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改めて僕のマガジン『一応報告ですが!』を読んでほしい。

この文章を、改めて読んでいただきたいと思ったきっかけがあります。

それは、かつて僕のもとで働いていたスタッフが書いた、noteとFacebookの記事を読んだことでした。

その記事には、僕自身の存在も、僕が経営する自転車好房ラルプデュエズの存在も、ほとんど出てきませんでした。

そこに書かれていたのは、神戸から若狭へ移住した彼が、どんな趣味と生活をしているのか?若狭での彼自身の経験と、彼自身が積み重ねてきた成果を若狭という土地の話題と自転車を織り交ぜて書き記したものでした。

もちろん、彼に僕という存在を消してやろうという悪意があったわけではありません。

本人から直接、話も聞き取りました。

だからこそ、余計に辛かった。

なぜなら僕は、すでに一度、美浜町において「存在しなかった人間」のように扱われているからです。

2003年から23年以上にわたって若狭や千鳥苑と関わり、2016年からは千鳥苑の売上が回復するまで無報酬でいい!と伝えて、自分自身の時間と資金を投じて、若狭の未来を考え続けてきました。

僕にとっては大切な『恩返し』だったのです。

人を探し、求人広告を出し、大学の就職支援課にまで足を運び、採用した人を自分の店で半年間雇って研修し、住む場所を探し、現地で使う車を用意し、土地勘を学ばせる為に何度も現地へ連れて行き、現地の観光商品を考え、施設の改善を提案し、若狭の未来について何度も話し続けた。

しかし力及ばず昨年、僕が拠点としていたドライブインの千鳥苑は倒産してしまい、それ以外にも、かつての取引先だった観光施設が軒並みコロナで倒産。

今では僕と千鳥苑との23年以上の関係を知る人が、現地でさえほとんどいない現状。

そして今度は、自分が育てた教え子の文章の中で、悪意なく、もう一度その存在を消されていた。

その事実を知ったとき、
「やっぱり改めて、『一応報告ですが!』を読んでもらわなければならない!」

そう思いました。

正直に言います。

「文章が長い」という意見があることも知っています。

確かに長いです。

でも、僕にとってこれは単なる長文記事ではありません。

僕のアイデンティティそのものです。

自分は何のために生まれてきたのか。
何のために生きるのか。
自分には何ができるのか。
何を残して死ぬのか。

幼少期からそんなことを考えながら生きてきた一人の人間が、ようやく見つけた天職と目標。

そこで何度も傷つき、居場所を失い、それでも人との縁と恩を捨てず、ようやく覚悟を決めて立ち上げたのが、自転車好房ラルプデュエズでした。

そして、その先にあったのが若狭でした。

だから僕にとって、2003年から始まった千鳥苑の橋本社長との縁も、2008年に描き始めた若狭でのサイクルツーリズムの構想も、2012年のラルプデュエズ開業も、2013年から始めたサイクリングツアーも、橋本社長から若狭を助けてくれんか?と懇願され、2016年から取り組んだ若狭再生プロジェクトも、全部がバラバラの出来事ではありません。

全部、一本の人生の線の上にあります。

だから、「長いから読まない」と言われると、正直こう思ってしまう。

「これは自分の命や家族の幸せを犠牲にしてまで橋本社長の恩に報いようと動いた、俺の人生そのものを書いているんや!関係者なら、頼むから黙って最後まで読んでくれよ!」と。

もちろん、そんなことを人に強制できるとは思っていません。

でも、僕がなぜ若狭にあれほど執着したのか。

なぜ、そこまでして人を育てようとしたのか。

なぜ、自分の財産や店の売上まで犠牲にして若狭へ通い続けたのか。

そして、なぜ今になっても若狭のことを書き続けているのか。

それを本当に知りたいと思ってくれる人には、どうか一度、最後まで読んでほしい。

これは武勇伝ではありません。

誰かに褒めてもらうための自慢話でもありません。


僕がどう生きてきて、何を信じ、何を失い、それでも何を残そうとしてきたのか。

その記録です。

そして何より、「僕が若狭にいた」という事実を、もう一度きちんと残しておきたい。

それが、今この文章を改めて読んでほしいと思った、一番の理由です。

そして、本来なら僕は若狭、美浜町、千鳥苑をどんな素敵な場所にするつもりでいたのか?

それを小説上で実現しようとしているのが、こちらの連載小説です。

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