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洋楽探訪#36:ローバート・パーマー『恋におぼれて』がカッコよく響いたら大人の証

ロバート・パーマーの「恋におぼれて(Addicted to Love)」。
この曲を「カッコいい」と思えたら、もう大人ですね。

1986年、アルバム『リップタイド(Riptide)』からのセカンドシングルで、全米ビルボードNo.1の大ヒット。
パーマーのキャリアは長いけれど、直前のデュラン・デュランとのプロジェクト「パワー・ステーション」で一気に再ブレイクした勢いもそのままに、この曲が決定打になった感じです。

サウンドは、パワー・ステーションの流れをくんだ、ファンク色の強いミドルテンポのエレキ・ポップ。重たいドラムのリズムに、グルーヴ感たっぷりのギター。そこにロバート・パーマーのソウルフルで力強いボーカルが乗る。シンプルだけどツボを押さえた音作りがたまりませんね。

サビの「You know you're gonna have to face it. You're addicted to love.(認めちゃいなよ、恋におぼれてるんだろ)」という決めゼリフなどは、なんともいえない大人の余裕を感じます。

そして、有名なのがミュージックビデオですよね。
白いシャツにネクタイ姿のパーマーが、無表情な黒ずくめ美女4人をバックに歌うあの映像。
当時まだ高校生だった僕は、「中小企業の社長みたいなオッサンがコンパニオン従えて何が楽しいねん?」くらいにしか思ってなかった。

でも今見ると、あのクールさ、スタイリッシュさにグッとくる。
ムダを削ぎ落としたあの世界観、まさに大人のロック。
歳を重ねたからこそわかる魅力なんだろうなあ…としみじみ思います。

きっと、音楽の「カッコよさ」って、聴く側の年齢や経験でも変わるんですよね。
もし昔ピンとこなかった人がいたら、いま改めて聴いてみてほしい1曲。
大人になった今だからこそ、分かるものがあるかもしれませんよ。


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