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統合失調症の病理(臨床心理的視点)

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どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。


精神疾患の代表例とも言われる
統合失調症。

芥川龍之介、
ムンク、
ゴッホ、
玉置浩二など

古今東西の様々な人が
症状をもっていたことで知られています。

ビューティフルマインドという
映画で取り扱われていることも有名です。

統合失調症の基本的な内容は、
以前も記事にしたことがありますが

臨床心理の視点での病理は、
やはり様相や解釈がかなりの異なりを見せる。

統合失調症の本質に迫るために
よりディープな視点で病理をみていく記事にしていきます。

不快に思うことがあったり、
違和感を覚えることがあれば
すぐに記事を離れてくださって大丈夫です。

何か気付きある記事になれば幸いです。



統合失調症の症状

統合失調症の症状は
人によって様々です。

代表的なもので言えば、

「秘密結社に狙われていて、自身の言動を常に見られている」

というものや、

「周囲の人の考えが脳内に流れ込んでくる」

というものであったりします。

そのような、
妄想、幻覚、幻聴という括りで表されますが、

そんな単純な言葉で表すことができないほどの
多様性や奥深さがこの病理にはある。

統合失調症の事例を見ていくと
興味深い内容を多く目にします。

例えば、

「宇宙の星からのメッセージが流れてくる青年」

の事例であったり、

「神社で会った稲荷さんの守護霊をその身に宿す患者」

という話であったりです。

他者の考えを読める。
霊能力がある。

そんな事例も色々と出てきますが、
興味深いことに

彼ら彼女らの指摘している内容は、
治療者である心理士が

自分でも気づかなかった無意識の部分を
言い当てていたりする
ものであるという
記録が複数残っています。

統合失調症とは
そのような不思議さを宿す病理である一方で、

病理をもつ人は
深い苦しみを抱えている。

では、
なぜこのような症状が出るのかを
少しずつ解説していきます。


海に覆いつくされている

神経症や境界例と同じように
無意識=海という例えで表現するならば、

統合失調症は
街や都市の中にも、

津波に襲われた後のように
海が入り込んできている状態だと言えるでしょう。

統合失調症の本質に迫るには
ヒト以外の生物に着目する必要があります。

他生物とヒトは何が違うのかと問われれば、
1つの視点として「意識がある」ことが挙げられます。

シャケやウナギなどは、
川から生まれ、海に出て、
また出産時には元の川に帰ってきます。

なぜ、これらの生物は
自分が生まれた川を識別できるのでしょうか。

それは、地球という星の
自然のシステムの中に
既に組み込まれたもの
であるからです。

「意識=自我」をもっていないからこそ、
その自然のシステムに沿って
一生を終えることができる。

もし、自我をもっていたならば、

「私はあっちの川の方がいい」

という、
意思が生まれてきてしまいます。

自然に沿って生きることはある種、
自然システムからの命令です。

統合失調症の病理の本質は、
自然システムからの命令が
幻聴のように聞こえてくる
とも言えます。

言わば、
無意識に開き過ぎているのです。

だから、
宇宙からのメッセージや
霊という超自然的なものからの
何らかの波長を感じるようになってしまうのでしょう。

ヒト以外の生物は、
個ではなく種として生存するように
プログラムされています。

ブリザードにさらされるペンギンは、
集団で固まり、
定期的に外側と内側のペンギンが
入れ替わるように本能的に動きます。

人間のように浅はかな自我をもつと、

「自分だけが助かりたい」

という我や欲というものが生まれる。

だからこそ、
人類は争いが絶えないとも言えるのです。

そう考えると、
統合失調症の人は果たして病気なのか、
または高尚なステージに立っているのか、
色々と考えさせられます。

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