洋楽探訪#54:元祖トップガンのテーマは『愛は吐息のように(Take My Breath Away)』です
1986年のトム・クルーズ主演映画『トップガン』は、僕らリアル世代にとって青春の象徴ですね。
そしてその“トップガンのテーマ”といえば、『デンジャー・ゾーン(Danger Zone)』じゃなくて、この『愛は吐息のように(Take My Breath Away)』なんですよね。
この曲を歌っていたのは、ベルリン(Berlin)というカリフォルニア出身の3人組バンド。女性ボーカルのテリー・ナン、ギターのジョン・クロフォード、ドラムのロブ・ブリルがメンバー。
“ベルリン”という名前から、ドイツのバンドと誤解されがちでしたが、なんも関係ありません。
この楽曲「愛は吐息のように」は、ジョルジオ・モロダーとトム・ウィットロックという二人の音楽プロデューサーによって、映画のために書き下ろされたもの。
そして、このとき同時に書かれたもう一曲が「デンジャー・ゾーン」。
最初はどちらもベルリンに提示されたのですが、バンドが選んだのは「愛は吐息のように」。残された「デンジャー・ゾーン」は、ケニー・ロギンスに回されたのでした。
最初にシングルカットされたのは「デンジャー・ゾーン」の方で、全米2位の大ヒットを記録。
その後に続いた「愛は吐息のように」は、見事に全米No.1を獲得。さらにアカデミー歌曲賞まで受賞してしまったという、まさに快挙でした。
この曲が流れる映画のシーン、覚えていますか?
マーベリックがビーチバレーを終えて、G-1ジャケットを羽織り、バイクで教官チャーリーの家へ向かうシーン。
夕暮れの光と、静かに盛り上がるメロディ。あの甘さと切なさが、たまりませんね。
ただ、ベルリンはこの曲が最大のヒット。翌年にはボーカルのテリー・ナンが脱退し、バンドは解散。再結成も何度か試みられましたが、栄光は取り戻せませんでした。
そして、2022年に公開された続編『トップガン・マーヴェリック』では、「デンジャー・ゾーン」がオープニングのタイトル曲として登場。しかし、「愛は吐息のように」はサントラにさえ含まれず…。
そう、ここで主題歌の立場が入れ替わってしまったんですね。
でもリアル世代にとっては、やっぱりこの「愛は吐息のように」こそ、"元祖トップガンのテーマ"なんですよねえ。
※Amazonアソシエイト・プログラムを利用しています。
いいなと思ったら応援しよう!
いつもサポートをありがとうございます!