こういう逆転満塁ホームランみたいな発想が大好きなんだ!
このニュースを見て泣きそうになった。
https://sdgs.yahoo.co.jp/originals/258.html
自分が発見して研究した訳じゃないけど、声を大にして「ザマァみろ!」って言ってやりたい気持ちになった。
野球とかサッカーとか、みんな何かしらのスポーツを応援した事ってあるよね?
最近だと、ドジャース大谷翔平選手の活躍に、多くの人がスカッとさせられているんじゃなかろうか?
大谷翔平はまさにヒーローだと思う。
彼の才能に一切の驕りが無いことも、ヒーロー性を高めている。
しかも子供の頃からの信念と努力の積み重ねが、あの神がかった活躍と勝利に繋がっていると思えば、他人の成功を妬んでこき下ろすような連中でさえ、彼を誹謗中傷できなくなる。
僕はあんなにも良い意味で『つけ入る隙のない』ヒーローを見た事がない。
あの、完璧なまでのヒーローだったイチローさんでさえ、アンチがいたというのに。
同じような話で、イチローや大谷翔平程の知名度はないけれど、自転車レースの世界にも、時々ファンの心をこれ以上ないくらい熱く燃え上がらせる選手がいたりする。
以前、僕がロードレーサーとして海外で戦いたくて、プロを目指していた時の話だ。
僕はイギリスから輸入したグランツールや、ワールドカップのVHSを購入して、その凝縮された映像の情報量の中から、必死に選手の走りや戦術、覚悟を決める瞬間を観て盗もうとしていた。
そんな僕がVHSだけでなく、フジテレビ及びスカパーにて、生中継や録画を含む3〜6時間程度、放送してくれるレースをじっくりと観れるようになったのは、本当にありがたかった。
大好きな選手、リスペクトしている選手や、そのチームメイトの働き、サポートカーの先読みした動き(当時はまだ選手に無線機を持たせてなかった。)の一つ一つにドラマを感じた。
一人ひとりの息づかいまでもが手に取るように判る!
「すごい!そのタイミングが何故判るの?うぉ〜っ!これがプロの世界かぁ〜!カッコええわぁ〜!」
そんな気持ちで観ていた僕を武者震いでゾクゾクさせるような選手がいた。
ガンチームの『セドリック・バスール』その人だ!
今これを書きながら、当時の記憶を思い浮かべるだけで涙が止まらなくなる。
1997年ツール・ド・フランスの第5ステージで彼は、単独で200kmもの距離を逃げ切ってマイヨジョーヌを勝ち取る。
マイヨジョーヌとは、フランス語で『黄色いジャージ』を意味しており、総合成績トップの選手だけが着ることを許されている。
その後バスールは、そのまま第9ステージまでマイヨジョーヌを守り切って、いよいよ運命の第10ステージ。
この日のレースは距離253km!
ゴールも含めて7つの峠を登る、非常にタフなレースだった。
序盤で、過去にレース中に事故で亡くなった、ファビオ・カサルテッリ選手の慰霊碑での黙祷といった、イベントを挟むステージと考えてもタフな1日だった。
バスールは平地の先行逃げ切りを得意とする、ルーラー型の選手だ。
この日は峠が7つある時点で、下馬評においては・・・
「バスールに勝目なし!途中の峠でギブアップするに違いない!」
そこまで言われていたんです。
元々ノーマークの選手でした。
彼の父親も自転車選手で、一度だけツール・ド・フランスのステージ優勝をした事がありましたが、この日のセドリックの逃げ切り優勝と、マイヨジョーヌという快挙がなければ、歴史の1ページに埋もれていたかも知れません。
マイヨジョーヌには『イエローマジック』という魔力があります。
翌年の98年の個人タイムトライアルでは、タイムトライアルが苦手とされていたマルコ・パンターニも、イエローマジック効果があったのか、ラストの個人タイムトライアルで3位という、奇跡のようなタイムを叩き出して、マイヨジョーヌを守り切りました。
そういう奇跡を鑑みても、97年のセドリック・バスールの走りは魂の走りでした。
先頭集団から引き離されて、一時は第2集団にさえ遅れを取ったバスール。
山の下りと平地で復活しては追い上げ、アルカリスまでの最後の登りに差し掛かる直前・・・
最終局面に来て、先頭集団に追い付いて合流したんですよ。
しかも、追い付いてそのまま無難に先頭集団の中で守られつつ、ギリギリのところでマイヨジョーヌを守り切る手段もあったはずなのに・・・
彼は守りの走りに甘んじることなく、追いついたと思った矢先から、更にスピードを上げて、最後の峠を前に牽制し合っている先頭集団を尻目にゴボウ抜き!
あっという間に先頭集団を置き去りにするスピードで飛び出していった。
既に当時無名だったジャン=フィリップ・ドジュワという選手が単独アタックを決めた後なので、バスールはまだ先頭にもなっていない。
でも世界中のカメラと目線はバスールに釘付けになった。
不死鳥のような走り!
もはやイエローマジックなんて迷信では片付けられない、驚異的なパフォーマンス!
彼は、自身のマイヨジョーヌを守るという動機だけではなく、彼にとって偉大な見本だったと思われる父親にも勝ってみせた。
そしてその自身の父親の誇りすらも守る為に、魂の走りを魅せてくれたのだ!
堪らなくエキサイティングだった。
震えたよ、ホント。
そしてその日のヤン・ウルリッヒの強さは、飛び級過ぎる怪物だった。
ドイツのサイボーグなんて異名は異名でも何でもない!
圧倒的な世代交代という時代の訪れを感じさせる、僕の知るツール・ド・フランスの中でも1〜2を争うくらいの、最高のレースだったのが97年だった。
バスールはアルカリスの登坂で、呆気なくウルリッヒやビランク、パンターニにぶち抜かれ置き去りにされた。
最後は、先頭集団の主だった面々がどんどんゴールした後に、7分半の遅れを作ってゴール。
ようやくガンチームの仲間が一人、彼をアシストするように走っていた。
バスールは負けたけど、表情は爽やかだった。
レースとしては完全な敗北さ。
マイヨジョーヌも奪還され、総合優勝には決して届かない現実も突き付けられた。
でも彼の侍のような走りを観て、一体、誰が彼を敗者だと感じるだろうか?
あのままアタックせずに、集団のペースに合わせて走っていたら、タイム差も3〜4分で済んだかも知れないのに。
こんな一世一代の大立ち回りみたいな走りはさ、もしもスタジアムだったら、敵味方関係なくのスタンディングオベーション間違いなしだっただろう!
これを書きながら、最近のツール・ド・フランスが面白くないって理由も、改めて確信を持って理解できたよ。
まあ話は大きく脱線したように思うけど、冒頭のニュースには、そのくらいスカッとさせる爽快感があったのだ!
無名のノーマーク選手が意地を見せつけたあのレースと、このニュースには同じ空気を感じたのだ。
何故か?
地球温暖化の原因が『牛のゲップ』なんて話が出た時にはいい加減にしろよ!って思っていた僕。
要するに糞尿も含めて牛は害悪のような言われようだったわけ!
恐らく酪農農家さんが一番辛かったでしょう。
それだけに、この名誉挽回できる取り組みって、話を聞いただけでもスカッとしますね!👍
前にも触れた事がありますが、僕は地球温暖化の根拠は否定的な考えです。
『原子力発電反対』 ⇒ これは頷けます。チェルノブイリの恐怖を知っている年代なので。
『CO2排出規制』 ⇒ 特に極端だったのが欧州。工場規制で重工業が減少。ガソリンエンジンを消滅させる?ざっくりとそんな流れ。
でもそうなるとおかしいよね?
つじつまが合っていない。
電気自動車が増えて電力供給元のインフラ整備が追い付かない。
原発は無理だからって火力、風力、メガソーラー?どれも運転中や製造段階で大量にCO2を排出するよね?
生活は豊かになったか?
ガソリンエンジンよりも走行距離が短い、バッテリーの寿命とコスト、充電スタンドの慢性的な渋滞。
メガソーラーで緑を減らす方が環境破壊じゃないの?
樹木って成長に数十年もかかるんですよ?
そして自転車だって、ヨーロッパの工場が縮小化されて、台湾や中国製の自転車がスタンダード化された昨今。
これは必然的な事だったのか?
誰かの利権の為に地球温暖化に関する認識を歪曲し、吹聴した存在を僕は許せない。
しかし今回は何よりも、牛の無念を畜産農家の方々が晴らす形になって、本当に喜ばしいと思えた。
そして嬉しさのあまり、熱量高めに歓喜の記事を書いてしまったよ。😅
