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早く会いたくて……男の子急に走り出す

5歳くらいの男の子が急に走り出した。右手には柄杓を持っている。おばあちゃんに会いに来たのかな。「おーっ、通りすぎちゃったよ」と慌ててストップ。今度は歩きながらお墓へ向かった。

男の子は墓前で、手桶と花を持った母親を待つ。日曜日、母子で墓参り。男の子が会いたかったのはおばあちゃんと勝手に言ったが、おじいちゃんと一緒かも。今も孫に慕われている幸せ者だ。

妻の知人がまた会いに来てくれた。いつもと違い花が新しくなっていた。どなたかは察しがつく。「〇〇さま、ありがとうございます」。男の子はどうしたかな、と見ると帰えるところだった。

父は息子が5歳、娘が3歳のとき亡くなる。3月初旬、親戚一同と共同墓地へ。読経が始まると子どもがしくしく。おじいちゃん亡くなり悲しいのか。真相はあまりの寒さに我慢出来なかった。

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