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育児中の転職、いつがベスト?ワーママ2,000人のキャリア面談で見えた正直な答え

【読了目安:約6分】


育児中の転職に「ベストなタイミング」はあるのでしょうか。僕は国家資格のキャリアコンサルタントとして、人材業界で10年以上働き、これまで数百名の育児中のママの転職面談をしてきました。その経験から先に結論をお伝えします。育児中の転職のタイミングは、子どもの年齢や月齢で決まるものではありません。あなたの中で「これ以上は無理」という限界と「やってみたい」という気持ちが同時に出てきたとき、それが動くべきタイミングです。


この記事では、育児中の転職タイミングについて、面談で実際に見えてきたリアルな傾向をお伝えします。理想論ではなく、お迎えがある、子どもが熱を出して休むことがある、という現実を前提にした話です。


■ 育児中 転職 タイミングに「正解の月齢」はない


よく「保育園に慣れてから」「上の子が小学校に上がってから」というタイミング論を耳にします。たしかに一つの目安にはなりますが、僕が面談してきた方々を振り返ると、そのタイミングで動けた人と動けなかった人の差は、子どもの年齢ではありませんでした。差があったのは、本人が「今の状態を変えたい」と感じているかどうかです。


子どもが1歳でも、転職活動を始めて自分に合う働き方を見つけた方もいます。逆に子どもが小学校高学年になっても、何となく現状維持を続けている方もいます。育児中 転職 タイミングを年齢だけで判断しようとすると、いつまでも「もう少し待とう」と先延ばしになってしまうことが多いのです。あなたが今、息苦しさや焦りを感じているなら、それ自体がすでに一つのサインだと僕は考えています。


面談の中で「いつ動くべきでしょうか」と聞かれるたびに、僕は「今の働き方を、あと1年続けられそうですか」と聞き返すようにしています。続けられそうだと即答できないなら、それはもうタイミングが来ているということです。逆に、まだ続けられると思える方には、無理に転職を勧めることはしません。育児中の転職は、外側の条件よりも、あなた自身の内側の感覚を起点に考えたほうが、結果的に納得のいく選択につながりやすいのです。


■ 「動けない」と思い込んでいるだけのケースもある


ここで、面談で出会った方の例を一つ紹介します(個人が特定されないよう、状況は一部変えています)。3歳のお子さんを育てながら時短勤務で働いていたAさんは、最初の面談で「今の会社にも申し訳ないし、転職活動なんて無理」と話していました。お迎えの時間、急な発熱での呼び出し、両立への不安。すべてその通りで、僕も「たしかに簡単ではないですよね」と感じながら話を聞いていました。


ただ、話を整理していくと、Aさんが本当につらかったのは「両立そのもの」ではなく「今の職場が時短勤務に理解がなく、毎回気を遣う」という点でした。そこで、リモートワーク中心で時短に理解のある職場という軸で活動を始めたところ、3カ月後には今より働きやすい環境に移ることができました。動けないと思っていたのは、制約のせいではなく、制約に合わない職場を前提にしていたからだったのです。


Aさんは転職後、こう話してくれました。「同じ時短勤務でも、こんなに気持ちが軽くなるんですね」。本当は今の働き方を変えたいのに、両立への不安が先に立ってしまい、一歩を踏み出せない。そう感じている方は、面談の場でも本当によくお見かけします。あなたが今そう感じているとしても、それは特別なことではありません。多くのママが同じところで足を止めているのです。

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■ 育児中だからこそ見えてくる、転職で活きる強み


育児中の転職というと、どうしても「制約があるから不利」というイメージを持たれがちです。しかし僕は、育児中だからこそ強みになる視点があると考えています。


一つは時間管理力です。限られた時間の中でタスクを終わらせる経験は、効率を求める職場では評価されやすい力です。もう一つは優先順位をつける判断力です。日々、何を先にやるか、何を諦めるかを瞬時に判断している方は、仕事の場でもその力をそのまま発揮できます。さらに、急な予定変更への対応力も挙げられます。子どもの体調変化に合わせて動き続けてきた経験は、変化の多い職場ほど価値を持ちます。


面談の中でも、こうした強みを自分の言葉で説明できるようになった方ほど、結果として納得のいく転職先にたどり着いている印象があります。あなたがすでに育児の中で身につけてきた力は、思っている以上に職場で求められているものかもしれません。


実際、面談の場で「自分には強みなんてない」と話していた方が、自分の一日のスケジュールを一緒に書き出してみるだけで、表情が変わることがあります。朝の準備、保育園の送迎、仕事、お迎え、夕飯、寝かしつけ。このサイクルを毎日こなしていること自体が、すでに高い実行力の証明です。育児中だからこそ転職できるという視点は、決して気休めではなく、面談の現場で何度も確認してきた実感です。


■ お迎え・発熱という制約を前提に考える


育児中の転職タイミングを考えるとき、僕がいつも大切にしているのは「制約をなくす」ではなく「制約を前提にする」という視点です。お迎えの時間に間に合うか、子どもが熱を出したときに休みやすいか、これらは理想論で片付けられる話ではありません。


実際に動けた方の多くは、転職活動の前に「自分にとって譲れない条件」を先に決めていました。たとえば、何時までに退勤できるか、急な休みにどの程度理解してもらえそうか、フルリモートが必須か出社が一部あってもいいか、といった点です。条件を曖昧にしたまま活動を始めると、内定が出てから初めて両立の不安に気づき、結局動けなくなってしまうことがあります。


先に制約を言語化しておくことが、結果的にタイミングを逃さないための一番の近道だと、僕は面談を通じて感じています。逆に言えば、制約があるからこそ、自分に合う職場の条件がはっきり見えてくるという面もあります。制約のない人ほど、何でも選べてしまうがゆえに迷ってしまう、ということも珍しくありません。育児中の今だからこそ、自分の軸がくっきり見えているのだと捉え直してみてください。


■ 一人で考えなくていい、ということ


育児中の転職タイミングについて、ここまでお伝えしてきましたが、最後に一つだけ伝えたいことがあります。今のあなたが「動けない」と感じているとしても、それはあなたが弱いからではありません。育児と仕事を両立させながら、自分のキャリアまで考える余力を持つこと自体が、本当に大変なことだからです。


僕自身、娘が2,220gで生まれてきたとき、これまでの働き方を見直さざるを得ませんでした。当事者として、育児と仕事を両立させる大変さは、痛いほどわかります。だからこそ、育児中の転職は一人で抱え込まずに、誰かと一緒に考えてほしいと思っています。やり切れば、変われる。そのための最初の一歩は、大きな決断である必要はありません。今日、自分の今の状態を誰かに話してみる。それだけで十分です。


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