"靴ずれ"ーー『九龍ジェネリックロマンス』|2025:映画の記録 vol.162
新しい靴を履いて、踏み出す一歩
そんな期待に胸を膨らませている時、必ずと言っていいほど出来る"靴ずれ"。「新しいことへの挑戦、そして成長には必ず痛みが伴う」そんなことを考えさせられる作品だった。
九龍の街並みがお見事
(ほぼ)オール香港ロケの甲斐あって、今年話題だった『トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦』にも引けを取らないほどの完成度の高い九龍の街並み(美術)で素敵だった。2作品ともあまりにも現実に馴染みすぎてて…ほんまにもう無いんやでな?
ただ、少しだけストーリーが複雑。
テンポも良くまとまっているとも思うんだけど、SFとしての情報を処理(そして考察)しつつ、その上でキャラクターに愛着をもつには、映画という時間では少し短かった気がする。(もちろん、これは私の情報処理能力が低いだけかも知れないが…)
原作が週刊連載の作品ということもあって、アニメやおそらく実写にするにしてもドラマといった、断片的な情報を考察したり本編を見返したりする時間(インターバル)を前提に創られている作品だと感じた。
そして驚いたのが、映画の中でストーリーが(一応の)完結を迎えている点。11巻もある原作しかも現在連載中、これを捌き切る脚本はなかなかの苦労だろうなと思った。しかも、今年放送されたアニメ版とも違うらしい。原作も終盤らしいから様々な√のエンディングを楽しめるのは、新しいメディアミックスの形かも。
最後に、少し気になったこと
別に作品において国籍が重要だと言うわけでもないんだけど、日本と中国どっちの話だったんだろ?最後、山手線が出てきて両国の街並みでちょっぴり混乱(普通に帰ってきただけとかなのかな)。それはそうとして、全く原型のない下総屋食堂にはニヤリでした。
というわけで、『九龍ジェネリックロマンス』でした。
それとKroiの主題歌『HAZE』がいい雰囲気だった。アップテンポのガチャガチャロックのイメージのバンドだったから、チル系の曲も素敵でもっと色んな曲聴いてみたいな。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
298日目
