心理検査の王道。ロールシャッハテスト
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どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。
共育LIBRARYりょーやん、元教師です。
心理検査と聞いて、
あなたはどのような検査を思い浮かべるでしょうか。
ウェスクラー式検査(WISC・WAIS)
のような、IQを測定するものでしょうか。
それとも、
巷で流行っている
MBTIのような性格診断テストのようなものでしょうか。
MBTIは心理検査ではありませんが、
同じように質問にたくさん答えて、
性格傾向をみる心理検査もあります。
ただ、人間は往々にして
質問に対して「自分をよく見せよう」とするため、
表面部分というか、
意識的な部分しか
みることができなかったりします。
WISCやWAISは、IQを測り、
自身の能力のバランスや凸凹をみれますが、
あくまで知能面だけです。
では、自分自身ですら分かっていない
深層心理の部分はどうテストしていくのか。
その王道中の王道が
ロールシャッハテストです。
今回は、
ロールシャッハテストの解説をします。
今後検査を受ける人もいるかもなので、
図版は見せません。
段階を負って、
少しずつ内容を深めていくので
検査を受ける予定があって、
事前情報を知るとまずいという方は、
適切なタイミングで離脱してもらえればと思います。
ロールシャッハテストとは?

ロールシャッハテストとは、
投影法と呼ばれる
人間の無意識の部分を調べることができる
心理検査です。
投影法は、
分かりやすいもので言えば、
バウムテストと呼ばれる
一本の木を紙に画く検査があります。
以前も記事にしましたが、
幹の太さ、樹幹の形、根っこの長さ、枝の数、
あらゆる面に対して
心理的な意味があるというものです。
ロールシャッハテストの場合は、
インクの染みのような図版を見て、
それが何に見えるのかを
答えてもらいます。
例えば、こんな雰囲気のカードです。

これは、
本物のカードではありません。
ロールシャッハテストで
使われる図版の数は10枚と決まっており、
10種類しかないため、
カードが入れ替わることはありません。
開発された時からずっと変わらない
10枚のカードを使用します。
そして、
なぜそのカードなのか、
なぜその順番で提示するのかに
全て意味があります。
上のイメージ図をみても、
どうような応答で
どのような見立てをされるのかが、
全く予想できないと思います。
だからこそ、
その人の人間としての根源が
映し出されるとも言えるでしょう。
ロールシャッハで分かるもの

ロールシャッハテストでは、
どのようなことが分かるのでしょうか。
まずは、
形式分析というものがあり、
WAISやWISCのように、
全て点数化して、集計をして、
点数によって「〇〇の力が中程度」のような
統計的に計測する分析があります。
流派によって、
分析方法は変わるのですが、
筆者が習っている方法では、
形式分析によって
知的機能の側面、情意的な側面、対人的側面
を見立てることができます。
例えば、
知的側面に関していえば
・知的生産性
・未知の課題に出会った場合どう対処するか
・常識的な対応か
・妄想的か
・知的な興味や関心の広さ
・自分や人に対しての要求水準の高さ
・創造性、想像性、批判性
・こだわり
などを知ることができます。
情意的側面で言えば、
・客観性はあるか
・情緒的な刺激にさらされたときの反応
・情緒の統制力
・衝動性
・欲求をどう満たそうとするか
・感情表出の方法
・内向型か外向型か
・依存性、愛情希求性
などを知ることができます。
対人的側面で言えば、
・対人不安
・対人への過敏性
・対人興味の薄さ
・相手の立場から考える力
・退行願望
・自己像
・人への配慮
などを知ることができる。
上に挙げたのは、
あくまで一部であって、
もっと細かい色々なことが分かります。
では、
なぜそれらが分かるのか、
さらに深い分析では
何が分かるのかを解説していきます。
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