見出し画像

休職中、「何もしないこと」 が、なぜよいのか?

適応障害で休職してた社労士、きゅうまるです。

「何もしないこと」は、何がいいのでしょうか?

休職中は、「何もしなくていい」という言葉をよく耳にします。

ただ休んでいると、「このままでいいのかな」「もっと何かしなきゃ」と不安や罪悪感を感じることってありますよね。

でも実は、「何もしないこと」には、いろんな意義があります。

心身を回復させる時間になったり、新しいひらめきが生まれたり、次の一歩に向けた準備になったり。

休むこと自体が大切なプロセスなんです。

この記事では、「何もしないこと」の意義について、研究や考え方を紹介しつつ、私自身の体験も交えてお話したいと思います。



休職初期に必要なのは「休息」

休職したばかりの頃は、まだ体も心も回復していません。

薬の調整が続いていたり、長年がんばってきた反動で一気に疲れが出てしまったり。

人によっては、むしろ症状が強くなることさえあります。

そんな時期に「何かしなきゃ」と動き出すのは逆効果。

むしろ徹底的に休むことが大事なんです。

空っぽになった自分を回復させる「充電期間」だと思って、安心して休んでいいんじゃないかなと思います。


オランダ発の「ニクセン」という考え方

オランダには「ニクセン」という言葉があります。

直訳すると「何もしない」という意味ですが、もう少し広く「目的を持たずに過ごすこと」を指します。

ただぼーっと空を見上げたり、公園を散歩したり、ソファーでゴロゴロしたり。

生産性を求めず、ただ存在するだけでいい――そんな考え方です。

実はオランダでは、バーンアウト(燃え尽き症候群)が増えていて、ニクセンがストレス軽減の方法として注目されているそうなんです。

幸福研究で知られるエラスムス大学のフェーンホーフェン教授も「忙しい社会ほどニクセンの効果は大きい」と話しています。

オランダですらそうなのだから、日本みたいにせわしない社会だと、効果は絶大なんじゃないでしょうか。
(ニクセン、日本にも浸透してほしい…)

バーンアウト(燃え尽き症候群)の対策の1つとして、「キャリアブレイク」という考え方もありますので、コチラの記事も覗いてみてください👇



「何もしないこと」がもたらす効果

①義務感や生産性からの解放
私たちはふだん「やらなきゃいけないこと」に追われています。

休職中でも「スキルアップしなきゃ」「資格を取らなきゃ」と思いがち。

でも、あえて「何もしない時間」を持つことで、義務感から解放されて心も体もゆるみます。

その結果、ストレスが減って免疫力が回復したり、バーンアウトの予防にもつながるようなんです。

②ひらめきが生まれる
何もしてないときに、ふとアイディアが浮かんだことってありませんか?

これは、脳が休憩モードに入り、情報を整理したり新しい発想を生み出したりしているからなんだそうです。

私の場合、瞑想中や寝る前にひらめくことがよくあります。

「あ、いいな」と思ったら、瞑想をやめてまでメモを取ることもあるくらい(瞑想を途中でやめたらダメなんですが..)

止まっているからこそ、脳に余白ができて、アイディアが芽生えるんだと思います。


自分を見つめなおす時間になる

「何もしない時間」って、ただの空白じゃなくて、自分を見つめなおすきっかけにもなります。

普段は仕事や人間関係に追われて、自分の気持ちや本音に耳を傾ける時間ってなかなか持てないものです。

でも、ぼーっとしているときに「自分は本当は何がしたいんだろう」とか、「どんな生活を大事にしたいんだろう」みたいな問いがふと浮かんでくることがあります。

私自身も、休んでいるときに「あれ、そもそもなんでこんなに頑張り続けてたんだっけ?」と立ち止まって考えられるようになりました。

何もしないことで、ようやく自分の気持ちと向き合える余裕が生まれるんですよね。

だから「何もしない時間」は、ただ休むだけじゃなく、自分を取り戻すための大切な時間でもあると思います。


私の体験から学んだこと

▶勉強のとき

私は、社労士の試験に向けて勉強をしていた頃、毎日勉強し続けるのは正直しんどくて、集中力が続きませんでした。

そこで週に2回くらい「勉強しない日」を作ったら、次の日の集中力がむしろ高まったんです。
(実際はただサボってしまうだけなんですが)

もちろん「サボっちゃったな」と罪悪感がゼロではなかったですが、勉強できなかった日の翌日は、とても集中して勉強に取り組むことができました。

▶ランニングのとき

私はランニングも日課にしているんですが、実際は毎日走るより1日おきに休んだ方が調子がいいんですよね。

体が回復して軽くなるし、走るのが楽しくなる。

結果的に長く続けられるコツなんだと思います。
(でも毎日走っています)

勉強もランニングもそうですが、1日サボることで、次の日は「やりたくなる」んです。

やらなかったことへの罪悪感のおかげかもしれませんが、不思議ですね。

私のこの体験は、「何もしない」ということとは、少し違う話かもしれませんが、本質的には同じことだと思っています。


「何もしないこと」で得られるもの

私が思うのは、「何もしないこと」ってただの怠けじゃなくて、次の行動に向けた準備だということ。

むしろ何もしないことで、そのあとやる気が湧いたり集中力が高まったりする。

ときには「何もしてない自分」に焦りを感じて、それが逆に原動力になることもあります。

自分を見つめなおす時間にもなります。

続けることはもちろん大事。

でも、ときどき休むことでリセットされて、もう一度前向きに取り組む力が出てくる。

私たち「普通の人」にとっては、そのリズムの方が現実的で、長く続ける秘訣なんだと思います。


おわりに

大谷翔平選手やクリスティアーノ・ロナウド選手みたいに、トップを目指す人にとっては、休むより努力を続けることが最優先なのかもしれません。


でも、私たちの日常に生きる人にとっては「何もしない」ことを恐れずに取り入れる方が、きっと人生を豊かにしてくれるのかなぁと思ったり。

休職中は特に、「何もしない時間」「充電」として大切にしてほしいものです。

それが回復と再スタートの第一歩になるんじゃないかと思います。

「何もしない自分」に後ろめたさを感じなくても大丈夫。

その時間は、次の一歩を踏み出すための大事な準備です。


ここまで読んでくださりありがとうございました。

「ちょっと気になるな」と思っていただけたら、ぜひフォローしてもらえると嬉しいです。

きゅうまる

私の自己紹介記事はこちら👇

いいなと思ったら応援しよう!

休職のお悩み相談室@きゅうまる いただいたサポートは、休職中の方やメンタルで悩む人に役立つ発信の燃料にします🌱