中国福建からバンカ島へ。インドネシアの国民食のルーツ
先日書いたこちらの記事。訳あって今最も行きたい場所(インドネシア国内バージョン)となった島についてです。
実はそのトリガーとなった「訳」の一つは、こちらのYoutueb動画。
中国生活(食べ物が多い)についての動画がたくさんなのですが、その中から見たのがFujian (福建)の朝ごはん動画。
この福建省の朝ごはん動画をみていたら、
え、待って待って・・・これは!


この满煎糕 (manjiangao) という食べ物、これはインドネシアのmartabakですよね?!
と、一瞬考えて、すぐに思い出したのがこちらの本↓


そう、この本の中でMartabakは中国からの移民由来だと書いてあったな、と思い出したのです。
私が住むのはジャワ島。ですが、Martabakを売っているお店や屋台の多くは "Martabak Bangka" とバンカ島の名前がついているんです。
本の中でも、今やインドネシアの国民的お菓子といえるMartabakはバンカ島からはじまり、インドネシアの他地域に広まったと書いてあります。
なぜバンカ島なのか?!


現在の統一インドネシアになる以前、13世紀頃にバンカ島で錫をとるプロジェクトのため、多くの中国人がインドネシアへ苦力(クーリー)として渡ったそうです。

そのほとんどは南部の客家人だったとか。一部の人たちは後に中国に戻りますが、残った人たちが広めたのが满煎糕 (manjiangao)。インドネシアでも最初はピーナツや煎ったゴマ入りだったそうですが、だんだんとアレンジされ、今のマーガリンやチョコ・チーズなどのトッピングがたっぷりの、インドネシアのMartabakに進化していったそうです。
Martabakの他に、もう一つ"bangka"の名前がついているのが一般的な国民食があります。それは、
Mie ayam bangka

ミーアヤムは中国がルーツと言われていますが、インドネシア国内でも麺の種類やあじつけにバリエーションがあります。
ミーアヤムバンカは、バンカ島系中国人ルーツの濃い味つけが特徴です。
(ミーアヤムと言えば、日本語にも翻訳されているこちらの本がヒットしましたね!)
中華系インドネシアが多い地域は国内にいろいろあります(メダンやカリマンタンなど有名です)が、このようにバンカ島も、中国から渡ってきた人たちが多かったこと、そしてそれから今まで続き、更にインドネシア全土に広まっている国民食もあるわけです。ロマンを感じずにはいられません!
バンカ島について、まだまだ続きます。
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