ちょっといい音で聞きたいだけなのに
はじめに
「パソコンしているときにちょっとだけいい音で聞きたい、昔は満足していたはずなのに今は微妙かも」と思って、いろいろ機材を買って試している内に、自分にとって何がいい音か分からなくなってしまいました。バカ耳なので違いが分からない。新しい機器を買ったけど、昔から使っているミニコンポの方が好みだと思ってたりします。
さんざん迷走したので頭の整理のために投稿します。ローエンド志向なので沼ってはないと思いたい。
目的地はどこ
「パソコンしている時にちょっとだけいい音で聞きたい」を5W+3Hで展開します。
Where: リビングで机に座っている
When: 机の前で好きなことをしているとき
Who: 自分だけ
What: イージーリスニング(聞き流し)
Why: 今の音質に微妙に満足できない
How: リビングなので見た目優先で部屋の改造はしない
How Many: PCのスピーカ 1セット、音が良くなっていればミニコンポ 1セット
How Much: ローエンドで十分
前の音響システムを買ってから、10年以上経っている気がするので、相当いい感じに進化していることを期待して、冒険の旅に出かけました。
最初は簡単に考えていた
昔アマゾンで評判の良かったCREATIVE T12を今アマゾンで評判の良いPCスピーカに置き換えればおしまいと考えてた時代がありました。今のパソコンとAUXで繋いだときにノイズが乗るのもどうかということで、インターフェースをDACにしました。今は中華製のレベルも上がって安くていいよという評判なので、Fosi Audio Q4 DAC ヘッドフォンアンプ+Edifier

MR4 42W スタジオモニタースピーカーを選定しました。
入れ替えた結果、凄く音は良くなったのですが、1か月ほど聞いているとなにか微妙に違う感があります。
そこで、今度はネットの海を彷徨っていると、今のミニコンポを買ったときにどうしようか今のコンポとの選択に悩んだパナのミニコンポがPMX900-S「Tuned by Technics」として復活していると聞いて衝動買いしてしまいました。

パナのミニコンポにチューンアップした結果、低音も良く出て、音の切れも良くなった気がするんですが、分からないけど何か違うんですよね。しかも、昔のミニコンポ(ONKYO CR-N765+TEAC LS-H265-B)の音の方が好みの音に聞こえる。置き換える予定なのにやばい。
ここにきてやっと機材の問題ではないと思い至りまして、客観的基準の必要性を感じました。
REW(Room EQ Wizard)を使って測定する
いろいろ測定について調べていると、Freive-Aさんの「測定しろ話はそれからだ」の動画に行き当たって、分かり易かったので10回以上見直して、REWを使って測定しました。(分かり易いと10回以上見るは反対だろうはなしで)
測定方法および評価方法: Freive-A「測定しろ話はそれからだ」
測定機材: ①オーディオインタフェース TASCAM US-2x2HR, ②マイク Superlux ECM999, ③サンコー 小型デジタル騒音計 RAMA11O08, ④UGREEN マイクケーブル オス-メス XLR ケーブル キャノンケーブル ⑤PLATINUM (プラチナ) 軽量 ストレート マイクスタンド, ⑥MOSWAG 6.35mmTRSオーディオケーブル(システム校正時使用), ⑦SOOMFON 6.35mm(オス) to 2RCA(オス) モノラルケーブル(MR4,PMX900測定時使用), ⑧MOSWAG 3.5 mm「TRSから2 x 6.35 mm」TSモノラルYケーブル分岐器ケーブル(T12測定時使用), ⑨KAIRYAL スピーカースタンド 卓上(MR4,PMX900時使用)
USBマイク: USBマイクの補正データ付きが推奨だったけど、Freive-AさんはMOTUを使ってたけど、TASCAMのオーディオインタフェースがいい音出しそうな雰囲気を醸し出していたのでローエンドの人としてこちらにしました。どうせ全体から見たら微小差だと思います。

つまづいた事柄は以下の通り。
測定システムを校正するときの使用ケーブルが分からない 校正するとき測定システム図のインタフェース(以下AIFと呼ぶ)のIN1(マイク入力)とLINE OUT1間を結線する必要があるのですが、どのケーブルを買えばいいのか不明 (ANS)⑥MOSWAG 6.35mmTRSオーディオケーブル =>ステレオプラグ<->ステレオプラグ AIFの取説見に行きました。LINE OUTの説明=TRS標準ジャックタイプのアナログライン出力、INの説明=XLR/TRSコンボジャックタイプのアナログ入力端子、よく見ても不明、DTMやっている人しかわからんわ!
正常な校正パターンにならない (ANS)①AIFのMONITOR BALLANCEをCOMPUTERに振り切る ②AIFのファンタム給電SWを+48Vに変更 ③LINE OUTつまみを真ん中あたりに設定して、IN1のGAINつまみで-12dBFSに調整
音量
測定時の最大の障害が音量、86dBだと家の壁を突破して緊急警報音が道で聞こえてしまいます。それなりの対策したオーディオルームではなく、リビングなので仕方ないのかもしれません。リビングで86dBの大音量で測定していると家族に不評です。逆に何dBだと外に音が漏れないのか測定する必要があります。そこらへんが適正音量になると思います。
音圧レベル(SPL)
86dBの大音量に慄きながら測定した結果が図1です。低音の出力は、PMX900>MR4>T12になってます。低音は感じている通り。カーブの凸凹はほぼ同じで65Hz,160Hzに山があります。距離=340(m/s)/(2*周波数)でどこで反射しているか求めると2.6m(天井は2.4mのはずだけど?)と3.2m(第3高調波)後ろの壁かも。ただ、複雑な形状のリビングなので見た目優先で対策は考えてません。イコライザーでなんとかなるものでしょうか?逆効果な気がしますが・・・。

周波数分析(Wavelet)
PMX900の右スピーカのWavelet変換を見ると66Hz,151Hzに上に伸びる定在波ぽい赤いエネルギーが見える。SPLの結果と同じですね。

暗騒音がでかすぎる
Distortionを表示して違和感の原因がなんとなく判明、-40dB以下が良いと言われている中-15dBなんて、暗騒音がでかすぎます。自動換気の外気と内気を混合する音のような気がします。昔の家は、自然換気だったので音がしない。PCファン、エアコン、空気清浄機、食器乾燥機・・・いろいろ騒音のもとは多そう、最優先課題ですね。

感想と課題
CREATIVEの新しいスピーカは丸くてかっこいい(いい音出しそうな顔してます)ですが、スピーカ台に載せたいので検討外としてます。スピーカ台に載せると机が広くていいですね。MR4は、86dBでの測定時のぷちぷち音が気になりました。(通常使用時は問題ない)予想通りTASCAMのAIFは優れもので、DACとして使用するとMR4もPMX900も好み音色に変化します。でもPMX900の場合、PMX900に物理的に乗っかっているのはPCオーディオとしてどうなのという感じ。ということで当面、低音がでるPMX900単体で運用ですが、スピーカの奥行がかなりあるのでスタンドに載りきっていないのが気になります。
音質としては劇的に良くなったものの、検討課題もたくさん発生しました。少しづつ課題をつぶしていこうと思います。
現時点の課題は以下の通り
音量何dBまでだと外に音が漏れないか調査する
暗騒音の原因を特定して対策できるかどうか考える
前のミニコンポとパナとの違いを調査する
手持ちのヘッドホンの音質調査をする
イコライザー・サブウーハーでSPLの変化を検討する
5.1chの環境を味わってみる
スピーカ単体特性もメーカ通りなのか気になる
一段落したら断捨離する
