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洋楽探訪#34:名曲の裏に友情あり。ポールとマイケルの『Say Say Say』が語るもの

「Say Say Say(セイ・セイ・セイ)」は、ポール・マッカートニーとマイケル・ジャクソンという、世代もジャンルも超えたスーパースター2人によるデュエットソング。
軽やかでキャッチーなメロディに乗せて、まるでじゃれ合うような歌の掛け合いが魅力のこの曲ですが、実はその背景に注目すると、より深く楽しめますね。

この曲がリリースされたのは1983年12月。ポールのアルバム『Pipes Of Peace』からのファーストシングルでした。
前年には、マイケルの『スリラー』に収録された「The Girl Is Mine」で2人はすでに共演していて、その“お返し”のようなかたちで生まれたのがこの「Say Say Say」。
で、当たり前のように、ビルボード6週連続1位。ホント、最強タッグですわ。

しかも、実際にはこの「Say Say Say」の方が先にレコーディングされていたという説もあるよう。
ま、時系列はともかく、お互いをリスペクトし合いながら楽曲を送り合っていたという関係性がなんとも素敵ですよね。

ミュージックビデオも見どころ満載。
ポールとマイケルがペテン師に扮して旅回りをするというストーリー仕立てで、2人のコミカルな演技が楽しめます。
ただし、中には黒塗りの“ミンストレルショー”を模したシーンもあって、今となっては賛否分かれる描写も。
けれどもここには「白人と黒人が一緒に芸をすること」自体に、当時なりの意義があったのだと思います。

楽曲自体は、マイケルの鋭いボーカルと、ポールのどっしり構えたコーラスのバランスが絶妙。
マイケルの若さと勢い、ポールの安定感。この2人だからこそ成立した“化学反応”のようなサウンドです。

表面的にはポップなラブソング。
でもその奥には「音楽を通じて人種や世代を越えてつながる」という力強いメッセージが込められていると思います。

そう考えると、「Say Say Say」はただのヒット曲ではなく、歴史の一場面に刻まれた特別な1曲といっていいですね。


※Amazonアソシエイト・プログラムを利用しています。
※ヘッダー画像は僕の私物であるレコード、CDのジャケットを撮影したものです。

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