見出し画像

KYOTOGRAPHIE【キッズプログラム】:観測せよ‼️トマソンワークショップレポート

こんにちは!
KYOTOGRAPHIEインターンのつくしです。

今回は2025年4月20日(日)に開催されたキッズプログラム、「私たちの周りにあるトマソンを探そう!写真さんぽ&まち発見ワークショップ」のレポートをお届けします!


はじめに わたくし つくしです。

はじめに、自己紹介をいたします。
わたくし、つくしはコミュ部部員ながら、キッズプログラムでもインターンをさせていただいております。そして、コミュ部お散歩倶楽部のリーダーを僭越ながら名乗らせていただいております。
そんな私が、このワークショップに参加した目的はーー

そう。トマソンです。

お散歩倶楽部のリーダー(自称)にとって、トマソンとは浪漫そのもの、お散歩しながらのトマソン探しというのは、お宝探しと同義なのです。
ということで、つくしはおっきなおともだちという体で、本イベントに参加させていただいた次第であります。


トマソンって一体な〜に?日常の中の非日常「トマソン」への誘い

では、簡単にトマソンとはなにか?
以下、本イベントのホームページより抜粋します。

トマソンとは、赤瀬川原平(1937-2014)が考案した概念です。これは、都市の中に散在する「無用で不条理なオブジェ」を指します。行き止まりの階段、塞がれたドア、ふさがれた窓、意味のない日除け、あるいは「原爆型トマソン」のような謎めいた形まで、多様な例が存在します。

KYOTOGRAPHIE キッズプログラムHPより

少し、難しいですね…

さらに、京都芸術センターホームページの本展示紹介文より引用します。

「超芸術トマソン」とは、赤瀬川原平 (1937-2014) が提唱した「不動産に付着し、美しく保存されている無用の長物」です。トマソンは、芸術作品と同じく、あるいはそれ以上に、無用なものであるに関わらず、建築物に付着し意図的に保存されているかのように見えます。作者が存在しないにもかかわらず、それは見る者にとって芸術作品のように映ります。

京都芸術センターHPより

なんと、みなさんの日常の中にもトマソンのような非日常が潜んでいるのです!
誰も使われていない、もしくは使われようがないような「無駄」なオブジェクト。
しかし、かつては確かにその用途が明確に存在したモノ。
今では、どういう経緯かそこにひっそりと佇んでいます。誰にも邪魔されずに、静かに。

例えば、こちらはどうでしょうか?

このような取り壊された建物の跡も「トマソン」だというのです。

なかなか興味深いですね。

とはいえ、座学だけでは一体何だか分かりません!️!
私自身も完全に理解ができていないものの、ものは試しに!百聞は一見に如かず!というテンション感で参加してまいりました。

以下、レポートをお届けします。

ドキドキ!?トマソン観測隊‼️

初めは、京都芸術センター南ギャラリーにて、龍谷大学教授シルヴァン・カルドネル先生による展示の解説が行われました。


↓展示会情報はこちら。


はじめに先生は、トマソンが「超芸術」たる所以を説明してくださいました。

トマソンは、アートに似ているが実際にはアートとは異なる。
そこには意図がなく、作者もいない。
ただ、結果的にそう成った

だから、芸術(アート)を超えた「超芸術」である。

う〜ん。またまた難しいですね。(笑)

展示会場内には、多様なトマソン報告がズラリ。展示会場は、「展示」というよりかはむしろ、全国津々浦々のトマソン報告を集約した「観測所」のような空気感でした。

先生による解説も一息つき、出発の前にカメラの使い方をレクチャー。
色とりどりのカメラに、つい心を躍らせる子どもたち。(と私)

こちらが、今回キッズの活動を記録してくれる優秀なカメラくんたちです。

では、いざ出発‼️

?kmの探検

今回のルートは京都芸術センターを出発地点として、下記の図のようになりました。

約1.6km。意外と長かったです。

出発も目前。かっこいいカメラを携えた子どもたちの目は、なんとも形容し難いほど光り輝いており…思わず、おっきなおともだちという設定を忘れてしまうほど胸を打たれてしまいました。(歳かな…)

さて、道中。
お天気にも恵まれ、大変トマソン日和の中探索を進める私たちーー

つくし:なんか撮れた〜?

キッズ:う〜ん、わかんないけどなんか気になるから撮っとく〜!

つくし:めっちゃ上手やん?!これなんでこれこうなってるんやろうな〜

キッズ:う〜んわかんな〜い

こんな具合に、非常にゆる〜い空気感ながらも、子どもたちはなんとも摩訶不思議なオブジェクトに頭を捻らせるのでした。

途中、箸休め?におっきなおともだち・つくしちゃんの写真を撮り出す子どもたちもちらほら…

とはいえ、子どもたちの観察眼というものは目を見張るものがあり、大人たちを差し置いてスラスラトマソン(?)を見つけだすことも。

普段見慣れた景色が、まるで違って見えた1日でした。

ここで、少しだけ今回観測できたトマソンをご紹介します。

不思議なところにドアがありますね!これは、高所型トマソンに分類されるそうです。
こちらの写真、どこにトマソンがあるかわかりますか?答えは、画面右下と左下にある板のようなもの。これを、無用庇と言うそうです。

まだまだたくさん、街中にトマソンが潜んでいました。みなさんも、ぜひ見つけてみてください!ひとたびトマソンの路上観測の世界へ誘われるとなかなか抜け出せませんのでご注意を(笑)

こうして、つくしもおっきなお友達としてキッズに紛れながらトマソン観測に勤しんだのでした。
もちろん、子どもたちの安全やサポートという本分も忘れずに。


トマソンという浪漫をなぞって

いつしか、大人も子どもも関係なく、みんな一体となってトマソンという(謎)な物体に想いを馳せていました。
この時間・空間、全てが尊いなと、そう思ったのです。

普段生活していても気がつかないような些細な問いについて探究する。当たり前を再考する。そんな要素がトマソン観測には詰まっているように感じました。
なんとも哲学的ですね。
このようなフィールドワーク型の活動は、子どもたちの知的好奇心を大きく育み、また実際に自分でカメラを操作して作品として残すという活動も創造性を掻き立て、教育的に非常に意義のあるものだと肌で実感いたしました。

そして何より、一見して無意味と思われるような、ある種無機質とも取れるような物体にここまでの浪漫や楽しみを見出し、そしてそれについて考えることができる。
ただの無駄なオブジェクトであると片付けない「人間の営み」にも、感銘を受けたのでした。


おわりに、そしてご案内

このようにKYOTOGRAPHIEのキッズプログラムでは、まさにHUMANITYな様々なプログラムをご用意しております!

大人の方からお子さんまで楽しめる要素盛りだくさんです!

私たちは、会期中、キッズプログラムのワークショップのみならず、子ども写真コンクールの展示会場でもみなさまを心よりお待ちしております!(楽しいクラフトコーナーもあるよ!)


↓KYOTOGRAPHIE展示会場およびキッズプログラムのご案内です。


さらに、今回京都では公開トマソン報告会なるものも開催されます!
もちろん、お散歩倶楽部のリーダー(自称)である私も参加させていただく所存です。
トマソン愛好家のなかまたちは、ぜひ会場でお会いしましょう!


↓公開トマソン報告会のご案内です。(要予約です)


Instagramでも情報を発言しておりますので、よろしければフォローお願いします!↓

https://www.instagram.com/kyotographers/

(文・編集・写真:築紫葵[KYOTOGRAPHIEインターン])

いいなと思ったら応援しよう!