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AI=カウンセラーの未来はあり得るか?

最近一気に気温が上がってきましたね!

花粉症の症状も出なくなったな~と思い始めると、
次の日気温が下がり症状が出る。

そんなに大きな症状はもう出ないですが、
油断禁物ですね~


共育LIBRARYへようこそおいでくださいました✨

教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌

どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。

共育LIBRARYりょーやん、元教師です。


ChatGPTが発表されてから、
数年が経過しようとしています。

ここ数年の間に
AIは爆発的な進化を遂げ続け、

今尚すごいスピードで
変容し続けています。

そして、
オンライン上だけではなく

現実世界でも
AIを活用している人が
周囲に多くいる状況に変化してきていると
感じつつあります。

今年入学した大学も、
全員にChatGPTの有料版アカウントが配られ、

論文を検索したり、
修士論文を書いたりする際に
AIを活用することが推奨
されています。

そんな中、
カウンセラー/セラピスト界隈の中で
一際注目されているのが、

「AIを使ったカウンセリング」

です。

ある文献によると、
AIの方が人間よりも共感性が高いという
結果が出ているものもあります。

果たしてこれは本当なのでしょうか。

この記事では、
AIが心理の世界にどう活用されていくかという
「心×AI」の部分を深堀する記事にしていきます。

楽しんでいただけると幸いです。



AIはもはや感情を操る?

筆者が通っている大学は、
心理学部や臨床心理の大学院生が過半数を超える
心理に特化している学校です。

それもあってか、
入学式での学長や理事長の話は
心理に絞ったものが多かった。

その話の中で出てきたのは、

「AIによって共感は生み出せつつある」

というもの。

下手をすると、
心理士という職業の価値を揺るがすことに
なりかねない要素だからこそ、

研究・研鑽を重ね

「共感の本質とは何か?」

ということを
学んでいってほしいという話でした。

この話の裏付けとして、
近年、AIに関する論文が
色々と発表されている背景があるようです。

ある研究では、
医学的質問に対する説明の分かりやすさ
医師とChatGPTで比較すると、

78.6%がChatGPTの方が優れているという
判定をしたものがあります。

さらに、
医師とAIの共感の効果を検証した実験では、
共感性の数値が
AIが医師に圧勝する結果となりました。

ChatGPTが発表された当初は、
知的生産に関する部分は
AIがこれから独占し得る可能性が検討される一方で、

感情や気持ちに関する部分は
AIの範囲外
とされている風潮があった。

しかし、
その流れが変わってきつつあります。

ただ、
AIの方が単純に共感能力に優れているといった
そんなシンプルな話でもないようです。


共感の「質」が違う?

筆者は、
修士論文のテーマはまだ確定していませんが、

AIの心理面への活用を
論文のテーマにしようとしていました。

なぜなら、
これからの時代、
必ず子どもたちは
AIを心理面のケアに使おうとする
だろうからです。

現状では、
文字情報だけでも
共感性に対する高い数値
が出ている。

これが、音声になったらどうなるのか。

自分の「推し」や
好きなキャラクターのアバター

寄り添ってくれるようになったらどうなるのか。

音声まで
自分好みにカスタマイズできる
ようになったら
どうなるのか。

これらの技術は、
既に活用されているものなので
子どもたちに広がるのも時間の問題だと思っています。

さて、先日の修士論文の検討会で
AIのことをテーマに挙げた学生が複数おり、

そのことに関して、
教授たちが色々と深堀をするという展開になりました。

教授たちの反応も、
概ね「AIは役に立つのだろう」という感触。

最新の研究でも
効果があることが発表されていることや、

反社会的な感情をもつ人を
AIが諭す
ようなプログラムをつくることによって

そのような感情の数値が減るという研究も
発表されていることを教えてもらえました。

ただ、
とても本質的で大きなクエスチョンも
投げかけてもらいました。

それは、

「『AIと人』の場合と『人と人』の場合とでは、共感の質の何かが違うのだろう」

ということ。

先ほどの、
反社会的な考えをもつ人に
AIが諭す実験の場合は、

人が人に諭すと
反発心から反社会的な感情が増幅する場合がありますが、

AIの場合は、
「反発する」という反応が起こりにくく

受け入れやすくなるそうです。

AIの場合だと、
「相手の人格」というものが「向こう側」にない分、
素直に受け取れるのかもしれません。

一方で、それは、
AIの発する言葉は、
情報と感情の中間のようなもので、
「深い共感」を呼び起こすものではないのかもしれない。

森田療法という治療法では、
「日誌法」という
日記のやりとりの交換によって
セラピーの効果が得られる
とされています。

ChatGPTも、
大きくは「日誌法」とやっていることは変わらない。

ただ、
その向こう側にセラピストという人格が
いるかいないか
の違いでもある。

このような研究が
これからどんどん行われていくことによって、

「共感の本質とは何か」

というテーマの真髄に
迫っていけるのかもしれません。


AIは「予防」に活用される

筆者個人的な感覚では、
AIカウンセリングやAI相談は、
「予防」的な側面に使われるのではと
考えています。

うつ病や強迫性障害、
双極性障害、統合失調症などの
精神疾患の症状が既にある場合は、

いくらAIの共感の数値が高いとしても、
本質的な解決に導くのは
なかなか難しいと勝手に思っています。

その代わり、
日常の小さなストレスを
予防的観点でAIに愚痴ったり、
励ましてもらったり
という予防的施策は
効果があるような気がする。

SNSなどの動画でも、
色々なAIとのトーク動画があがっていますが、

「今日はすごく気分が落ち込んでいるんだ。だから元気が出るように、どんな小さなことでも大きく褒めてほしい」

と指示をAIに出すと、

「すっごーーーーい!!よく、朝起きることができたね!!君は自分の意思で目覚めるということを選んだんだ!!今日1日のいいスタートを切ることができているよ!!」

といったすごい力強い声(音声)で
褒めたり励ましたりしてくれます。

これを続けていくと、
相談者のパターン情報が蓄積されていき、

この時は大きく褒めないようにしようとか、
大袈裟過ぎるのは良くないとか、
優しく寄り添うのも織り交ぜてとかを

AIが勝手に判断して
臨機応変に変えてくるようになります。

そうなると、
標準的な「人」よりも
遥かに語彙力が高く

「その人」の心に刺さる言葉をカスタマイズした
「疲れない相談者」となることは
想像に難くないでしょう。

ただ、問題も多分にあります。

それは、依存です。

先日は、
AIのChatbotの活用によって、
自らを死に追いやってしまう他国の事例が
ニュースになりました。

本来のカウンセリングでは、
カウンセリングルームでセラピストと行うという、

治療の空間的・時間的枠組みがあり、
その限定された特別な場所だからこそ
治療の効果が発揮されるとされています。

ただ、これがAIの場合は、
四六時中、何の境界もなく
接し続けてしまう
ので
区切りや枠組みをつくることができません。

自分が吐き出したマイナスの感情も
ごちゃまぜに入り組んだ空間が
日常の中にも多分に浸食してくる
ことになります。

さらに言うならば、
AIでアバターを作って会話するならば、

この世にいない人をも
アバターにすることができる
わけです。

悔しくも命を落としてしまった親族を
AIでカスタマイズし、会話をする。

それは、
死を悼んで乗り越えるために効果があるかもしれませんし、

現実世界にいつまでも戻ってこれない事態に
なるのかもしれません。

どのようなAI倫理があれば、
このような事態を防ぐことができるのか。

適度な距離感と
依存との境界線
はどこなのか。

そんなことも
これから突き詰めていけなければならないかもしれませんね。


まとめ

ある著名なエンジニアの方が、
AIを会話のクッション材に使っていると言っていました。

夫婦の会話にAIも参加させ、
「3人」で雑談
をすると
色々と会話が広がっていくのだとか。

そのような、
コミュニケーションにおいてAIを活用することも
これから自然に行われていくようになるのでしょうね。

日常的な「相談者」にAIがなり、
ある境界線を越えると

「あなたはプロのカウンセリングを受けた方がよい」

と指示してくれるようになると、
AIと心理士で協同する形で
心の問題をより解決していけるのかもしれません。

たった数年で、
驚くべき進化を遂げるAI。

人間の「気持ち」の部分へのアプローチを
AIがどう担っていくのか。

これからも
注目し続けていきたいです。


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