【全方位思考術心理術】ウィズダムノート(Ver.neo)ロジカルアーツ
─ロジカルアーツ─
多角的方向の思考手段
ここでは思考の⽅法、⽅向や発想に対する知⼒の掛け彼⽅などを記述していきます。ここでの⽅法は他の章での⽅法のベースとなる部分も数多くあります。
01.合併法
⼀⾔で⾔うと、⼆つのアイデアを合併する⽅法。例として、郵便局の中にコンビニを創るという試みもあります。究極の⽅法としてはフリーマーケットなどもこの合併法に分類されます。
単品では販売しにくい中古品等を⼀カ所にまとめることにより市場⾵のアレンジとなり、買う⽅も買いやすくなると⾔う効果を⽣みました。このように、全く新しくはないけど、古い物を組み合わせて新しい物を創る発想が合併法です。
02.等勝法
プラスサム思考と呼ばれています。この思考法は必ずしも⼆つの対象間で⽚⽅が負けるという「ゼロサム思考」を超えて、双⽅が勝者、損をしないwin-winの関係を構築する考え⽅です。例としては⽚⽅が掃除が得意で⽚⽅が料理が得意なら各⾃が得意を交換することで損のない関係を築く事が出来ます。
03.推仮法
アブダクションと呼ばれてます。観察された結果や事実から、最も妥当な原因や説明を推測する思考法です。情報が不完全な場合に、創造的に仮説を⽴てて問題解決や理解を深めます。例:会議で部下が急に静かになった→「疲れている」「意⾒を⾔いにくい雰囲気がある」などの仮説を⽴て、状況を分析します。
04.対⽐法
⼆通り以上ある⽅法や物品に関して、メリットを列挙して⽐較する⽅法です。感覚的に選択して後で望まない結果も多くあると思います。そこで、⼆つ以上の⽅法や物品に対して、メリット、デメリットを列挙してみて、等間隔に⼆つを⽐較してみます。例としては⼣⾷に対して和⾷と洋⾷のどちらが良いかを挙げてみます。第⼀に和⾷はさっぱりしていて、洋⾷はこってりとしていたとします。第⼆に和⾷は意外に⾼額だが、洋⾷は物によって安価で済むとします。ここで両者の特徴が出そろったとして(実際問題では別ですが)、ここに⾃分が今さっぱりした物をたべたいという条件を加味してみると、該当するのは和⾷と⾔うことになります。このように⼆つを等間隔で⽐較する⽅法です。
05.構築法
⼀⾔で⾔うと、複数のアイデアや材料を組み合わせて、⽬的に合った⼀つの形を作り上げる⽅法。
例としては、コンサートのプログラム作成やデパートのフロア設計のように、材料(アイデアや要素)を⽬的に応じて配置し、全体を構築する思考法です。例として、ハリウッド映画は「平和な⽇常→事件→冒険→逆転→ハッピーエンド」の流れで観客の感情を盛り上げます。
06.傾向法
細分化して部分の傾向をとる⽅法です。⼤きく⾒て⼤多数が把握できるときはそのまま把握してしまいます。が、把握できない場合は部分的に切り取って実数を把握していきます。また、時間経過的に⾒た場合、細かく分けた時間の中で数を数えていきます。例として定点観察法的なマーケティングという物があります。たとえばコンビニ利⽤客の実体を平均的に⾒て、若者が多い、年輩の⽅が多い、主婦の⽅が多い等と測定する物です。実際はカウンターを使って実数を計測する⽅法なのですが、傾向法ではこれを思考レベルで⾏ってみます。第⼀に、全体に使われている品物などや客層の範囲を決めます。例としては若者、年輩の⽅等です。ここで注意が必要なのがあまり範囲決めを厳密にやってしまうと、あとで範囲外の物を追加するきに、頭が拒否してしまうので、気楽に構えてください。その次に時間軸で⾏くと瞬間統計、座標軸で⾏くと⼩範囲統計をします。具体的には30 秒なら30 秒ぐらいの間で、「何がもしくは誰が⼀番多くて、誰が⼀番少ないか」というカウントをします。カウントとはいっても実数ではなく⾒た感じで。さらにそれをしばらく繰り返すと、不思議と「⼀番多い物と⼀番少ない物」の統計が頭の中で形創られています。例としてはもう⼀つ、とある企業の創業社⻑の事業展開⽅法というのがありました。この話は右脳に関する本を読んでいたときに⾒つけた物ですが、丁度傾向法につながるので、挙げておきます。
新しい町に事業を展開する場合、⼈⼝などの実数で統計を⾒るよりも、バスで町の中を観察し、町の雰囲気をつかむことが重要と本には書いてありました。おそらく、数値的な傾向把握よりは、視覚的な平均の把握の⽅が実際の感覚としてつかみやすいということかとは思います。本はこう続けています、数字はイマジネーションの⼿助けをするにすぎず、結局判断するのは⼈間だと。これも傾向法の思わぬ効果かもしれません。
07.削除法
ピンテクニックとも⾔います。この思考⽅法は合併法の反対、つまり引き算です。情報が氾濫する現在、正確な情報をより分ける術を⾝につけなければ、情報に飲まれてしまいます。この場合どの情報が必要でどの情報が不要で、どの情報が偽りかを判断し、正確な物だけを残していきます。この思考⽅法は、後述の思考⽅法を多⽤するもので、⾼度な応⽤をする場合は、かなりの修練が必要かもしれません。
三択、四択問題をやったことがあるでしょうか?要領はあれと同じです。並⽴する情報の中から、間違いを探し、最後に残った物を選び出すことが削除法です。
ですが、現実問題は、問題を三択、四択形式になおしてくれるほど、優しくはありません。ですから第⼀に重要なことは、三択、四択形式にまとめていくこととなります。この⽅法の合理的なやり⽅は後述の分類法の欄でまとめます。
08.弁証法
⼀⾔で⾔うと対⽴する意⾒を混ぜて第三案を提唱する⽅法。または「否定の否定の連続」による事実の模索。弁証法とは、対⽴する⼆つの意⾒や情報から第三の道を合計することにより模索する思考⽅法です。
具体的な例としては仕事で「残業して仕上げる」vs「定時で帰る」を議論。弁証法で「重要なタスクだけ残業で仕上げ、残りは翌⽇に回す」と統合します。
09.俯瞰法
考えてみるとき、問題の内部に深く⼊りすぎて他が⾒えなくなることはよくあるかと思います。総合的に解決しなければキリがない状態でありながら、個別の部分にだけ固着し続ける。そういうときに便利なのが俯瞰法です。コンピュータの世界で⾔うと階層を⼀つあげると⾔いますが、それと同じく括る段階を⼀つ⼤きくし、隣の問題も⾒える状態まで俯瞰してみる⽅法を⾔います。
例としては、とある宇宙⾶⾏⼠の話があります。その宇宙船には各国の代表が乗り合わせていました。その各国の代表がはじめは個別の地域を指して「⾃分の⽣まれた地⽅だ」と⾔って他の地⽅との⼤きさや緑の豊かさなどを⾔い張りました。さらに上昇し、⾃分の⽣まれた地⽅が⾒えなくなると次に⾔い始めることは「あそこが⾃分の国だ」と各国の代表は主張し始めました。さらに上昇すると各国の代表は「あそこが⾃分の住んでいた⼤陸だ」と各⾃の⼤陸を差し始めました。最後に全員が同じものを指さして「あそこが⾃分の住んでいた星だ」と⼝をそろえて⾔いました。このように、対⽴する意⾒であったり、⼩事を気にすることにより⼤局の⼤事を⾒逃してしまいそうなとき、問題を⼀つ上の段階から⾒つめて⾒るのが俯瞰法です。
10.分解法
俯瞰法とは逆に、物事を細分化して各個撃破する⽅法です。物事が複雑に絡み合って単純な解決は無理と考えられたとき、この⽅法が有効になります。連結し複合化した問題も、個別に細分化すると些細な事件の集合体でしかない場合もあります。また個別の問題が総体を作り上げているときに有⽤です。例としては⾃分の会社の部署が気に⼊らない場合を挙げてみます。問題を総括で⾔うと「気に⼊らない」なのですが、それを順次⾔っていくと「上司の⼈柄が悪く、社員同⼠の連携が悪く、それを評価するシステムもどこかおかしい。客先の選択⽅法も悪い、時間も不定期で不規則な⽣活に陥りがちなのがさらに気にくわない」となり、総じて「気に⼊らない」と⾔うことになります。この場合「気に⼊らない」と総括して考えるのではなく、個別に考えて「上司の⼈柄」「社員同⼠の連携」「業績評価のシステム」「客先の選択⽅法」「時間が不規則」よく⾒てみると総じている割に相互の関係性は薄いように感じます。ここで個別化してみます。
まず解決すべきは「上司の⼈柄」からです。他の問題と連携しそうなものは「評価システム」と「社員の連携」だとします。ここで上司を変えてみる⽅法を考えてみましょう。想像する⽅法は後述の展開法によるものですが、これにより「評価システム」と「社員の連携」を変えることが出来そうなシミュレーションはたったでしょうか?もし違うようならばさらに個別で考えてみます。「評価システム」のみを変更することを想像してみてください。誰が邪魔をしますか?誰も邪魔をしないならば評価システムを変更してみるように動いてみましょう。「社員の連携」が邪魔するようならば、社員の連携を解決する⽅法を考えてみましょう。このように括弧撃破することにより、問題を単純化しより解決しやすくするための⽅法です。
11.転帰法
バックキャスティングとも⾔いこの思考⽅法は、「結論として何をしたいのかをはっきりさせる」事から始まります。まず⼤前提として結論があり、その結論へ移⾏する為の⼿段があり、さらにその為の⼿段があり‧‧‧といったことを繰り返し現在の状態へ戻ってくる⽅法です。
推論法や展開法と思考⽅法は同じ感じですが、結論を先に前提とし、現状を反前提とする時点で決定的な差が開きます。
12.対極法
物事の対極を考える⽅法です。思い切りの⽅法と⾔ってもいいかもしれません。今提唱している⽅法と逆の⽅法を⾏ってみてはどうだろうと想像する⽅法です。たとえば、今⾚が選択されているデザインが今ひとつの場合、⻘を使ってみてはどうだろうか?と想像してみることにより、解決の⽷⼝を探ります。また、近年話題になったイラク戦争についてとあるインターネット掲⽰板では反戦派と容認派が激しく⼝論する場⾯がありました。このとき、だれもが相⼿の考え⽅を真っ向から否定する事に終始し、反対側を考えてみることはしませんでした。が、もし反対側の意⾒の中に価値があるものがあったとしたら、それを積極的に取り⼊れることにより、優れた意⾒を作り出すことが出来る場⾯がありました。また、ディベートという討論トレーニングでは、お互いに⼀定時間で反対と賛成を⼊れ替え、⽴場を変えて討論するという⽅法があります。これも反対側にも価値があるやもしれないと⾔う思考を形作る上での訓練かもしれません。
13.対位法
元々は⾳楽⽤語で、⼆つの旋律を同時に演奏し曲に厚みを付ける作曲⼿法を指す物でしたが、思考⽅法としても使える物です。⼀つの基礎アイデアが、全体の半分の満⾜しかえることが出来ない場合、同時に対⽴するアイデアを同時に⾏うことより、全体の満⾜を得ることが出来るようになると考えられます。対極法が正反対を選択するのに対し、対位法は正反対を同時に実⾏し、相乗効果を考える⽅法です。例としてはとあるイベントで、主婦層向けの商品を主眼としたフェアを⾏ったとします。その時の問題点は、同時につれてこられてしまう⼦供達でした。⺟親に連れられた⼦供達の退屈そうな顔はいかんとも可哀想に思えてしまい、購買意欲を半減させるおそれがあると考えた場合同時に⼦供達を満⾜させる⽅法が必要になります。その⽅法として、おもちゃや育児製品の展⽰実演販売と⾔う物を⾏います。すると⼦供連れということでくることをあきらめていた主婦層も加味された上、はじめの顧客は育児⽤品に対しての購買⾏動も重なり、相乗効果を上げることが出来るようになりました。
このように、同時に⾏うことにより相乗効果を発揮させる⽅法です。
14.抽出法
予定と違う結果、これはよくあることです。この場合出来なかったこと⾃体を責めてしまい、どうしてこうなったかの原因を突き⽌めることが難しいことがあります。このとき役に⽴つのが抽出法です。この⽅法ではしっかりと予定図を広げた上で、現状を予定図と同じような書式で広げます。出来るならばいろいろな要素ごとに分かれた表になっているとわかりやすいかもしれません。この予定表から現状をマイナスした部分、⾜りなかった部分こそが原因と⾔うことになります。
例としてはとあるガソリンスタンドにコンビニを併設したとします。そのコンビニは地域でも有⼒なコンビニでした。このとき、ガソリンスタンドに来る客層が全てこのコンビニを使⽤した場合、周辺地域と同じだけの収益が挙げられる、またはガソリンスタンドとの相互作⽤で売り上げが上がると想像していました。が、現実は売り上げ低迷、なぜだかははじめ分かりませんでした。その後、周辺地域の同系列のコンビニを当たったところ、⾞で来る客層はかなり限られていて、⾃転⾞、徒歩客が多かったと⾔うことが判明しました。が、ガソリンスタンド内に作ってしまったため、⼊りにくさが出たのか客⾜が遠のいていたようです。このときの図式が「予想していたコンビニ客層‐ 併設されたコンビニ客層=⾃転⾞‧徒歩客」という事になります。このように予想から現状を引くことにより原因を浮き彫りにするのが抽出法です。
15.補填法
アイデアを作るのにどこから⼿を付けて良いか分からないときがあります。どのアイデアにも⼀⻑⼀短があり決め⼿に⽋けてしまう。そういうときに役に⽴つのが補填法です。補填法では⼀番⽋点の少ないアイデアをたたき台としてその⽋点を補填するための⽅法を順次あわせていく思考⽅法です。
また⽋点が少ない場合は他の⽋点を補填しやすそうなアイデアを選び、その上で補填し⼀つのものを作り上げる⽅法もあり得ます。
例としては点⿐薬を使⽤した場合があります。点⿐薬はものによってのどに負担をかけるものがあります。その代わりに効き⽬は良好です。また、のどに負担が無い分効果の弱い点⿐薬もあり、⼀⻑⼀短です。
このとき、効き⽬を重視したいとして負担の多い点⿐薬を使⽤した上でのどのケアの為にトローチをつかうという⽅法が考えられます。また、医師の処⽅による⾵邪薬の場合、胃に対する負担が多い場合は⾵邪薬の中に胃腸薬が含まれていることがあります。これも効き⽬を重視しながらも副作⽤を補填している⽅法です。
16.帰納法
⼆つの事柄から共通の項⽬や法則を探し出す。こういうケースも多いかと思います。何例も同じようなケースが報告されていながら原因に関しては⼿つかず、こう⾔うときに役に⽴つのが帰納法です。
この⽅法では⼆つ以上のケースに共通している部分を抜き出して抜本的な法則を⾒るというものです。元々論理学の⽅法でしたが実践レベルで活⽤できるケースは多いので説明します。
例としてはよく交通事故の起こるカーブがあったとします。このカーブでは過去に何回も似たような事故が発⽣していました。対処療法的に事故を検証し続けては居ましたが、⼀向に事故が減る機会がありませんでした。そこで事故の例を並べてみて共通点を探し出してみます。
全てハンドルを切り損ねてスピンしている。全てのケースでブレーキタイミングが遅れている。全てのケースが深夜に発⽣している。と⾔った事柄から、この共通項⽬に事故原因の本当の理由があるように考えられました。ハンドルを切り損ねる原因とブレーキタイミング、深夜に共通することは視界でした。現場は道に張り出した雑⽊林で⾒通しが悪く、ブレーキタイミングがおかしくなる現象だったようです。ここから考えられる法則は視界の不良が事故を招くと⾔うことです。
このように、複数の事例から⼀つの原因を導き出す⽅法です。
17.展開法
シミュレーションという⾔葉でも⾔われる⽅法で、今後の成り⾏きを予想する⽅法です。おおよそ⾒当の付く展開を考えていきます。材料としては過去あった事例や任意の理論を使⽤します。類推法にも近いのですが、同⼀性、近似値性というのは無視せざる得ないので別項としてまとめてあります。
例としては、⾃分の家に帰宅するとテーブルの上に⽣菓⼦が置いてあったとします。家の中には誰もいません。書き置きも⾒あたりません。おそらく家族の誰かが置きっぱなしにした感じがします。このとき予想できる展開は、ずっと置きっぱなしにしておくと悪くなるということです。その後、誰かが帰宅したとき「冷蔵庫に⼊れといてくれてもいいじゃないか」と⽂句を⾔われることが予想されたとします。そこで⾃分が「置きっぱなしにしている⽅が悪い」と⾔った場合、⼝論となり不⽑な結果が出ると予想できます。よって⽣菓⼦を冷蔵庫に⼊れておこうという結論に達するのです。このように、予想しうる⾃体を探っていく⽅法が展開法です。
ビジネスでも収益の予想に対しては展開法を使います。数字を挙げ、過去の事例を材料に、出店もしくは新製品を開発したとき購⼊する客層と販売地域、広告効果などを次々とストーリー展開し、最終的な収益予想を確率するのです。
18.演繹法
帰納法の逆として有名なのがこの演繹です。読みはえんえきほうと読みます。この⽅法は帰納法で導き出された結論やすでに知られている⼀般論やルールなどを個別の事例に当てはめていく⽅法です。⽤いる原則が汎⽤性があればあるほど演鐸法の幅も広げることが出来ます。
例として前述の帰納法で登場した事故の多い道路を⽤いてみます。まず、新しい道路を設計する事となりました。その時、事故発⽣率を低下させ安全な道路を設計するように⼼がけたとして、どのように⽴案していくかというと、前述の帰納法で挙げられた結論である「視界良好であること」というのが挙げられます。この「視界良好」の条件を満たすためには、道路の両側から張り出している樹⽊を移設、もしくは伐採し⾒通しをよくする。注意看板を増やしドライバーに注意を促すなどの演繹法が考えられます。このように原則やルールを当てはめていく⽅法です。
後述の転⽤法との混乱を避けるために少々。転⽤法は現実に類似した物へと置き換えて考案する⽅法ですが、演繹法は原則や法則に従って具体化する⽅法です。
19.転⽤法
⼀⾔で⾔えば例え話や代⼊式などに使⽤します。
物事には類似した物はたくさんあります。とある業務の仕事の流れが、とある業務の仕事と品はちがえど全く同じということもしばしばです。⼤きな物ほど⾝近な物に例えることが出来ます。これを応⽤して様々な問題を解決する思考⽅法が転⽤法です。
例としては会社の運営を「⼈間の体」に例え、技術不⾜を「不器⽤な腕」と捉え、技術指導で改善する等です。
20.類推法
過去にあった似たような事例から、これからを予想する⽅法です。また、最近起こった出来事の原因を探るために過去の事例を引っ張り出すこともこの⽅法です。類似した原因を持つ現象は類似した結果を起こすという経験則に従った⽅法でもあります。元々は論理学の⽤語でしたが、実戦可能なので解説してみたいと思います。とあるデパート催事場のイベントがありました。このイベントで扱う商品は中近東の⺠芸品の商品でした。過去に中近東の⺠芸品を商ったことはありませんでしたので、今回はどうなるか厳密な予想は難しく考えました。そこで、過去の事例の中から南アジアの⺠芸品イベントを参照してみました。結果はまあまあで客⾜もそこそこだったことから、このイベントでも同じような結果になるのでは?と考えられます。実際には類似した結果で、多少の誤差はありましたが、まあまあの結果を得ることが出来、予想の範囲内と⾔うことになりました。このように過去の近似事例を引き出して予想してみる⽅法です。
21.類⽐法
ヒット商品や定番商品の改善や改良などに使⽤できる⽅法です。まず、定番の商品に対して、多⾓的な視点から類⽐を⾏って⾏きます。例えば、その類似品⾯、機能⾯、イメージ⾯などについて類似品をあげていき、次にその商品に対して、付加できる特徴などを列挙していきます。例えばセロテープなどの定番商品では類似品⾯の類⽐から、ガムテープ、ビニールカバー、ラップなどがあげられます。さらに機能⾯では⽌める、つなぐ、カバーする等があげられます。イメージ⾯に関しては使いやすさ、コストの安さなどがあげられます。この特徴をベースにより使いやすく、市場にベストマッチした商品を考案していく⽅法です。類⽐の分類はこのほかにも、擬⼈的⾯、デザイン⾯などが考えられます。また、思考の段階で各⾯に対しての理由を付与していく事により、この理由の中からさらなるアイデアが発⽣する事もあります。この⽅法の⼀例としてはフィリップ‧コトラー⽒のマーケティング原理にも記されています。「顧客は電動ドリルが欲しいのではない。必要としているのは電動ドリルの空ける⽳なのだ」という事です。ここから分かる事は電動ドリルという商品の特徴を類⽐的に満たしていれば、なにも電動ドリルに固着する必要はなく、より使いやすい商品を編み出す事が可能となります。
22.合理法
⼀⾔で⾔うと効率的な段取りで最速でゴールにたどり着く⽅法です。 時間やリソースを整理し、最適な順序や⽅法で動く思考法でビジネスや⽇常で結果を出すための実践的アプローチ。
例としては朝の準備で「服選び→朝⾷→⻭磨き」を優先順位で並べ替えて10分節約。詳しい例としては、顧客1(30分‧)2(1時間‧)3(2時間)を回る際、距離と時間を計算し、顧客3→2→1の順で回って荷物を調整、移動時間を短縮。
23.要約法
「要するにどういう事?」と⾔う台詞に代表されるように列挙された数字などから判断し、総合的な結論にまとめる⽅法です。まとめすぎて要点を成していないとはあ?と聞かれてしまうので加減が難しいのもこの⽅法の特徴です。例としては⾚い⾊の商品A が売り上げ30 %アップ、⻩⾊い商品B が売り上げ50%アップ、⻘い商品C が売り上げ40%ダウン、⽔⾊の商品が20%ダウンという数字を⾒て、「売り上げが変化している」とまとめてしまうとまとめすぎで要点が分かりません。ここでは⾚、⻩の暖⾊系の商品は売り上げが上がり、⻘、⽔⾊の寒⾊系の売り上げが下がっている程度に⽌めておかないと、中の数字が予想できません。このように、若⼲細かめに要点をまとめる⽅法が要約法です。
24.相殺法(補完法)
異なる⼆つのトラブル同⼠をぶつけあい、相殺してみる⽅法です。この⽅法のコツは対⽴する⼆つの⽅法を探すことになります。また逆活⽤で個性を相殺されないか確認する⽅法としても使えます。
例としては⼝うるさい来客が⼀⼈と、根ほり葉ほり聞く来客が⼀⼈居たとします。バラバラに対応しているととても神経が持ちそうもない時、この来客⼆⼈をお互いに紹介し、話をさせることにより⾃分は別室へ退去するという⽅法が考えられます。また、しゃべりたい⼈間同⼠を合わせてしまうとぶつかり合い⼈間関係が円滑に⾏かなくなってしまうので、合わせることは避けた⽅がいいと判断できます。このように⼆つもしくはそれ以上の問題や個性があった場合、お互いに補完もしくは相殺することにより事態の解決を探る⽅法が相殺法です。
25.背理法(帰謬法)
まゆつば物の話を嘘と仮定して推理、展開、演鐸して⾏き、結論の当てが外れたら前提のまゆつば物の話が本当であったということを考える⽅法です。この場合ははじめに聞いた話が事実ではないと思い、情報や証拠を集めることから始めます。もしこのことが嘘ならばそれを⽴証するだけの証拠があると思いながら情報を集めることにより細部まで情報が集まります。例としては「ペンギンは温暖な地⽅でも⽣息できる」という話を聞いたとします。通常のイメージですと寒いところにしかいれないと思いがちです。そこでインターネットや動物園、図鑑などで寒いところでしか⽣息できない情報を収集します。そして結論としてその情報が⾒つからない場合や、温暖な地⽅でも⽣息できる証拠が集まってしまった場合、嘘ではなかったと⽴証できてしまいます。この⽅法が背理法です。
26.代⽤法(次善法)
最⾼の選択ではなくとも、類似品や次前策や代替品で代案が効くかどうかを⾒る⽅法です。この際に必要なのは最⾼の選択時に挙げられてた個性や特徴を以下に引き継いだ物を代⽤するかと⾔うことになります。例としてはとあるイベントに際し⼈気アニメキャラをイメージとして使うことが決定していましたが、商標の関係で不可能となりました。次に次善策の考案ですが、このとき必要なのが⼈気アニメキャラの持っていた特等です。このキャラは「かわいい‧⾼い知名度‧キャラクター商品の幅の広さ」という三点の特徴を持っていました。このとき次善策を探す際に必要な条件は最善策のキャラクターが持っていた個性をいかに継承したキャラを代⽤できるかにかかってきます。このように考える⽅法を代⽤法といいます。
27.起因法(再現法)
過去(もしくは原因)と現在を前提とし、その中間を客観的事実から構築していき、理解度を⾼める、もしくはそれによりつじつまが合うかどうかを検討する⽅法です。⼀連のストーリーがこじつけなく出来れば正解。例としては歴史が挙げられます(「江⼾時代から現代まで」等)また、料理のレシピを探るときも同様で、再現の必要性がある場合に活⽤します。また、実際に構築された筋書きなどがあり、その中⾝が明⽩ではない場合で原因と結果がハッキリしているときは中間の仮説を⽴てて流れを再現するように構築する⽅法も有ります。
28.連想法
⼀つの品物に対して様々な応⽤⽅法を考える⽅法です。また、応⽤としてキーワードの連想があります。例としてはティッシュペーパーの活⽤⽅法を何通りか探ってみる等があります。たとえば拭う、隙間に詰める、緩衝材にする、⿐をかむ等が挙がりそうです。また、キーワードの連想の例としては選挙と⾔えば政治家、政治家と⾔えば政治のスペシャリスト、政治のスペシャリストの仕事と⾔えば地域や国の問題を解決する仕事、地域問題を解決できるならば地域問題を相談してみる、その為には知り合うきっかけを作らなければならない、よって選挙に協⼒する。‧‧‧と⾔うように連想が広がります。この⽅法は右脳の刺激にも効果的と⾔われています。
29.逆説法
定理やルールに対して、逆の⽅向から考えていく⽅法です。表向きの⾔葉や取り決めの裏を捉え、逆の価値観を⾒るのに役⽴つ⽅法です。「逆もまた真なり」との⾔葉通り、とらえ⽅を変えると概念が変わるものがあるのが事実です。例としては、商品ターゲットを若い世代対中⾼年世代と⼆分化したとき「⾃社の商品の弱みは、若い世代に対して⼈気がないことだ」といわれた所を「では、中⾼年世代には強みがあると⾔うことですね」と考え⽅を逆転させる⽅法です。
30.梱包法
⻑々とした段取りやグループを⼀纏めに梱包して名前を付けて、その梱包した⼀纏めをいくつも連結させて⼤きな理論を作る⽅法です。数学の時間にX=〜というのは習ったことがあるかと思います。
数学に場合はX に⼊る物は数字でしたが、この思考⽅法では段取りや商品群を使⽤します。こうすることにより、⼤きな問題をより効率よく考える⽅法です。グループを作る⽅法としては、分類法で同類をまとめていくと効率がいいかと思います。
31.順位法
物事には優先順位という物があります。また、最近は何にでもランキングをつけることが流⾏のようです。このように順位を決定する思考⽅法を順位法といいます。使⽤する⽅法としては、同時に⾏いたい⾏動が多数あったとします。さらに合理法的にはうまくこなすことが出来そうにありません。
この場合、⾏動の理由を考えて順位を決定していき、スムースな進⾏を実現させます。また、商品の購買計画も優先順位をつけておくことにより、とっさの時の混乱を避けることが出来ます。このように順位をつけることによる解決をするのが順位法です。
32.順当法
物事には順当なやり⽅というのがあります。慣れが故に簡略化され、⼗分な効⼒が出なくなってしまうような事態も引き起こしかねません。この際、正当な⽅法や社会的通念からの⾒地に⽴って考えてみるのが順当⽅です。順当⽅ではマニュアルが有ればマニュアルに、セオリーがあれば、セオリーに従ってみてその意味を考えます。例としてはパソコンの操作などで、慣れてくると簡略化された⼿作業が、つい何かの⼿違いによりうまくいかなくなったときに、正式なやり⽅に⽴ち返り、ステップを踏み直してみるという⽅法が挙げられます。
33.先負法
はじめに右へ⾏く事が分かっている場合、左へ⾏かせるのではく、右に⾏った後の事を考える⽅法です。他の⽤法としては、故障する事やメンテナンスが必要な事を前提としてはじめからメンテナンス⽤のハッチを作るなどの⽅法もあります。
34.開放法
現在動いている⼒関係を制御するのではなく、全部を開放してコントロールする事を考えるです。飲⾷店などにおいて、持ち込みの希望が多く、抑制する事が難しい場合、持ち込みを可能にし、その上で店内から協⼒店に対して出前の発注を可能とする事により相乗効果を考える⽅法です。
35.復活法
使⽤しない、もしくは埃をかぶっていた物に注⽬し、その活⽤⽅法を考える⽅法です。⼀昔前のテクノロジーや伝統的で古くさいノウハウに対して、新しい視点とアレンジを加える事で活⽤できるようにすると考える⽅法です。
36.道理法
品物の機能を通常通り使うのではなく、他への転⽤も可能と考える⽅法です。類⽐法と転⽤法の中間的な⽅法で、対象とするアイテムの機能に注⽬し、他のジャンルにおいてアイテムとして⾒るのではなく、機能を果たす機関として⾒なす事により新しい展開を考える⽅法です。
37.調整法
アジャイル法と⾔われています。実際のリハーサルを⾏いながら、やり⽅などを調整していく⽅法です。最⼩限の雛形を作り、テストを⾏い機能等を継ぎ⾜して⾏きます。
38.集中法
限られたリソース(時間、⼈材、資⾦)などの戦⼒を集中させる事で円滑にする⽅法です。⼀点集中や選択と集中と⾔ったリソースの使い⽅を考慮する⽅法です。
39.分散法
中継点などに対して戦⼒を平均化する事により、円滑化する事を考える⽅法です。俯瞰して偏りを無くし、ボトルネックを解消する考え⽅です。
40.局所法
⽬⽴つメインの物を慣例通りメインにするのではなく、時にサブをあえてメインに考える⽅法です。例えば⾞において低燃費を考える場合、通常はエンジンに着⽬しますが、あえてタイヤによる低燃費化を考えるのも⼿です。
41.接点法
⼀⾔で⾔えば複数の点から答えを⾒つける⽅法です。
例としてはとある顧客がティーセット(点1)、紅茶(点2)、マフィン等のスイーツ(点3)を購⼊した場合、ティーパーティーの可能性を考え、それに沿った提案が可能になるという⽅法です。
42.逆転法
⼀⾔で⾔えばサービスを粗探ししながら確認する⽅法です。事前にクレームが確認出来ます。
例としては家電製品を設計して、わざと使いにくい所を指摘して改善していく等があります。
