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酒蔵の食卓で、地元の野菜を味わった日 |「 いこまレストラン」参加レポ


地元の農家さんが育てた野菜を、地元の料理人が調理し、市民が味わう。
そんな食の循環を体験できるイベント「いこまレストラン」に参加してきました。

いこまレストランは、地産地消を推進する目的で行政主導で行われている取り組み。
生産者、消費者、そして行政が一堂に集まり、地元野菜を食べることをきっかけに、地域の農業や食について考える。そんな時間でもあります。

場所は、江戸時代から続く酒蔵『中本酒造店』。その敷地内にある、築130〜140年の酒蔵を改装した『作宝楼』です。

完全予約制で、通称“まかないさん”が作る、お酒に合うまかないランチが人気で、知る人ぞ知る一軒です。

白い暖簾をくぐると、そこには古い酒蔵の空気がそのまま残る空間。

この日はここで、いこまレストランが開かれました。

お品書きを見たとたん、一気に胸が高鳴りました。

生駒の食材づくしの贅沢なコース料理。
地元の野菜を使った料理と、囲炉裏を囲む落ち着いた空間。
それだけで、十分に満たされる時間でした。
畑で育った野菜が料理になり、酒蔵の空間でいただく。
地元の土地が、そのままひとつの食卓になったような時間でした。

とっくりとおちょこのお箸置きが可愛かった!


まず、お野菜ひとつひとつが、
甘い!
味が濃い!

生産者さんたちの野菜づくりのお話を聴いたり、お野菜に込められた愛情をビシビシ感じながらいただくので、余計に美味しく感じます。

レッドミディコス(だったかな)というしゃきしゃきレタスに、カリーノケールと葉玉ねぎ


その素材たちに手を加えすぎず、素材ひとつひとつの甘みやシャキシャキ感が残された品々。それでいて丁寧に優しく味付けされたお料理の数々。

アロマレッドという人参が衝撃の甘さだった!


さらには、意外な食材と食材との掛け合わせに驚きを隠せませんでした。
カモのローストに古都花(奈良のブランドいちご)のソースなんて、!?!?!?という感じでしたが、食べてみるととてもマッチして、贅沢すぎる一品でした。

酒粕パウダー入りの糀塩も美味!


その日の食材を見てからメニューを決めるというまかないさんたちのお料理の腕に、何度うなったことか。
いつもの2倍以上よーーーく噛んでから飲み込みました。

家ではつい、子どもに野菜を食べてほしいあまりに、味付けしてしまいがち。
こんなにシンプルでいいんだーーー!!という発見も。

最後は酒蔵らしく、酒粕ジェラートで〆。
お酒の飲めない私でも本当に美味しくて、ずっと口の中に残しておきたい余韻の味でした。

最後には今回使われたお野菜の販売も。
言わずもがな、大量に買い込みました^^


試食後にはワークショップもあり、課題を出し合ったり、解決策を考えたりする場にもなっています。
なかなか一堂に集うことのない生産者、消費者、行政が話せる貴重な時間でした。

個人的には、地元野菜を取り扱う地元スーパーがもっとふえたら嬉しいな、と思っています。 採れたて野菜が買える場所が、もっと身近にあればいいのに。

私は朝市にも積極的に行っていますが、時間の融通がきくからこそ行けているのが現実です。
日時が決まっている朝市だと、平日日中に仕事している人が行くのは難しい。

子育て真っ最中の人は、朝市の開催場所が遠いと、家から近いスーパーで調達してしまう。
結局、遠方から来ている野菜を買っている現状。

生産者と消費者の距離が長いと、流通コストや環境負荷が大きくかかってしまう。
不揃いの野菜や少量野菜が流通せずに破棄されてしまうこともあります。
そしてなにより、鮮度が落ちてしまいます。

これも個人的な意見ですが、海外のマーケットでよく見るような量り売りを日本の朝市でも取り入れたらいいのに、と思っています。
きれいに包装する必要がなくなり、包装材にかかる費用やひとり農家さんの手間の削減にもつながるんじゃないかと思っています。
その中に不揃い野菜があっても、買ってくれる人はきっといると思っています^^

もっと地元野菜を買って食べて、地元の農家さんを応援したい。
今回参加して、そんな想いをあらためて感じました。

席がお隣だったいちご農家さんから、家の近くのコンビニに卸しているという情報を仕入れたので、早速買いに行こうと思います。

地元の畑が、もっと身近な食卓につながっていきますように^^

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