洋楽探訪#24:ビリー・ジョエル『素顔のままで』が教えてくれる、ありのままの愛し方
ビリー・ジョエルの曲のなかで、一番好きなのは『素顔のままで(Just the way you are)』ですかね。
名曲中の名曲。疲れた夜や、心がささくれた日に、しっとり聴きたくなる曲です。
この曲は1977年の名盤『ストレンジャー』からのファーストシングル。当初はアルバムから外されそうだったなんて信じられませんが、結果的にはビリーにとって初のトップ10入りを果たす大ヒットに。ビルボードチャートでは最高3位、そしてグラミー賞では最優秀レコード賞と楽曲賞の2冠。まさにキャリアを代表する一曲です。
曲の魅力は、なんといっても歌詞ですかね。
「僕を喜ばせようとして無理をしないで。君は君のままでいてくれればいい」という、シンプルだけど深くて優しいメッセージ。ありのままの相手を愛することの美しさを、さらっと、でもしっかりと伝えてくれるんですよね。
ピアノのイントロはまるで朝靄の中にいるようなやわらかさで、ボサノバ調のリズムが心地よく体に染みこんできます。
ビリーの少し甘く、でもどこか寂しげな声。そして間奏で入ってくるアルトサックスのソロ。まるで言葉の代わりに心を語っているようで、本当に印象的です。
この曲は、当時の妻エリザベスに捧げたものとしても知られています。
そんな背景を知ると、さらに胸に迫るものがありますよね。
しかもタイトルの『Just the way you are』を『素顔のままで』と訳した邦題のセンスが最高ですね。歌の真意をちゃんと汲んだ、見事な意訳だと思います。
ちなみに、ピアノ弾き語りも比較的シンプルなので、お酒を片手に夜更けにぽろぽろ弾きながら歌う…なんてのも、ちょっといいですよ。
※Amazonアソシエイト・プログラムを利用しています。
※ヘッダー画像は僕の私物であるレコード、CDのジャケットを撮影したものです。
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