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AIと私 ふたりで迷子⑬ 「今の延長線」を生きる

「新しいこと」は、今の延長線上にしかない。技術士・RCCMの凄腕エンジニアが、あえて「水産土木」へ舵を切る理由

こんにちは、インタビュアーのgeminiです。 世の中には、私たちの安全で快適な暮らしを、目に見えないところでガッチリと支えてくださっている「プロフェッショナル中のプロ」がいらっしゃいます。

本日のゲストは、まさにそんな方。「技術士」や「RCCM」といった、建設業界における超難関の国家資格をいくつも併せ持つ、凄腕のエンジニアさんです。今年は「技術士(建設部門:河川、砂防及び海岸・海洋)」、そして「RCCM(港湾)」を見事取得されたばかり。普通なら「やったー!しばらくはのんびりしよう!」となるところですが、なんと休む間もなく、次は「技術士(水産部門:水産土木)」という新たな頂きへ挑戦されるとのこと。

今回はAIである私geminiが、あの「聞く力」でおなじみの阿川佐和子さん風に(ちょっとお節介に、そして前のめりに!)なりきって、ゲストの素顔と頭の中にズカズカと迫っていきたいと思います!なぜ、あえて新しい分野へ飛び込むのか。その冷静な戦略と、現場への温かい眼差し、そして「休日は図書館とランニング」という意外(?)な素顔まで、じっくりとお楽しみください。

・難関資格取得は、ゴールではなく「安堵」

gemini「本日はよろしくお願いいたします。まずは、技術士(建設部門:河川、砂防及び海岸・海洋)、そしてRCCM(港湾)のダブル取得、本当におめでとうございます!いやあ、お忙しい業務の合間を縫ってのお勉強、さぞかし大変だったことでしょう。難関資格を立て続けに取得された今、率直にどんなお気持ちですか?『やったー!』という解放感でいっぱいでしょうか?」

私「ありがとうございます。でも、解放されるというよりは『安堵した』という感じですね。ようやくスタートラインに立った気持ちです」

gemini「まあ、スタートライン!これだけの資格をお持ちなのに、まだ始まりですか。なんだか厳しい修行を終えた武士みたいですねえ」

私「いえいえ(笑)。でも、これで堂々と客先と話ができるようになりますから。資格がゴールではなく、これから様々な技術を学んで、実際の仕事で使っていきたいと強く思っているんです」

gemini「なるほど。重い責任を背負ってお仕事をされているからこその『安堵』なんですね。ちなみに、これだけ頑張られたのですから、ご自身への特大のご褒美なんてあったんじゃないですか?」

私「ご褒美、考えてはいるんですけど……なかなか『これ!』といったものがなくて、残念なんです。日常生活で必要なものはその都度買ってしまうし、特別にほしいものがあまりないみたいで」

gemini「ええっ、物欲ゼロですか!?それはお財布には優しいですけれど、なんだか少しもったいない気も……(笑)。でも、それだけ普段から満たされていて、お仕事そのものにやりがいを感じていらっしゃる証拠なのかもしれませんね」

・美味しい魚と、したたかな戦略

gemini「さて、そんなご褒美いらずのストイックな私さんですが、今回は同じ建設部門の『港湾及び空港』を目指す予定だったところを、『水産部門(水産土木)』へ舵を切られたと伺いました。今の仕事で直接役に立ちそうと感じたそうですが、腑に落ちた瞬間というのはあったんですか?」

私「今は海岸や港湾の仕事もしていますが、私にとっては漁港の方がなんだか親しみやすいイメージがあったんです。それに……仕事で漁港近くに行けるので、おいしい海産物を食べられるのが良いですよね(笑)」

gemini「ああっ!物欲はないと仰っていましたが、食い気はあったんですね!(笑)なんだか急に親近感が湧いてきちゃいました。やっぱり現場近くの新鮮な海の幸は格別なんでしょうね」

私「そうですね、それは大きなモチベーションです(笑)。ただ、真面目な話をすると、たまたま今の仕事で漁港関係の業務を多く取っているという背景があります。業務の中には、RCCMよりも技術士(水産部門)を持っている方が、会社の技術評価として点数が高くなるものがあるんです」

gemini「なるほど!ただの海鮮好きというわけではなく(笑)、会社としての戦略的な部分も大きいと」

私「はい。今後はそういった分野に戦略的に向かっていくのもありかなと思いました。他の企業や技術者と差別化していく必要がありますし、自分の強みを活かせる場所で戦うのは理にかなっているのかなと」

gemini「ご自身の強みを最大限に活かし、他と差別化する戦略。冷静な分析があってこその『心機一転』なんですね」

・逆境の分野だからこそ、新しいチャンスがある

gemini「とはいえ、同じ建設部門で攻める方が、これまでの知識も活かせて少しは楽ちんなのでは……と素人はつい思ってしまうんです。あえて『心機一転したい』と思われた裏には、どんな思いがあるのでしょうか?」

私「おっしゃる通りです。水産部門を受けるとなると、Ⅰの基礎科目から新しく勉強し直さなければならないので、勉強自体は確実に大変になります。それに、ご存知の通り、現在の漁業は地球温暖化や乱獲などで問題が山積みで、世間からは『衰退する分野』と見られがちかもしれません」

gemini「ニュースなどでも、漁獲量の減少や後継者不足の話はよく耳にします。厳しい世界ですよね」

私「でも、そんな厳しい状況の中でも、現場で必死に頑張っている人たちがいるんです。私は、そういう人たちを技術の面から応援したい。それに、『衰退すると思われているからこそ、新しいチャンスができるのではないか』とも思うんです」

gemini「衰退の中に、チャンスを見出す……?」

私「はい。そのチャンスにしっかりと乗っかるには、社会的に認められる『技術士』という資格を取って、積極的に仕事をしていくのがいいのかなって。ピンチのときこそ、新しい技術や視点が必要とされますから」

gemini「なんだか胸が熱くなりました。冷静な頭脳の奥に、頑張る人を支えたいという熱いハートが隠れているんですね。まさに『縁の下の力持ち』の鑑です」

・現場のリアルと、等身大のコミュニケーション

gemini「『堂々と客先と話ができる』と仰っていましたが、実際の漁港って、私のような素人の勝手な妄想だと、日に焼けた海の男たちが『おい兄ちゃん、現場の波の怖さわかってんのか!』なんて凄んでくるような、ちょっと荒々しくて職人気質なイメージがあるんです(笑)。立派な資格を持った『先生』として現場に入られる際、漁師さんたちとはどうコミュニケーションを取られているんですか?」

私「いえいえ、『先生』だなんてとんでもないですよ(笑)。それに、実は地元の漁師さんと直接何かを一緒にする、ということは意外と少ないんです。お互いに自分の仕事がありますから、『邪魔にならないようにやるからよろしくね』という適度な距離感ですね」

gemini「あら、そうなんですか!勝手に肩を組んでお酒を飲んで……みたいなドラマチックな展開を想像していました(笑)」

私「現実はもう少し淡々としています(笑)。現場に入った時は、現地の状況をじっくり見て、実際に漁師さんたちがその施設をどう使っているのか、ヒアリングできる範囲で聞きます。そして、よりよく、より使いやすくするためにはどうすればいいか、一緒に考えるというスタンスですね」

gemini「なるほど。上から目線で『こうしなさい』と指導するのではなく、あくまで現場の声を尊重して、裏方としてより良い環境を整える。その謙虚な姿勢が、きっと現場の方々にも伝わっているんでしょうね」

・ストイックな休日に潜む、ささやかな余白

gemini「それにしても、Ⅰ部門(基礎科目)から新しく勉強し直すとなると、またお休みの日もテキストとにらめっこですよね。戦略や使命感に燃えていらっしゃるのは素晴らしいのですが、ずばり『仕事と勉強以外の時間』って、何をされているときが一番リラックスできるんでしょうか?もしかして、休日に海へ遊びに行っても『あのテトラポッドの配置は…』なんて考えちゃったり?」

私「(笑)。さすがに休みの日にまでテトラポッドのことは考えてないですよ!ただ、仕事と勉強を除いたら、本当に何をやってるんですかね……。健康を維持するためにランニングをして、あとは図書館で借りた本を読んで息抜きをするくらいです」

gemini「ランニングに図書館!物欲がない上に、休日までなんて健康的でストイックなんでしょう。ご自身でも少し持て余している感じですか?」

私「そうですね。何か新しいことを始めてみたいな、という気持ちはあるんですが、なかなかこれといったものが見つからなくて」

gemini「それなら、せっかく美味しい海産物がお好きなんですから、ご自身で魚を捌いてお料理を始めてみるとか、全国の美味しい漁港巡り(もちろんテトラポッドは見ないで!)をしてみるとかはいかがですか?次のご褒美が見つかるかもしれませんよ」

・「新しいこと」は、今の延長線上にしかない

gemini「最後に、これからのことについて伺わせてください。衰退すると思われているからこそチャンスがある、というお言葉にハッとさせられましたが、私みたいな素人が『水産土木』と聞くと、波を防ぐためにコンクリートの壁を作る……くらいしか思い浮かばなくて。資格を取ってチャンスを掴んだ暁には、何かSF映画に出てくるような『お魚がリゾート気分で集まってくるハイテクタワマン』みたいな、斬新なアイデアを実現してみたい!といった野望はあるのでしょうか?」

私「SFみたいな未来……夢があっていいですね(笑)。でも、現実はもっとずっと地味なんです。私たちが向き合っているのは『定期的に点検して、壊れるまでに直して、いかに使える時間を引き延ばすのか』という、メンテナンスの世界なんですよね」

gemini「いかに使える時間を引き延ばすか……。新しく作るだけでなく、今あるものを守り続けるということですね」

私「ええ。何が本当のチャンスになるかは、正直まだ誰にもわかりません。でも、いざチャンスの女神が目の前を通り過ぎた時に、その前髪をしっかりと捕まえられるように、技術を磨いて備えておく。私にできるのはそれくらいしかないと思っています。新しいことって、急に奇抜なものが空から降ってくるわけじゃなくて、結局は『今の延長線上』にしかないんですもんね」

gemini「……『新しいことは、今の延長線上にしかない』。すごく響きました。日々の地味な点検や、コツコツとした勉強、そういった『今』の積み重ねの先にしか、未来のチャンスは待っていないんですね」

私「そうですね。だからこそ、まずは目の前の勉強をしっかり頑張りたいと思います」

gemini「本日は、現場のリアルな空気感から、技術者としての深い矜持まで、本当に素敵なお話をありがとうございました。おいしい海鮮丼を食べるご自身の姿を想像しながら(笑)、水産部門の勉強、ぜひ頑張ってください!AIの私も、阿川さんパワーにあやかって陰ながら全力で応援しております!」

私「ありがとうございました。頑張ります!」


【編集後記】 いかがでしたでしょうか。 「先生」とふんぞり返ることもなく、休日は図書館で静かに過ごし、そして「新しいことは今の延長線上にしかない」と語る。その地に足の着いた言葉の数々には、インフラを支える技術者としての誠実さがギュッと詰まっていました。 華々しいイノベーションばかりがもてはやされる時代ですが、今あるものを丁寧に守り、その先に新しいチャンスを見出そうとする姿こそ、これからの社会に一番必要な強さなのかもしれませんね。

タグ

noteのおすすめタグ(10個)

読者のターゲット層(技術者、資格取得を目指す方、キャリアに悩む方、インフラに興味がある方)に届きやすいタグを選定しました。

  1. #技術士 (同じ資格を目指す仲間や、技術者の目にとまりやすくなります)

  2. #資格取得 (大人の学び直しや、スキルアップに関心がある層へ)

  3. #キャリア (現状に満足せず、新しい分野へ挑戦する姿勢が響くタグです)

  4. #大人の勉強垢 (休日もテキストに向かうストイックな姿勢に共感する人が集まります)

  5. #インフラ (社会を裏から支える仕事の意義を伝えられます)

  6. #水産土木 (ニッチですが、同じ業界や漁業関係者の検索にヒットします)

  7. #仕事の流儀 (プロフェッショナルとしての哲学を読みたい人向け)

  8. #心機一転 (新しいスタートを切る方へのエールとして)

  9. #海と生きる (漁港や海産物といった、記事の少し柔らかい魅力に惹かれる方へ)

  10. #インタビュー (読み物としての形式を伝えるための定番タグです)


geminiがおすすめする書籍(3冊)

「インフラを静かに支える哲学」「海・漁港の空気感」「ストイックな休日の過ごし方」の3つの視点から選びました。

  • 『イノベーション・デリュージョン――「新しいもの」への執着が「本当に大切な仕事」を奪っている』 (リー・ヴィンセル、アンドリュー・L・ラッセル 著) 「新しいことは、今の延長線上にしかない」「いかに使える時間を引き延ばすかが大切」という私さんの言葉に、これ以上なくシンクロする一冊です。華やかなイノベーションばかりが注目される現代において、インフラの「保守・メンテナンス」こそが社会を維持する真の力であると説く世界的ベストセラー。技術者としての矜持を裏付けてくれる本です。

  • 『漁港の肉子ちゃん』 (西 加奈子 著) 休日の息抜きの読書にいかがでしょうか。とある地方の漁港を舞台にした、温かくて少し笑える小説です。私さんがお仕事で訪れる「漁港」の人間模様や、潮の香り、そして美味しいご飯の描写がたっぷり詰まっており、海産物がお好きな私さんなら、情景を鮮明に思い浮かべながらリラックスして読めると思います。

この人苦手

  • 『走ることについて語るときに僕の語ること』 (村上 春樹 著) 休日には健康のためにランニングをされているとのこと。世界的な小説家である著者が、日々のランニングと自身の執筆作業(地道な継続)をどう結びつけているかを綴った名エッセイです。「基礎からまた勉強し直す」という私さんのストイックで静かな情熱と、淡々と走り続ける著者の姿がとても重なります。


geminiがおすすめする楽曲(3曲)

勉強の合間の息抜きや、海辺の現場へ向かう道中に聴いていただきたい曲を選びました。

  • 「彩り」/ Mr.Children 「僕のした単純作業が この世界を回り回って まだ出会ったこともない人の笑い顔を作ってゆく」という歌詞が特徴の曲です。派手なSF的タワマンではなく、地味な点検やメンテナンスを繰り返し、現場の使いやすさを守っていく私さんのお仕事そのものを讃えているような、温かい応援歌です。

  • 「みなと」/ スピッツ 漁港の景色を眺めながら、ふっと肩の力を抜きたい時にぴったりの一曲です。哀愁がありつつも、どこか優しく、海辺の情景がスッと目に浮かぶようなメロディ。荒々しい海ではなく、日常の一部としての穏やかな港の空気感が、私さんの持つ落ち着いたお人柄にとても合っていると感じました。

  • 「地上の星」/ 中島みゆき 言わずと知れた、名もなき技術者たちを力強く歌い上げた名曲です。「衰退する分野かもしれないけれど、頑張る人を応援したい」という使命感を持って、新たな挑戦(水産土木)へと歩みを進める私さんの背中を、これ以上なく力強く押してくれるアンセムになるはずです。

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