見出し画像

世界が息を潜める時

冬の朝は、まるで世界が
一度息を潜めたようで
静けさの奥に新しい一歩の気配が
宿っているよう。


白く浮かぶ息が
ゆっくり空へほどけていくたび
胸の奥に小さな灯りがともり

昨日までの迷いさえ
柔らかく溶けていく。


冷たい空気の中にいると
心のぬくもりが輪郭を持って
立ち上がってくるから不思議だ。


冬は不安を強める季節だと
思われがちだけれど

本当は、気持ちを整え
余計なものを落とし

必要なものだけを抱きしめ直す
時間なのかもしれない。


今日も真っ白な朝のように
静かで優しい1日でありますように。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集