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12・24原子力規制委会見

 2011年に福島第一原発で大事故を起こした東京電力がこれまでの廃炉作業に加えて、事故後初めて原発を動かす運びとなった。
 この度、柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働に「地元同意」が得られ、来年1月20日にも東電は6号機を再稼働させる運びだ。
 2025年12月24日(水)の定例記者会見で原子力規制委員会の山中伸介委員長は「原子力に100%の安全はない」ことを肝に命じて、東電は事故を起こした特別な会社なので、厳しい姿勢で検査をしてゆくと述べた。
 「保安規定の中に7つの約束があるので、その中の項目を規定通り行っているのか、日常検査あるいは視察を通して確認していきたい」。
 7つの約束とは東電が自主的に定める保安規定に追記されており、「柏崎刈羽原発の安全対策に必要な措置を行う」「安全性を疎かにして経済性を優先しない」などが含まれている。
 柏崎刈羽原発は「長期間停止していた炉ですし、運転経験ということからも人材的に乏しくなっているので、安全第一に進めて頂きたいという気持ちです」と山中委員長は話した。 

志賀原発敷地内の推定活断層を指摘
 
また先日、国土地理院が北陸電力が再稼働を目指している志賀原発(石川県)の敷地に活断層がある可能性があると指摘した。
 原子力規制委員会は2年前に、同原発の敷地内に活断層がないとの北陸電力の判断をおおむね了承していた。
 国土地理院の今回の発表を受けて、山中委員長は「敷地内については・・・活動性がある断層は見つかっていないが、これまでの評価が正しいか審査の中で確認していこうと考えています」と述べた。
 「今回推定される活断層を否定できるなら、これまで通りの評価であるし、否定できないなら、審査を続けることになる」。

ふげんでトリチウム汚染水漏れ
 日本原子力開発機構の新型転換炉ふげん(福井県敦賀市)で放射性物質トリチウムを含む水が漏れ出したと発表があった。漏れた放射能量は国への報告基準のおよそ10倍と推計されている。
 山中委員長は「端的にいって、今回の事案はそれほど安全上重大なものとは認識していません」との評価を示した。
 ふげんは現在、廃止措置中。
 山中委員長は付け加えた。
 「特に重水を扱う原子炉で、中性子を吸収してトリチウムが出来るので・・・今回配管の中にトリチウムの濃度濃い廃液が残っていたということで、これは作業場のミスだと思うが、これからも廃止作業のなかでトリチウム含む重水を扱うことになると思うが、注意して進めていってほしい」。


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