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ごちそうさまでした。




── だれかの選択肢を、ほんの少し広げること


先にお伝えしておきます。

僕は、
「ボランティア」には
あまり興味がありません。

無料でサービスを提供することにも、
基本的には賛成しない派です。

人にたくさん奢れるほど
裕福でもありません。



それでも僕が
「未来チケット」という仕組みを
続けている理由があります。


きっかけは、出張先の沖縄でした。

たまたま入ったラーメン屋で、
メニューの裏に書かれていた
「未来チケット」という言葉。


なんとなく気になって、
一枚だけ買ってみた。

それが始まりでした。



ラーメンは普通に美味しかった。

でも、それ以上に残ったのは
不思議な「気持ちよさ」でした。

誰かの役に立った満足感でも、
善いことをした達成感でもない。

もっと身体的な感覚。

呼吸がすっと通るような
軽い感覚でした。

「ああ、これだな」

と、そのとき思いました。



僕の家は、
ごく普通のサラリーマン家庭でした。

不幸ではないけれど、
特別裕福でもない。

外食に行って

「好きなのを選んでいいよ」

と言われても、

妹と弟の居るし無意識に遠慮して
本当に食べたいものを
選べなかった。

あの感覚。

それが、
いまでも身体に残っています。



だからこれは、
立派な思想でも
社会運動でもありません。

ただ、

選べる人が、
ひとつ多めに選ぶ。

その余白が、

誰かの
「今日はこれを選んでいい」

につながる。


そんな循環を、
自分の手の届く範囲で
そっと置いておきたいだけです。



未来チケットは、

施しでも
自己犠牲でも
善意のアピールでもありません。


「選択肢を持っている側が、
ほんの少し余白を渡す」

それだけの仕組みです。



このnoteの売上は、
すべて未来チケットとして使われます。

寄付というよりは、
小さな循環です。

誰かの「選べる感覚」

を、そっと支える。



僕は善人でいたいわけではありません。

ただ、
あのとき感じた

呼吸が通る感覚を
どこかに置いておきたいだけです。



もしこの文章が、

少しだけ
呼吸が深くなるきっかけになったなら。

少しだけ
「選べる」という感覚を
思い出すきっかけになったなら

未来チケットに
参加してもらえたら嬉しいです。



ごちそうしてくださった方へ。
代わりに、こう言わせてください。


「ごちそうさまでした。」



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