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罪と罰の話

息子は小学生の頃、球技が苦手であった。ちなみに私はそこそこ運動神経は良い方。嫁は壊滅的な方である。

体育の時間、男の子で球技が苦手というのは、ちょっと心配案件である。息子に話を聞くと、上達したい気持ちはあるとのこと。ちょうど習っていた水泳が一段落して、そこでバスケも習えるとのことで、始めることとなった。

週1回のスクール。これではバスケ上達は難しいのではと感じた私は、仕事のない日は息子と公園でバスケの練習をすることにした。

私は中学生の時に1年間だけバスケ部にいたことがある。そしてスラムダンクを全巻読破している。これが私のバスケ経験の全てである。

最初の半年程は、とにかくひたすらハンドリングをした。家でも外でもひたすらボールに触れ、動かす。速く。それらをボールを見ずにする。

徐々に、ドリブル、パス、試合での動き方に合わせて実戦的な練習を加えていく。

その過程で事件は起きた。

パスの練習中。山王工業とも試合をした経験をもった気がしている私の目から見ても、息子の両手チェストパスは弱いのではと感じたのだ。これでは神奈川県予選すら突破は難しいと思い、より使いやすそうな片手のパスも教えておこうとした。

このパスは効果的であると息子に感じてほしかった為、見本としてちょっと強めなパスを投げたのだが、それがいけなかった。

右肩にズキっと強い痛みが走り、その後は腕を上げるだけでも激痛なのだ。

全国大会出場経験をもった気でいる私をもってしてもどうすることもできず、医者に行くと、腱板損傷。いわゆる野球肩のようなものらしい。

スラムダンクの真似事でふざけた結果、バスケをしていたのに野球肩になるという混沌が、息子に悪影響とならないといいが。

その後、息子はスラムダンクにハマり、私の右肩は現在も完治していない。





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