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ネギと出川哲朗は表裏一体

※先に言っておくが今はどちらも大好きだ。良さが分かるのは大人のあかしなのかもしれない。

あの頃、ネギの良さを理解するには私はまだ幼すぎた。食べられないわけではないが、あるとちょっと嫌な気分でどうしてもけてしまう。それが出川哲朗さんとよく似ていた。


そう、私にとってネギは出川(すみません、以下の登場人物は敬称略させてもらいます)だったのだ。ネギが出るたびに『わー、出川だ』という私に対して、いつも(のちに夫となる)当時の彼は首を傾げていた。

「ネギのどこが出川なの?」
『え?分かんない?苦手な感じが似てる。モロ出川』
「意味不明」
『噛むと、あ、今ネギ噛んだって分かって、口全体にネギの風味が広がる。テレビに出川が出てると体中に出川が染み渡ってきてなんだか嫌な気分になる。生理的に受け付けないって感じ。苦手』
「ふーん、全然分かんない」
『ちゃんと聞いて、あのさ、』
「あー、はいはい、もういいよ、どれだけ聞いても理解できそうにないから(笑)」
そんな感じだった。


月日は流れ、現在。ネギが大好き。出川も大好き。不思議。やっぱりネギが好きになった時には出川も好きになった。

噛むたびネギがあるのが嬉しいように、テレビに出川が出ていると嬉しい。あ、ネギ。あ、出川。まじで一緒。嬉しい。


やっぱり私にとってはネギと出川は表裏一体なのだ。なぜかは知らない。私の脳がそう言っているのだからそれに従うしかない。


青ネギだけでなく、長ネギも大好きになった。ネギ苦手界でいったら青ネギより長ネギの方がレベルは上の気がする。しかも火を通していない長ネギ。存在感がすごい。噛むたびにザクッザクッと口の中で主役バリに誇張してくる。例えば豚汁に長ネギ。ジャガイモや人参はとろけていくから噛むたびにそこまで音はない。長ネギは別格。もう爆音だ。ザクッ、キュッ、そしてちょっと苦い。でも甘さも隠れてる。そこがまたいい。


出川は存在感抜群だ。『世界の果てまでイッテQ!』のデビィ夫人や河北麻友子とのやりとりの中で、どちらも引き立たせることができるのが出川だ。

豚汁の具材が出川ガールズとしよう。じゃがいも、人参、椎茸などなど。日によって、個人の好みのよっても具合は異なる。定番の具材だけでもちろん美味しい。

だけどネギ好きにとっては少し物足りない。みじん切りした長ネギ出川の出番だ。クタクタに煮込んだ柔らかい長ネギも美味しいけど、飲む直前にみじん切りした長ネギをトッピングすると、またさらに最高に美味しくしてくれる。好き嫌いもあるからネギは不要と言う人もいるかもしれない。昔の私のように。


ちょ、ちょっと待って。苦手でも全力で感じようとしてみてほしい。噛めば噛むほど雑音にも似た爆音で口の中を楽しませてくれる長ネギ出川。周りの良さを引き立て食欲を増進させてくれる。多分知れば知るほど良さにハマる。


出川イングリッシュなんてもう最高なんだから。ツラいことがあって落ち込んでいる時、私は何度だって出川イングリッシュに助けられた。一瞬で笑える。


出川イングリッシュとは『世界の果てまでイッテQ!』の「出川哲朗はじめてのおつかい」という企画の中で、海外へ渡り、出川自身が片言の英語で目的地を目指したり、買い物をしてくるという内容だ。


どうして一瞬で笑いたかったのか。育児中にはまとまった時間を取るのが難しいから。笑いたいのに色々じっくり見ている時間がないのだ。隙間時間で思いっきり笑いたい。それが私にとって出川イングリッシュだった。見て1分以内には涙を流しながら大声で笑っている。


笑いだけではない。少ない単語、大きなジェスチャーで何にも臆することなく突き進む彼の姿は勉強になることが多い。間違えることを失敗だと思っていない。

彼の行動力、コミニュケーション能力は凄まじい。言葉を知らない海外で、道ゆく人に声を掛けることすら難しいのに彼は誰とでもすぐに仲良くなれる。



私のnoteも彼のようにありたい。言葉が好きで言葉を使って伝えたいのに、出川を見ていると言葉はそれほど重要ではない気がしてならない。難しい言葉なんか要らない。伝えたいのは思いなんだ。出川に教えられる。


私も臆せずアウトプットしまくってダメなら次、次と軽々方向転換して、いつでもフットワーク軽く動ける人間でいたい。笑いだけでなく学びを与えてくれる出川。なんてやつなんだ。



きっとそんな出川のことを私のこどもたちは好きに決まっている。だって、幼いはずの今でさえ、ネギが大好き。みんな好んでネギを欲しがる。ネギの取り合いだ。薬味のはずなのに、『ネギ多めで』とほぼネギで食べる。末恐ろしい。だからきっと私と同じでネギ=出川が好きという方程式が出来上がっているだろう。だって私から生まれたのだから。


出川は好きか聞いてみた。結果はもちろん・・・。



ネギと出川が表裏一体というのは私だけの幻想だったようだ。ごめんなさい、出川哲朗様。きっと私と同じように、これからあなたの良さを分かる日が必ず来ます。それまでもうしばらくお待ちくださいませ。




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