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なぜ「闇」をもつ人ほど偉大な表現者になるのか?

とうとう筆者の地域でも
雪が降りましたね!

子どもはウキウキで
大人はどんより・・・

こういう時に、
子どものピュアさから学ぶことがあるな~
と感じます♪


共育LIBRARYへようこそおいでくださいました✨

教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌

どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。

共育LIBRARYりょーやん、元教師です。


小説家。
芸術家。
ダンサー。
アーティスト。
起業家。

こういった活動を行う人たちは、
ゼロから何か生み出すことが生業であり、
クリエイター、または表現者と呼ばれます。

あなたが尊敬する
表現者は誰がいるでしょうか。

気付いている人もいるかもしれませんが、
表現者というのは、
闇が深ければ深いほど、
大成する傾向が少なからずあります

「闇」という言い方は
認識のズレを生みますが、
要するに「負」の感情です。

闇や負の感情は、
あまり触れ続けない方がよいとされる一方で、

それらがある人ほど、
世の中で脚光を浴びているというこの矛盾。

なぜ、
負のエネルギーをもつ人が
偉大な表現者になっていく
のか。

そんな視点から
記事を書いていきます。

楽しんでもらえるとうれしいです。



闇を抱える偉大な表現者たち

筆者は心理系の大学院に入るため、
様々な精神疾患とされる症状に関する
文献を目にしました。

そういった文献を読む度に驚いたのは、
よく世に名が知られる人物たちの多くが、
裏側で精神的に様々なものを抱えていた
という事実です。

例えば、
解離性障害では
宮沢賢治の事例が紹介されています。

統合失調症では、
ムンクや中原中也、島崎藤村などの人物名が。

パーソナリティ障害に至っては、
太宰治、ヘルマンヘッセ、種田山頭火、
エリクソン、井上靖、宮崎駿
などが例として挙げられています。

愛着障害に至っては、
オバマ、ビル・クリントン、川端康成、
ルソー、夏目漱石、ミヒャエル・エンデ、
ヘミングウェイ、谷崎潤一郎、チャップリン、
スティーブジョブズ
など
枚挙にいとまがありません。

どの人物も、
誰もが一度は聞いたことがあるような
偉大な表現者たちばかりです。

また、
そういった書籍の中には、
フロイトやユングの名前もあげられている。

つまり、
精神科医であり、
心理の研究を行っている人物自体が
心理的なものをもともと抱えている
ということなのです。

彼ら彼女らは、
たまたまこういった
「負のエネルギー」を抱えていたのでしょうか。

それとも、
抱えていたからこそ、
偉大な表現者になった
のでしょうか。

そんな視点で考察してみます。


起業家も表現者?

筆者は冒頭で、
起業家も表現者やクリエイターにカウントしました。

起業家は、
まさしくゼロから何かを生み出すクリエイターであり、

起業を通して、
社会に何らかのメッセージを伝えている
表現者
だと考えているからです。

彼ら彼女らは、
なぜ起業するのでしょうか。

その理由の1つが、
「怒り」だと言われています。

彼ら彼女らは、
社会の問題点に気付く視点をもっていると共に、

不遇な扱いを受けている人がいることに対しての
怒り
をもっているのです。

だからこそ、
その怒りが原動力となり
社会問題を解決しようと立ち上がる。

投資家たちが、
「怒りに投資する」といった視点で、
投資先を探している話も聞いたことがあります。

また、
起業をする人の多くが
自分の中に強いコンプレックスを抱えていると
言われています。

コンプレックスを埋めるために、

「見返してやりたい」
「周囲の人に認めさせてやりたい」

という負を起点とする感情が起こり、
それが行動の原動力となって
常人の何倍ものエネルギーで
走り続ける
のです。

ある経営者は、
成功するために
コンプレックスのエネルギーを
活用することについて
以下のような表現を使っています。

まずは、
自分の「悪」のエネルギーを活用する。
そして短期間で、
金銭的に安定軌道に乗る。
その後、必死になって、
心の面でも豊かになるように努力するんだ。
つまり一気に
「金」も「心」も目指すのではなく、
まずは「金」に優先順位を置く。
次に必死になって、「心」を磨く。
この2ステップを意識する。

『非常識な成功法則』

ネガティブなエネルギーが強い人ほど
事業は成功しやすいというのは、

経営者の中では
結構周知のこととされています。

「闇」というものは、
人間を走り続けさせる
ガソリン的な役割も担うようです。

現在は、
そのようなコンプレックスを起点とし
原動力とする時代は終わったと言う人もいますが、

相対的に数が少なくなっただけで、
一定数はまだ存在すると考えています。


令和音楽界の歌姫

突然ですが、
筆者はADOが結構好きです。

最初に子どもたちの紹介で、
「うっせぇわ」を聞いたときは

「この子・・・闇が深いな・・・」

と短絡的に感じたものです。

しかし、
彼女の歌声や様々な曲を聴くうちに、

「ああ・・・この子は自分の闇と、その裏にある生きたいという思いを、不器用に直球でここまで表現しているからこそ、胸を打つし、美しいのだ」

と思うようになりました。

マツコ・デラックスとのトークでは、
如何に自分のことが嫌いなのかということを
赤裸々に語っていた彼女。

「どうやったら自分のことが好きになれますか?」

「ほんっとに嫌いで。自分のことが」

そんな言葉を発していました。

自分のことを嫌う人は
世の中に多くいると思います。

しかし、その感情を、
あれだけのエネルギーを込めて、
ドストレートに世の中に投げかける彼女は、
本当に純粋で美しいのだと感じます。

そして、
自分のその「闇」を、
歌にして表現して表現して
表現し尽していくうちに、

いつしか、
その闇が浄化され、
「生」のエネルギーに転化していくのではないでしょうか。

その証拠に、
最近のADOの曲は初期の頃に比べ

自分自身を少しずつ
認めることができるようになってきた
雰囲気を
感じる部分がある。

闇が大きいからこそ、
そのエネルギーが
人の心を打つ作品へと昇華される。

作品をつくり、
表現し続ける中で、
闇が生へと転化していく。

だからこそ、
表現者たちは
作品をつくり続けるのかもしれませんね。


ロジャーズの自己一致

現在は「傾聴」という、
相手の話に聞き手の判断を挟まず、
そのまま受容することの重要性が
大分浸透しています。

そもそも
この「傾聴」は、

ロジャースという人物の
クライエント中心療法という方法の中で、
世間に広く認知されていきました。

ただ、当時は
かなり半信半疑の状態だった。

これまで、
クライエントのコンプレックスやトラウマを、
多くの精神科医が様々な方法を模索し
解決しようとしてきた流れの中で、

相手の話をあるがまま受け入れて「聴くだけ」で
相手の症状が改善するというのは、

言われてみれば疑わしいと思うのが
普通かもしれません。

言わば、
何もしないことで改善するかのように
聞こえてしまいがちなので。

なぜ傾聴をすることによって
症状が改善するのでしょうか。

ロジャースの理論では、
「自己概念」という
自身という存在を把握している力と、

「体験」という
自分に起こったことを明確に把握する力が
一致している人物は、

自己一致しており、
適応的な人であると言われています。

自己一致をしていない人は、
なぜ自分が怒っているのか、
なぜいつも振り回され、
気付けば不幸な目にあっているのかを
理解できていなかったりする。

そして、
クライエント中心療法では、
自分の心の内を赤裸々に語り
それらが全て受容されます。

自身のことを吐露することで、
カタルシスが起きる。

つまり、
ネガティブなエネルギーが
ポジティブなエネルギーに転化
する。

その過程の中で、
クライエント自身の
自己洞察が高まり、
自己受容をするようになり、
自己概念と体験の自己一致が起こり、
自己実現が可能になっていく。

そんな、
自己像が再統合されるからこそ、
症状が改善するということが述べられています。

筆者は、
このプロセスは
表現者のプロセスにそっくりだと
感じています。

自分の内面をありのままに表現する作品。

それを認めてくれる人がいることが、
自己受容を促し、
自己一致に近づけてくれることになる。

だからこそ、
表現し作品を発表し続ける中で、
少しずつ癒しを得ていく
のではないでしょうか。

表現やクリエイティブな生業には、
そんな人間になくてはならない役目が
担われている気がしています。


まとめ

以前に、noteでの発信を通して、
傷を回復させていく人が多いことについて
以下のような記事を書いたことがあります。

noteはまさに、
表現者たちのためのプラットフォーム

noteの記事で自己表現をし、
それをそのまま受容してくれる人がいる中で

自分自身という自己像が
段々と一致するようになる。

noteはきっと、
そんな役目も担っているのでしょう。

そして、
例え出発点は
「闇」や「負」のエネルギーであったとしても、

表現を通していく内に、
やがて美しいものに変わっていくし、

その変化の過程そのものが、
多くの人に希望を与える
ことになる。

だからこそ、
ネガティブなエネルギーも
自分にとって宝物
と言えるかもしれません。

様々な考え方で、
ポジティブもネガティブも
自分の味方につけていけるといいですね。


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