世界を監視する次世代コンステレーションによるリアルタイム宇宙経済の道筋
現地2026年2月26日に公開された米投資銀行、Oppenheimer(オッペンハイマー)のポッドキャスト・コンテンツを紹介します。
本コンテンツでは、BlackSkyのCEOブライアン・オトゥール氏とAntarctica Capitalのグレアム・ショウ氏をゲストに迎え、民間企業が主導し急速に変貌を遂げる宇宙ビジネスの展望について対談が行われました。特に次世代の地球観測衛星コンステレーションとAI技術の融合に焦点を当て、宇宙通信や観測システムがいかに防衛、農業、サプライチェーン、環境モニタリングを変革しているかについて深く掘り下げられています。ご参照ください。
地球観測(EO)コンステレーションの新潮流
AIによる宇宙データの変革
宇宙通信エコシステムの拡大と統合
1. ラウンドテーブル・ディスカッション
[ティム・コリンズ](Oppenheimer)
今回のエピソードでは、私たちの最新レポートである「宇宙の黄金時代」(The Golden Age of Space)の内容を詳しく見ていきます。そして、新しい宇宙産業についてお話しいただく2人のゲストを迎えています。お二人はこの産業を成長させている先駆者であり、リーダーでもあります。また、お二人とも地球観測に焦点を当てた2つの新しいコンステレーションを構築しています。ブラックスカイのCEOであるブライアン・オトゥールさんと、アンタークティカの、EarthDailyへのリード投資家であるグレアム・ショウ博士です。
多くの方が私たちのレポートをすでに読んでいると思いますが、今後10年間で宇宙産業は成長していく見込みです。最も大きな新しい成長分野の一つは、明らかに通信業界になるでしょう。私たちは、最終的に2兆ドルの市場の10パーセントから20パーセントを、この業界が占めることになると考えています。また、大規模な軍事的な増強や、レポートで触れた非常に多くの新しい産業が登場する予定です。
さて、この成長とイノベーションは、SpaceXやBlueOrigin、そして多くの中国企業などによる、月と火星の両方を植民地化するという長期目標を達成するために必要なものです。そしてイノベーションは、かなりの程度、これら2つの大企業によって推進されていますが、これからお話しするように、数十もの新しいスタートアップ企業も存在しています。
今年は宇宙産業にとって非常に大きな年になると考えています。おそらく、SpaceXを含むいくつかの主要な新規株式公開が行われるでしょう。スターシップもおそらく商用化され、この再利用可能なロケットは、10倍の大きさの積載物や、より優れた通信衛星を運ぶことができるようになります。
ASTはデバイスへの直接通信サービスを開始します。さらに多くの軍事展開も行われることになるでしょう。そして新しい地球観測コンステレーションはゲームチェンジャーになります。これらが収集できるデータとAIを組み合わせることで、この地球上で実際に何が起きているのかについて、より精度の高い予測ができるようになるのです。
まずはブライアンさん、あなたから始めたいと思います。ブライアンさんは観測業界と衛星分野で30年以上の経験を持っています。ブラックスカイのCEOを務めています。それでは、ブライアンさんの経歴と会社について、もう少し詳しくお話しください。
[ブライアン・オトゥール](Blacksky)
ティムさん、ありがとうございます。こちらに伺えて光栄です。業界にとって非常に刺激的な時期ですね。私の経歴は約30年前にさかのぼります。背景としては、航空宇宙エンジニアおよびソフトウェアエンジニアとしての教育を受けてきました。地球観測業界に入ったのは20年ほど前で、この分野の草分け的存在であるGeoEye社のCTOを務めていました。その後、私はそこを離れ、リアルタイムソフトウェアと拡張性のあるAIプラットフォームを活用し、宇宙データを実用的なインテリジェンスに変換するという、宇宙の未来を見据えた新会社を立ち上げました。10年以上前にその会社をブラックスカイと合併させ、それ以来ブラックスカイの経営に携わっており、2022年に株式公開しました。
現在は、小型地球観測衛星のコンステレーションとAIプラットフォームを駆使し、宇宙から1時間単位のダイナミックなモニタリングを可能にする、類を見ないプラットフォームを軌道上で運用しています。今この業界に身を置けることを大変嬉しく思っています。
[ティム・コリンズ](Oppenheimer)
ブライアンさん、ありがとうございます。次はグレアム博士にお話を伺います。ご自身の経歴とEarthDailyについて、もう少し詳しく教えていただけますか。
[グレアム・ショー](Antarctica Capital)
承知しました。私は1990年代に、通信と地球観測の両方のためのコンステレーションに関する研究で博士号を取得しました。しばらくの間は宇宙船の製造に携わり、その後、Orbital Sciences社やNorthrop Grumman社で宇宙船の販売を行っていました。それから15年から20年ほど、コンサルティング業務に従事してきました。2020年頃にAntarctica Capitalに加わり、EarthDailyという地球観測衛星のコンステレーションを構築予定の企業への投資管理を支援しています。
特定の地域を継続的に観察できるブライアンさんのシステムとは対照的に、私たちのシステムは、地球上のあらゆる場所を毎日カバーする変化検知システムに近いものです。つまり、より広域を対象としており、変化を分類するために、非常に多くの異なるスペクトル帯、つまり多くの色で多数の測定を行うように最適化されているのが特徴で、このことは、農業や鉱物資源などの分野で特に重要となります。コンサルティングを通じて、現在も多くのヘッジファンドの顧問を務めており、輸出信用やその他の投資家を含む、多くのプロジェクトで貸し手の利益を代表する活動も行っています。
[ティム・コリンズ](Oppenheimer)
お二人とも新しいコンステレーションを立ち上げているのですね。
ブライアンさん、第3世代の衛星はすでに3基が軌道上にあり、非常に素晴らしいパフォーマンスを発揮しています。これが会社や顧客にとってどのような意味を持つのか、お話しいただけますか。
[ブライアン・オトゥール](Blacksky)
もちろんです。昨年、私たちは第3世代衛星を打ち上げました。これらの衛星は非常に優れた性能を発揮しており、小型衛星のカテゴリーでは最高クラスの機体です。35センチメートルの解像度を実現しながら、その価格は同等の性能を持つ従来の機体の約5分の1に抑えられています。昨年、数基の打ち上げに成功しましたが、それらは稼働直後から期待を上回る成果を上げています。すでに世界中の顧客がこのサービスを採用し、自社の運用に組み込んでいます。
さらに刺激的なのは、コンステレーションを拡大することで、非常に高い解像度に加えて、高い撮影頻度も実現している点です。これにより、一日に何度も地球上の同じ場所を確認し、変化を検知してパターンや傾向を把握できるようになりました。これは顧客に新たなインサイトを提供します。先ほど話に出た通り、私たちは業界をリードするAI機能を開発しました。これによって、自社の衛星だけでなく他社の衛星からの画像もほぼリアルタイムで分析することができます。収集と同時に処理と分析を行い、パターンを検出して、画像や分析結果をオンデマンドで直接顧客に届けています。これはこれまでの業界には存在しなかった能力です。
[ティム・コリンズ](Oppenheimer)
AIもあなたのサービスにとってゲームチェンジャーとなっていますね。画像の品質が大幅に向上したのはもちろんですが、より迅速に、そして何より重要なのは、画像を分析してその意味を顧客に説明し、さらにその画像が何を示唆しているのかという予測まで提供できるようになったことです。その点について、もう少し詳しく話してください。
[ブライアン・オトゥール](Blacksky)
ええ。従来の市場では、Google Mapsなどで見られる衛星画像は数週間から数ヶ月前のものです。衛星の数が少なかったため、情報を更新するのに数日から数週間かかっていました。しかし現在、私たちはそれをダイナミックなリアルタイムの世界へと移行させました。あらゆる産業において、リアルタイムのインテリジェンスは極めて重要です。
私たちは、第2世代のコンステレーションに第3世代を加えることで、衛星が常に上空を飛行する体制を整えました。今これを聞いている皆さんのビルの上空を、1時間に1回は衛星が通過しているような状況です。プラットフォームにログインして撮影を指示すれば、わずか数分で画像と分析結果を受け取ることができます。これは宇宙における経済性を非常に魅力的なものにするだけでなく、強力なグローバルソフトウェアとAIプラットフォームに支えられた、地上での全く新しい体験をもたらします。
[ティム・コリンズ](Oppenheimer)
これらによって可能になる新しい活用事例について話してください。
[ブライアン・オトゥール](Blacksky)
そうですね、国防や情報収集のアプリケーションが拡大しているのは間違いありません。35センチメートルの解像度と高頻度のモニタリングを組み合わせることで、国境越えのような突発的な事象や人道関連の出来事、あるいは森林保護といった活動を、時間の経過とともに追跡する「アクティビティ・ベース・インテリジェンス」が可能になります。また、物流やグローバルなサプライチェーンの情報、さらには天然資源や国家安全保障の観点から、海洋モニタリングへの需要も大きく伸びています。
こうした私たちの能力を、グレアムさんが開発しているような他の技術と組み合わせれば、非常に強力な機能を生み出すことができます。自律型システムなどがAIを活用して性能を高めるためにリアルタイムの更新を必要としている今、活用事例はさらに広がっていくでしょう。国家安全保障や政府機関、および主要な産業用途において、これがどのように活用されるかについては、まだ始まったばかりの段階なのです。
[ティム・コリンズ](Oppenheimer)
グレアムさん、EarthDailyについてはどうでしょうか。どのような新しい活用事例やアプリケーションを想定していますか。
[グレアム・ショー](Antarctica Capital)
まず明確にしておきますが、現在のEarthDailyにはレーダーやLIDARは搭載されていません。しかし、単なる画像ではなく、地球を測定するために、非常に多くの異なる色、つまり多くのスペクトル帯を備えています。これにより、土壌の水分を測定したり、例えば森林火災のリスクがある場所で燃料となりうる油分の量を測定したりすることが可能です。また、多くの色を感知できるため、作物のストレスや病気を非常に正確に特定できます。
ブライアンさんが話されたこととの大きな違い、あるいは補完的な側面は、私たちが非常に広大な範囲をカバーする傾向にある点です。私たちの観測幅は常に240キロメートルあり、毎日、地球全体のデータを絶え間なく収集しています。そうすることで、昨日、一昨日、さらにその前の日の世界がどのような姿をしていたかという記録をアーカイブとして蓄積しています。そのため、何一つ見逃すことはありません。これにより、予想していなかった変化に気づくことができるようになるのです。
[ティム・コリンズ](Oppenheimer)
サービス機能において、AIはどの程度重要なのでしょうか。
[グレアム・ショー](Antarctica Capital)
ブライアンさんが言っていたように、AIは業界全体にとってゲームチェンジャーだと思います。なぜなら、ほとんどの企業は実際には画像を求めているわけではないからです。画像は見て楽しむには良いものですが、それ自体が何かを教えてくれるわけではありません。画像だけでは行動を起こすことができず、それは実用的なインテリジェンスとは言えません。皆さんが関心を持っているのは、画像の中に何があるのか、その画像が何を意味しているのか、あるいは測定値が何を意味しているのかという点です。
もし私が土壌水分の測定値を教えたとしても、それだけで何ができるでしょうか。あまり多くのことはできません。しかし、土壌水分が特定の状態にあり、天候や何を植えたか、あるいは今後の気温がどうなるかが分かれば、それははるかに有用な情報になります。それをAIと統合して、「火災のリスクがあります。あの家は深刻な火災のリスクに直面しているようなので、周囲の茂みを刈り取るために人を派遣した方がいいですよ」という答えを誰かに提供できるのです。
このように、データを洞察に変えるためにAIは重要であり、それが市場規模を劇的に拡大させることになります。なぜなら、現在、民間のビジネス界には、これらすべてが何を意味するのかを理解できる専門家が十分に存在していないからです。政府には専門家がいますが、一般的に民間企業にはそこまでの専門家はいません。彼らに教えてあげる必要があるのです。そして、すべての異なる分野でこれらすべての専門家を抱えながら、収益性を維持したまま会社を拡大させることは不可能です。ですから、助けとなるAIが必要であり、そこにAIの役割があります。
[ティム・コリンズ](Oppenheimer)
ブライアンさん、AIはあなたの会社や顧客、そして業界にとってどのような意味を持ちますか。
[ブライアン・オトゥール](Blacksky)
はい。地理空間分析業界は歴史的に、複数の業界にわたる何百もの異なる活用事例に対して専門家を必要とするため、非常に細分化されてきました。そのため、高度に手動化されており、あらゆる業界の意思決定システムや意思決定者に提供するためのタイムリーな情報が不足していました。専門的なAIと通信を結びつけた宇宙ベースの能力は、市場の細分化を解消できる、これまで欠けていたラストワンマイルのつながりとなります。
私たちは10年前からAIに投資してきました。これは私たちにとって新しいことではありません。また、単にAIの問題ではなく、グレアムさんが指摘したように、正確でタイムリーで、かつ関連性の高い、実用的なインテリジェンスを提供することが重要なのです。私たちには、あらゆる環境や異なる気象条件の下で1時間ごとにデータを収集できるという競争上の優位性があります。これにより、私たちのコンステレーションから非常に正確で高性能なモデルを開発するための、優れたトレーニングデータを得ることができます。そして、それを他のデータと組み合わせることで、エンドユーザーが信頼を寄せる、さらに向上したパフォーマンスを得ることができるのです。
私たちはテクノロジースタック全体にAIを組み込んでいます。AIはまだ初期段階にあると思いますが、セクター全体に実用的なアプリケーションや影響が及ぶことを確信しています。そのために、私たちは機械学習やデータサイエンスの大規模なチームと、これらの機能を大規模に構築・展開するための社内ツールやプロセスを構築してきたのです。
[ティム・コリンズ](Oppenheimer)
ブライアンさん、自社開発したAIモデルやアプリケーションを動かすために、どのようなコンピューティング資源を使っているか教えていただけますか。
[ブライアン・オトゥール](Blacksky)
場合によっては専用の機器を使いますし、別のケースではマルチクラウド・インフラを活用して、異なるクラウド環境や専用のGPUシステムなどを利用できるようにしています。私たちはすでに、撮影時に衛星内で直接物体を検知できるように、宇宙船にAIを搭載するといったことも行っています。将来的には、軌道上での処理と地上での処理が組み合わされていくと思いますが、大部分は地上で、新しく登場しているハイパフォーマンス・コンピューティングのリソースを活用することになると考えています。
[ティム・コリンズ](Oppenheimer)
地球観測市場に関する素晴らしい背景のお話と、AIがいかに急速にその姿を変えつつあるかについて、よく分かりました。私たちのレポートにも書きましたが、宇宙からの地球観測には6つの異なる方法があり、数十もの新しい最終用途があることには非常に驚きました。正直なところ、12以上の新しい通信コンステレーションが構築されており、現在さらに多くの計画が進行中であることにも驚いています。Starlinkは年間150億ドルの売上を誇る、明らかに圧倒的な存在です。彼らは遠隔地にブロードバンドを届けるためのゲームチェンジャーとなりました。
さて、グレアムさん、あなたは多くの通信衛星や他の多くの新しい産業のコンサルティングをされていますね。宇宙通信の開発プロセスは現在、どのような段階にあるのでしょうか。
[グレアム・ショー](Antarctica Capital)
そうですね、私のキャリアの初期から、衛星通信は常に優れたビジネスでした。私はその分野にいましたので、皆さんがおっしゃることもよく理解しています。以前は放送テレビの加入者がたくさん存在していました。これをご覧の方で、DirecTVやEchoStar、あるいはヨーロッパのスカイやカナル・プリュスを利用していた方は、衛星を通じてテレビを視聴していたことになります。その後、ブロードバンドやインターネットへの需要が爆発的に高まり、Netflixなどが成長したことで、放送ビジネスは衰退していきました。人々はオンラインやオンデマンドを求めるようになりましたが、当時の設計の衛星はそうした用途には適していなかったからです。
そこで、10年かもう少し前、おそらく15年ほど前から、私たちはブロードバンド型のアプリケーションへと軸足を移し始めました。そして現在、Starlinkや、これから登場するAmazon LEO、ヨーロッパのワンウェブ、そしてテレサット・ライトスピードといった巨大な低軌道ネットワークが存在する段階にあります。
今や衛星ネットワークは、グローバルな通信エコシステムの一部となっています。それらはモバイルネットワークや企業向けネットワーク、あるいはIoTを通じたマシン・ツー・マシン・ネットワークにデータを供給しているため、その境界を定義するのは非常に困難であれい、それらはより大きなエコシステムの一部となっています。あなたが言及したAST Mobileやリンクのような、デバイスへの直接通信を行う企業についても、それら単体で完結するものではありません。誰もASTだけに加入して「これは私のAST専用電話だ」とは言わないでしょうし、それはネットワークの一部なのです。モバイルオペレーターが抱えている通信の隙間を、ASTが埋めるという形になります。
つまり、宇宙産業は上げ潮がすべての船を押し上げるように、通信ビジネスの成長とともに拡大するだけでなく、衛星が他のビジネス領域やエコシステム全体と統合されていくことが分かります。それが株主へのリターンを真に牽引することになると考えています。
[ティム・コリンズ](Oppenheimer)
ブライアンさん、それについてもう少し詳しく説明してもらえますか?
[ブライアン・オトゥール](Blacksky)
ええ、いくつかありますね。グレアムさんの話を引き継ぐ形になりますが、打ち上げからインフラ基盤、ペイロード、そして基本的な衛星技術まで、この8年間でセクター全体が遂げた進歩の大きさには、私たちのように長く携わっている者でさえ、驚きを隠せません。通信ネットワークもまた、信じられないほどの進化を遂げました。そこにAIや自律型システムの進歩が加わり、あらゆる産業において地球上での宇宙の活用方法が劇的に変わるという、大きな収束が起きています。
私は以前から、宇宙でのイノベーションと世界トップクラスの拡張性を持つソフトウェア・プラットフォームを組み合わせるという戦略こそが、垂直統合されたビジネスにおける正しいイノベーションのあり方だと確信してきました。それによって、私たちは宇宙において迅速に反復を行うことができています。世界トップクラスのプラットフォームである第2世代のコンステレーションを構築してから、わずか数年で第3世代を打ち上げました。現在はそれに加え、次世代のマッピングおよびデジタルマッピング衛星の開発にも取り組んでいます。さらに、光衛星間通信リンクやその他のオプションとしての通信パッケージを軌道上に組み込むといった、より高度な開発も進めています。
プラットフォーム側については、10年以上前に描いた、複数のインテリジェンスを統合したリアルタイムのAI駆動型プラットフォームというビジョンは正しかったと考えています。他のデータを取り入れ、サービスの質を向上させるとともに、私たちが提供できるインサイトや分析のレベルを加速させることで、宇宙インテリジェンスが他の産業用途に採用され、統合されていく中で拡大する潜在市場に対応し続けています。このように、宇宙と地上の両方において正しい方程式を見出せたと確信しています。
将来を見据えた航空宇宙や衛星のエンジニアを擁する一方で、その能力を最大限に活用するために地上のソフトウェアやAIのスピードで動く必要があるという点では、非常に興味深い会社経営のあり方だと言えます。私たちは両方の側面でイノベーションの優れたバランスを実現しており、今や通信やAIの進化とともに、セクター全体で起きていることが収束し、あらゆる活用事例が可能になろうとしています。
[ティム・コリンズ](Oppenheimer)
グレアムさん、私たちのレポートでは、製造、採掘、観光、データセンター、入植、貨物輸送といった新しい産業について取り上げました。今後、他にも多くの産業が登場するはずです。次の大きな宇宙産業は何になるとお考えですか。
[グレアム・ショー](Antarctica Capital)
それは非常に難しい質問ですね。もしその答えを知っていたら、おそらくそれでお金を稼いでいることでしょう。
十分な情報とデータ、そして計算能力を組み合わせ、対応が速く広範囲に及ぶデータを利用することで可能になるアプリケーションや活用事例についてですが、私は軌道上により多くのコンピューティング能力を配置する余地があると考えています。それがデータセンターそのものなのか、あるいはデータを地上に送る量を減らすための現地処理を行う計算ノードなのかは分かりませんが、それはおそらく優れたビジネスケースになるはずです。データを処理するためだけに宇宙へ送ることに意味があるかは分かりませんが、非常に興味深い分野だと思っています。
また、地球で何が起きているのかについてより多くの情報を提供したり、より精度の高い気象予測を行ったりするために、マルチスペクトルやマルチモーダルなセンシングを行う機会もあるでしょう。一方で、観光などの他のビジネスケースについては、今後登場するかもしれませんが、それらは少し異なる力学や経済性の影響を受けることになります。
私たちの前にはまだ十分な道のりが残されています。地球観測市場においてはまだ表面をなぞり始めたばかりですし、通信やナビゲーションについても成長曲線の途上にあります。ですから、これらが引き続きビジネスや全体的な投資を牽引していくでしょうし、チャンスはたくさんあります。レーダーに関しても、非常に興味深いビジネスケースがいくつか存在していることを知っています。
[ティム・コリンズ](Oppenheimer)
ブライアンさん、あなたは次の新しい宇宙産業は何になるとお考えですか。
[ブライアン・オトゥール](Blacksky)
私もグレアムさんと同じ意見です。ティムさん、私はこのように考えています。宇宙への進出は、私にとってインターネットの初期段階と同じようなものです。当時はそれを実現するためのインフラにすべてのお金が投じられていました。このことが始まった当初、世界にウーバーのような存在が現れるとは誰も想像していませんでしたよね。宇宙でのマルチモーダルなリモートセンシング、至る所にある通信ネットワーク、および地上でのAIコンピューティングが収束し、それを開発者コミュニティに開放したとき、私たちのだれもが想像すらできなかったようなことが生まれるはずです。そして、それはそう遠い未来の話ではないと思っています。
もし10年前に同じことを聞かれていたら、おそらく今とは違う意見を持っていたはずです。しかし、今ではそのような世界に向かう非常に明確な道筋が見えています。
[ティム・コリンズ](Oppenheimer)
まとめになりますが、皆さん、どれも素晴らしい視点でした。通信、観測、軍事、そしてあらゆるイノベーションにおいて、私たちが目にすることになる新しい能力には非常に感銘を受けることになるでしょう。
このインフラに初めて接続するためのAPIを構築し、AIを活用して革新的な新しいアプリケーションや予測を生み出すというコンセプトは非常に素晴らしいと感じます。これから数年間、素晴らしい時間が待っています。お時間をいただき、ありがとうございました。
[ブライアン・オトゥール](Blacksky)
ありがとうございました。
[グレアム・ショー](Antarctica Capital)
ありがとうございました。
2. オリジナル・コンテンツ
オリジナル・コンテンツは、以下リンクからご覧になれます。
尚、本投稿の内容は、参考訳です。また、意訳や省略、情報を補足したコンテンツを含んでいます。
Oppenheimerより
(Original Published date : 2026/02/26 EST)
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だうじょん
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