章を読んでいるとき、「あ」「な」「た」って一文字ずつ認識してる?してないよね!ひとめ見ただけで、単語ごと・意味ごとに処理をしている…。
譜読みもまったく同じ。最終的にめざすのは、音符を「見た瞬間に指が動く」状態。一音一音を確認しながら弾くのは、ひらがな一文字ずつ読みあげながら本を読むようなもの。それって…めちゃくちゃ遅いじゃん!!!!
脳の中で何が起きてるか(神経レベルの話)
「音符を読んで→音名を考えて→鍵盤を探す」というやり方は、初心者には必要な段階でもあるけれど、最終的にはそこから少しずつ卒業していきたい。
サイトリーディング(譜読みの事ね)の研究では、熟練者ほど
楽譜の視覚情報をすばやく処理し、先を読みながら、運動の準備や実行につなげている
ことが示されています。つまり、毎回ことばで音名を確認するより、見た形を運動パターンとして結びつける力が大事になってくる、ということです。
この意味で、譜読み練習のゴールは
「音名を速く言えること」だけではなく、見た情報を演奏動作につなげる回路を育てること
とも言えそうです。
海外の研究でも言われてること
これ、私の感覚だけで言っているわけではなくて、初見演奏の研究では、
音の高さの認識そのものだけでなく、視覚処理・ワーキングメモリ・運動への変換・先読みなど、複数の要素が関わることが指摘されています。McPherson らの研究でも、初見力は単純な音名認識だけでは説明できない能力として扱われています。
『Fundamentals of Piano Practice』は無料公開されていて、サイトリーディングの章でも
鍵盤を見すぎず、個々の音ではなく構造として認識し、先を読む
ことの重要性が書かれています。
なるほど、最初から鍵盤で確認しながら練習すると、それが悪い習慣として定着する、ってね。
じゃあ実際の練習ステップはこれ
段階的にやるのがいいと思ってて、
【ステップ1】音符の高さを素早く認識する
楽譜を見て、音名を素早く声に出してみる。音を鳴らさなくていい!脳に「この形はこの音」っていうパターンを焼き付ける作業。目と声をつなぐ段階。
【ステップ2】声と鍵盤をつなげる
声で音名を読みながら、鍵盤も一緒に押す練習。音を確認するためじゃなくて、「視覚→音名→運動」って神経をつなぐためにやる。
【ステップ3】目から鍵盤に直結させる
ステップ1・2を繰り返すうちに、音名を意識しなくても指が動き始める。これが本当の意味での譜読みの完成形。
和音は「塊」で認識する
もうひとつ大事なのが和音の話で、和音は一音ずつ読むんじゃなくて「塊として形を認識する」が正解なんだよ。
ドミソを見たとき「ドとミとソ...」ってやってたら遅い!!!「ハ長調の基本形」って一瞬でわかる状態がゴール。これって、脳に「和音のパターン+手の形」をセットで記憶させる訓練なんだよね。
よく使う和音パターンをいくつ頭に入れてるかが、譜読みスピードに直結してくる。スポーツでいうと「型」を覚えるイメージかな。
そこで提案したいアプリ活用という手
私もピアノを練習中(大人開始組)なので、考えました。トレーニング、アプリで補助できると効率いいはず、と。
有名どころだとSimply PianoやFlowkeyあたりが定番だけど、どちらかというと「曲を弾く練習」寄りで、音符認識やパターン記憶を基礎から鍛えるって感じとはちょっと違う。
海外では「Sight Reading Factory」が評価されてて、ランダムな楽譜を無限生成してサイトリーディングを鍛えるやつなんだけど、UIが少し取っつきにくいのと、日本語対応じゃないのがネックかなー。「Piano Marvel」も同系統で面白いんだけど、サブスク費用がそこそこかかる。
(こ…ここから宣伝…です)
そのへんをうまくカバーしてるアプリがないなと思ったので作ってみました。「FUYOTORE(フヨトレ)」。AppStoreで最近リリースできたやつで、さっき説明した「音符認識→声出し→鍵盤に落とす」っていう段階的な考え方と近いアプローチで設計しています。いまの自分に必要な訓練方法を3種盛り込んだので、電子ピアノでも生ピアノでも、電車・トイレ・家事育児の隙間時間でも譜読みのトレーニングができるようになりました。


ということで、譜読みの本質は「音名を覚える」じゃなくて「音名確認だけに止まるな」ってこと。練習の順番と考え方を変えるだけで、上達スピードが全然変わってくる!
ぜひ試してみてね!ありがとう!
