永ちゃんが読んだ、ひと通の手紙
連続投稿 154日 No356記事
――ファンと永ちゃんの“人生が交差した瞬間”の話――
永ちゃんは、ファンからの手紙やメールを極力読むようにしている。
スーパースターなのに珍しい。ほんまに珍しい。
そして2023年のコンサートで、こんな話をした。
「成り上がりメソッド ─ YAZAWAの教科書」では
永ちゃんの言葉・行動・歴史から “成り上がるための思考法”を毎日1本、研究していきます。
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「大阪、泣きました」から始まった話
ある日、こんな手紙が届いたそうだ。
永ちゃん
ありがとう
いつもパワーもらってます。
この間、大阪…泣きました。
永ちゃんの『成り上がり』を読んで
自分も同じだったんです。
言うべきか、迷った沈黙
ここで・・・
永ちゃんは、少し間を置いて
「…まぁ、やめとこうか」
と言って言葉を濁した。
このエピソードを言うべきか、迷っている感じだった。
でも、続けた。
給食費と、憎しみの記憶
そのファンはこう書いていた。
家が貧乏で、給食費を払わせてもらえなかった。
それが悔しくて、嫌でたまらなかった。
ずっと、子どもの頃は
「なんでこの親から生まれたんだよ」
と親を憎んでいた、と。
親になって、見えた景色
しかし月日が流れて、自分が親になった時、
ハッとしたらしい。
「自分はなんてひどいことを親に思っていたんだろう」
「自分のバカさに気付きました」
そして、最後にこう結んでいた。
永ちゃん、体に気をつけて
これからも頑張ってください。
永ちゃんは、その手紙を読んで思ったという。
「良い手紙だった。よく気付いたと思った」と。
そして、こう続けた。
だってねぇ…
その人の親も、好きで貧乏やってるわけじゃないし。
人生いろいろあるけど――
行くしかない。
行くしかない。
行くしかない。
そう言って、少しはにかんだ笑顔で上を指さした。
会場が静まり返った。
まるで“永ちゃんの人生観そのもの”が
ふっと舞台に降りてきた瞬間だった。
そのあと永ちゃんは、名曲 A DAY を歌った。
くらい闇のはてに青い月の光
浮かぶ君に 出逢うまで永い時が過ぎた
君の頬につたう過ぎた日の涙
でも もう これっきりすべて さよならさ
さっきの話の余韻のまま、あのバラードが始まる。
あれはもう反則や。
会場全体が、言葉にならん感動で包まれた。
“人生いろいろあるけど、行くしかない”
その言葉が、ずっと胸に残っている。
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