見出し画像

弟が欲しいのは、モノじゃない

同じように育てているのに、欲しいものも、こだわるところも全然違う。

我が家の長男は、気に入ったものだけを大切にするタイプだ。

好きなぬいぐるみ。
好きな石。
好きなカード。
好きな色。

自分で選んだお気に入りには、とことん愛着を持つ。

一方で次男は、
「それ、自分のじゃなくてもいいの?」
と思わず聞きたくなるほど、長男のものに惹かれる。

おもちゃ。
シール。
袋。
ダンボール。
トイレットペーパーの芯。

時にはゴミまで。
「それ、本当に欲しいの?」
と聞きたくなるものでも、長男が持っていると気になってしまう。

次男にとって大事なのは、そのもの自体ではなく、長男が持っていることなのだ。

その違いがよく表れているのが、ダンボールとぬいぐるみの話である。

長男はダンボール工作が大好きで、毎日のように何かを作っている。
長男にとってダンボールは大切な材料だ。

でも次男は工作をしない。
それなのに、長男が使っているダンボールを欲しがって泣く。

「何作るの?」
と聞いても答えはない。

ただ手に入れたい。

長男のものだからだ。

ぬいぐるみも同じだった。

それぞれ自分で選んで買い、自分のぬいぐるみを持っている。
長男はそれを大切にする。

それなのに次男は、
「やっぱりお兄ちゃんのがいい。」
と言う。

長男からすると納得がいかない。
自分で選んだし、同じように買ったのだから。
でも次男には関係ないらしい。

欲しいのはぬいぐるみそのものではなく、お兄ちゃんのぬいぐるみなのだ。

さらに見ていると、次男はモノだけでなく、お兄ちゃんの「立場」にも憧れているように思える。
ランドセルも欲しがる。

年中さんにとって小学生はかっこいい。

でもきっと、ランドセルそのものではなく、お兄ちゃんみたいになりたいのだ。

次男はいつも長男を見ている。
真似をして、追いかけて、同じものに手を伸ばす。

きっと憧れがあるのだろう。

本人たちは毎日ケンカしているけれど。

長男は気づいていないかもしれない。

弟が求めているのは、モノじゃない。

ダンボールでも、ぬいぐるみでも、ランドセルでもない。

それらは弟にとって、「お兄ちゃんに近づくための切符」のようなものなのかもしれない。

少しでも同じ景色を見たくて、同じ場所に立ちたくて、小さな手を精いっぱい伸ばしている。

だから本当に求めているのは、その向こうにいる「お兄ちゃん」なのだ。

そう思うと、「それ貸して」のひと言さえ、弟なりの不器用なラブレターに聞こえてくる。

今日も生きた

#兄弟育児
#男の子育児
#子育て日記
#育児エッセイ
#兄弟あるある
#子どものいる暮らし
#成長記録
#家族の日常
#絵日記
#SiblingLove
#Brothers
#Parenting
#MomLife
#FamilyMoments
#ChildhoodMemories
#GrowingUp
#EverydayLife
#Wholesome

いいなと思ったら応援しよう!

きょうもいきた ありがとうございます! これからもよろしくお願い致します!