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矢沢永吉の「最高の断り方」──この話を“ええ話”で終わらせたら、何も残らない

連続投稿 158日 No364記事

矢沢永吉の「最高の断り方」

矢沢永吉の「最高の断り方」として、
よく語られるエピソードがある。

近藤真彦から楽曲提供を依頼されたとき、
矢沢は、驚くほど誠実で、
そしてカッコいい言葉で断ったという話だ。

確かに、ええ話や。
でも──
この話の本当の凄さは、
そこじゃない。


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近藤真彦は、矢沢永吉の大ファンだった。

「いつか矢沢さんに、曲を作ってもらいたい」

その想いは強く、
ついに事務所を通して正式なオファーを出す。


一本の電話

しばらくして、
レコーディング中の近藤のもとに一本の電話が入った。

「そちらに近藤さん、いらっしゃいますか?」

突然の電話に
「どちら様ですか?」と聞くと――

「矢沢と申します」

永ちゃん本人からの電話だった。


憧れの人からの言葉

矢沢は、こう切り出した。

「テレビで拝見してます。
すごく素晴らしいと思ってます。
僕、あなたのこと、好きです」

憧れの本人から、
そんな言葉を直接かけられる。

それだけで、
十分すぎるほどの出来事や。


そして、断りの一言

さらに矢沢は続ける。

「だから、あなたのために
最高の曲を作りたいと思った」

ここまで聞けば、
誰だって胸が高鳴る。

だが、次の一言。

「ただ、ごめんね。
最高の曲ができたら、
僕が歌いたいよね。
ジョン・レノンも、そうでしょ」


なんてカッコいい話だろう

ただ拒むのではなく、
相手を立て、
自分の想いも正直に語る。

「これは最高の断り方やな」

多くの人が、
そう感じると思う。


……でも、この話はそれだけじゃない

ここで、一度立ち止まりたい。

この話、
本当に“ええ話”で終わらせてええんやろか。


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