【全方位思考術心理術】ウィズダムノート(Ver.neo)人間の恐れと本性
─人間の恐れと本性─
─フィアー・オブ・ロスト─
何を失い何を恐れるか
恐れ、フェイク・オブ・シン、プロジェクティブ・オブ・シンへと移行する理由にもなる感情です。フェイク・オブ・シン、プロジェクティブ・オブ・シンの症状から何を恐れているかという物を探るという方法も有ります。それとは別に、恐れているのはこれでは?と直接の恐怖原因となりうる症状を挙げてみました。人間の精神に対するダメージの大きな物をピックアップしています。
理由
自分がここにいる理由を認めてくれている存在について
存在理由を否定される事を恐れているパターンです。この項目での恐れは存在理由を認めてくれている人からその理由を剥奪される事が考えられます。
価値
自分の価値を認めている存在について
自分が居ることによる価値を否定されることを恐れているパターンです。スキル的な問題もさることながら、人としての、女としての、男としての、価値を否定されることが一番の打撃のようです。
支持
自分を支持する存在について
自分に対する応援を失うことを恐れているパターンです。人の応援により人はがんばれる物ですが、やはりあった支持を失うと言うことは痛手になるようです。
好感
自分を好いてくれる存在について
自分に対しての好感度を失う可能性を恐れているパターンです。誰からも好かれていないと思えば、やはり集団で孤立しがちになります。
物資
自分を生かしてる糧の喪失について
物質的な喪失を恐れているパターンです。引いて言えばそれを失うことに拠る苦痛、苦悩などに対する恐怖も含まれます。食い扶持を失うと言うのもこのパターンです。
不知
知らない物に対する恐怖について
人は訳の分からないものを恐れます。持ち込まれた物、見た物が自分の理解できない物、今までになかった物の場合は危害を加えられるのでは?といった恐怖が発生し、今まであった物を喪失する可能性を考えて恐怖が発生するというパターンです。
排除
集団から排除される可能性について
存在好感とは別に、集団から排除される可能性を考えて恐怖を感じるパターンです。半ば強制的に流行につきあってしまうのも、この恐怖があるからです。また、失恋の可能性に関する恐怖もこちらにありま
す。
危険
直接的な被害の可能性について
人間は殴られたり蹴られたりすれば痛みを感じます。また、名誉を傷つけられた場合、心の傷は残ります。そういった場合に対する恐怖がこの項目です。
─フェイク・オブ・シン─
演じて隠す本性
本当の所を隠してしまう癖を表しています。日常、自分の心の問題を隠すのではなく、自然と出てしまうならば、推奨される事柄も多くあります。ですが、一見、理想的に見える癖も、実はより深刻な問題を隠すための隠れ蓑にしている場合があります。
一種の仮面のような物で、その差は例を挙げると世話癖と世話の差である「表面上の親切と心からの親切の差」と言ったように、どこかうつろな心で実行している所です。
ここに出ている癖は、自分の本当に恐れている部分、悩んでいる部分を隠すオブラートの役目をしています。これが出る理由は「認めたくない何か」が心の奥底にあるためです。
ですが、これを行う労力は並大抵の物ではなく、これを行っているだけで無意識にかなり消耗してしまい、理想的、解決的な思考への力を奪われ、時には公平な判断の障害になることもあります。要するに自分の心がクリアな状態でない場合、状況に対して適切な判断がやりにくくなってしまうと言うことです。
自分の精神状態をクリアに持つためにも、自分がどのような仮面を付けて労力を使ってしまっているかを見る判断基準の一種です。無論、人の癖は千差万別です。ここに挙げる意外にも多数の心の癖が有るはずです、ですからここに列記してある物は自分の心の癖を見るための一種のガイドだと思ってください。
分かった上で直す直さないは個人の判断で、重要なことは無意識に行っている癖に対して、意識的に行っているようにすれば、コントロールが容易になると考えています。
01.受難癖
私は自ら受難することによって、責任や現実から目をそらします。と言ったタイプの反応です。フリッツ・パールズの著書「ゲシュタルト療法」において反転と呼ばれる反応です。
02.被害癖
私は周りが悪いからこうなった被害者です。と言うことにより責任や現実から目をそらすと言ったタイプの反応です。ゲシュタルト療法において投影と呼ばれる行動です。
03.指揮癖
それよりもこうすればいいんだよ、もっとこうすれば・・・。と言うように周りに指揮をして自分の事柄から目をそらすタイプです。そうして周りに指揮を続けていると、自分のことを考えずに済むという視点も有るようです。
04.不安癖
大丈夫かな?、と言った上で周りに確認を取り、もし駄目な場合に備えて責任転嫁する先を探しておくタイプです。
05.依存癖
誰かが言い出すまで、問題が分かっていても手を出さないタイプです。また、誰かが手を出し始めて状況が悪くなると、その人に責任を転嫁します。
06.断定癖
私以外は全然駄目、話にならない。と言うように自分が絶対であるように振る舞って自分の無能さをかき消すタイプです。
07.堕落癖
どうせ何をやっても駄目、どうせ自分なんか。とはじめから堕落することにより自らに殻を作ってしまうタイプです。
08.東風癖
はじめから関与していないよと軽く、そして調子よく言いながら自分の無能さを隠すタイプです。簡単に言うとお調子者タイプです。
09.誇大癖
騒ぎを大きくし、周りを巻き込むことにより自分の無能さを隠すタイプです。
10.威嚇癖
にらみつける、恫喝する、大声を出すなどをして、自分を強く見せることにより非を隠すタイプです。
11.哀嘆癖
泣き始める、パニックになることにより自分の責任をうやむやにして自分の心を守るタイプです。
12.権威癖
法の湾曲解釈、専門家の意見の湾曲解釈などを使用して、自分が正義であることを声高に訴えて、自分の非を隠すタイプです。
13.迎合癖
他の周りと同じように行動し、責任の分散化を図り自分の非を隠すために備えるタイプです。流行や世論の価値などを無条件に取り込む人も含まれます。ゲシュタルト療法において取り込みと呼ばれる反応です。
14.先制癖
周りが私を無視するのではなくて、私が周りを無視しているとして、自分が無視される恐れを隠すタイプです。
15.世話癖
あたりの人間で世話をする人を見つけて、世話をすることにより、自分に科せられた問題から目をそらせるタイプです。
16.平常癖
動揺することがあっても、無意識に動揺していない演技をする事により、自分の心の問題から目をそらせるタイプです。
17.同一癖
他の人の嬉しい出来事などに対して、むなしさ、悔しさを感じながらも、表面では一緒に喜んであげることにより自分の心の葛藤や問題から目をそらせるタイプです。
18.攻撃癖
誰かが発言するたびに、相手に対して「私を陥れるつもりだな!」と相手に悪意があると決めつけ、それにより自分の対処能力の欠如を隠すタイプです。これもある意味ゲシュタルト療法の投影かもしれません。
19.防御癖
私は何も知りません。何も聴きません。と完全に壁を作り自分のテリトリーを防御することにより、自分の能力の欠如を隠すタイプです。
20.融合癖
他者が自分の思い通りになると思いこみ、思い通りにならないと排他的になり、相手の責任とすることにより問題を隠すタイプです。派閥に対する新規参入者の排除もこれに起因します。ゲシュタルト療法で言うところの融合に当たります。
21.信仰癖
分からないもの、抵抗できない物に遭遇するとよく出るパターンのようです。このパターンは対象を崇めて取り入ることにより現実から目を背けようと言うパターンです。
22.嫉妬癖
うらやましい、妬ましいと相手に精神を集中する事により自分のコンプレックスや問題から視点をずらして、うらやんでいる時だけは忘れようとします。
23.錯乱癖
責任が自分に及びそうになると、実際の自身の心理状態よりなおさら大げさに錯乱して見せて、責任を回避し自分の能力の無さを隠すタイプです。
24.無精癖
何もかもどうでもいいというスタイルを取る事により、責任ある立場から逃避して目立つ事をさける事により自分の能力を隠すタイプです。
25.優柔癖
優柔不断に振る舞う事により、決定する事による責任追及をさけて自分には責任がないと振る舞い、自身の判断力の無さを隠すタイプです。
26.自虐癖
受難癖の変形で、すでに傷だらけで能力を発揮できないと言う理由付けを行う事より、現実や責任から回避し力の無さを隠すタイプです。
27.全奪癖
相手に対して、文句を言いながら、全ての相手の行動を剥奪する事により、自分からの乖離を出来なくし、自分の無能さを隠すタイプです。
28.幻想癖
現実の問題を直視する代わりに、頭の中で理想的なシナリオを繰り返し再生し、自分の無力さを隠すタイプです。妄想の中でのみ能力が発揮される安全地帯型。
29.誤認癖
事実を自分に都合良く解釈し、間違いを正しいと思い込むことにより、自分の判断力不足を覆い隠すタイプです。
30.回避癖
困難な問題や対立をあえて避けることで、自分の弱さや恐れを見えなくするタイプです。気づかれないうちに距離を置く戦法型。
31.過剰適応癖
他人の期待に過剰に合わせることで、自分自身の不満や無力さを隠すタイプです。常に周囲の反応を鏡にして生きるパターン。
32.皮肉癖
物事や人を皮肉やジョークで切り返すことで、自分の弱さや本音を覆い隠すタイプです。笑いの裏で自己防衛。
33.沈黙癖
言葉を発しないことで、自分の不安や責任の所在を隠すタイプです。沈黙を盾に現実から目をそらす戦法。
34.完璧癖
全てを完璧に見せることで、自分の未熟さや恐れを隠すタイプです。完璧の仮面が心理的な防壁。
35.否認癖
問題や感情の存在を否定することにより、現実の厳しさや自分の弱さを隠すタイプです。「そんなことない」と無意識に繰り返す防衛型。
36.翻弄癖
周囲を振り回すことで、自分の無力さや不安を隠すタイプです。自ら場をかき回すことで責任から目をそらす戦略型。
─プロジェクティブ・オブ・シン─
後ろめたさの行動
人は後ろめたくなると何らかの行動をします。誤魔化し背後の罪悪感を隠し自己正当化します。その形は様々ありますが一概に相手にアプローチする事で、安心を得ようとします。ここでは受けたアプローチから逆算出来るきっかけとして、個別リストアップしていきます。
01.親切隠
相手に親切にする事で、自己正当化します。相手から不当に利益を巻き上げた時、比較的多く発覚します。「あなたのため」「あなたが心配」と言いながら100%自分のため、自分の心配です。
02.攻撃隠
相手を攻撃する事により、自己正当化します。相手を否定する事で、相対的自己正当化とします。
03.逃走隠
相手から逃げる事により、無かった事にして自己正当化します。どのような正当化も通じなくなると比較的多く発覚します。
04.説明隠
必要以上に説明を重ねる事で、自己正当化します。説明量の多さは正しさではなく、不安の裏返しです。
05.被害隠
自分を被害者の立場に置く事で、自己正当化します。同情を得る事が免罪符になります。
06.正義隠
「正しい事をしている」という大義を掲げ、自己正当化します。正義は最も都合の良い隠れ蓑です。
07.冗談隠
冗談や軽口にする事で、責任を曖昧にし自己正当化します。「冗談じゃん」は逃げ道です。
08.多忙隠
忙しさを理由に向き合わず、自己正当化します。時間ではなく優先順位の問題です。
09.体調隠
体調不良を理由に責任を回避し、自己正当化します。弱さの利用です。
10.積立隠
別の善行を積み重ねる事で、帳消しにしようと自己正当化します。
11.逸脱隠
本題から話を逸らす事で、自己正当化します。核心に触れさせません。
12.比較隠
「他よりマシ」と比較する事で、自己正当化します。基準を下げます。
13.無知隠
知らなかった事にする事で、自己正当化します。知ろうとしなかった事は隠します。
14.改竄隠
都合よく記憶を書き換え、自己正当化します。本人は本気で信じています。
15.感論隠
感情を前面に出し、理屈を封じて自己正当化します。
16.規則隠
規則や慣例を盾にし、自己正当化します。守っているのは形式だけです。
17.転嫁隠
他者や環境のせいにして、自己正当化します。
18.清算隠
「もう終わった事」と過去に押し込み、自己正当化します。
19.沈黙隠
黙る事で摩擦を避け、自己正当化します。語らない選択です。
20.美談隠
出来事を美談に変換し、自己正当化します。
21.条件隠
「もし傷つけたなら」と条件を付け、自己正当化します。
22.成長隠
「成長した」と語る事で、責任を過去に封印します。
23.専門隠
権威や専門性を持ち出し、自己正当化します。
24.単調隠
作業化する事で感情を排除し、自己正当化します。
25.再定隠
言葉の意味を変え、自己正当化します。
26.共犯隠
相手を巻き込み、責任を共有化して自己正当化します。
27.合理隠
感情を切り捨て、理屈だけで自己正当化します。
28.希望隠
「良くなる」と未来に託し、現在を正当化します。
29.努力隠
努力している事実を盾に、結果を問わせません。
30.役割隠
立場や役割を理由に、自己正当化します。
31.常識隠
「普通」「みんな」を使い、自己正当化します。
32.時期隠
時期が悪いと言い、自己正当化します。
33.要求隠
感謝される事で、罪悪感を相殺します。
34.距離隠
急に距離を詰めたり離したりし、自己正当化します。
35.自虐隠
自分を下げる事で、批判を無力化し自己正当化します。
36.開直隠
全てを受け入れたように振る舞い、自己正当化します。最終形です。
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