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『私の顔はどうしてこうなのか 骨から読み解く日本人のルーツ』溝口優司(2021・山と渓谷社)

ご存知の方もいると思いますが、性は集団の遺伝的な多様性を増やします。男性と女性の間に子どもが生まれる時に両親の遺伝子をシャッフルして改めてランダムに組み合わせるので、多様性が増すのです。そのため、性がある限り、どんな環境になっても、一部の個体は生き残り、集団としての持続性が保証されます。性は、集団が生き残るための“多様性発生装置”の一つとして重要なシステムなのです。

p.70

こういうの読んだことあります。たしか鳥と魚の例で。
動物にもそれぞれ性格があるそうで、好奇心旺盛なヤツからビビリなのまで様々。が、時としてそーゆう性格上の特性がアダとなり一部の属性のヤツらがザバーっと死んじゃうことがある。だけど、性格の違うヤツらがドコかで生き残って全滅を免れるわけです。たとえば革新派が全滅しても保守が残ってれば種は存続が可能!みたいな話だったのですが、こちらのご著書でも書かれてることはだいたい一緒。環境に対して最も適性のあったものども・または形質を備えたものが有利に生き残る。

不老不死とは昔から人類が追い求めてきた究極の夢です。しかし、常に個体が死んで、集団を構成するメンバーが入れ替わり、新たに変異が発生しなければ、集団は多様性を維持することができません。つまり、個体の死は、集団の“多様性維持装置”として、性と同じように重要なシステムと考えることができるのです。

p.71

自然淘汰説

生物の種は原則多産。その中でよりよく環境に適応した変異を持つ個体だけが生存競争を制して子孫を残す。コレによって種が環境に適応した方向へ進化するという考え方。

中立説

DNAレベル(分子レベル)での進化についての仮説で、「分子レベルの突然変異は、ほとんどは自然淘汰とは無関係(中立)に起き、集団において、たまたま突然変異した遺伝子の蓄積のほうが自然淘汰による変異の蓄積よりも数が多い、と考える説です」(p.82)
中立説は自然淘汰説と対立しない。

調整現象

個体が遺伝子を変えないで環境に合うように変化すること。
例:おじさんのスルメと若者のハンバーグ。頑丈な顎と華奢な顎。

ーーー普通に全部ありそうですよネ。
どれも皆それぞれに正解なのでは。

全体での環境適応がこーゆうモノ(↑)だとすれば、部分(もっと小さな集団や個人のレベル)での適応は『雨の日の心理学』の時に習った「環境の失敗」転換への試み(=個人の努力や働きかけ)なんじゃないかって気がします。
生きることって「適応すること」なのかも。

あと面白かったのがこちらのコラム。

・自分以外はすべて「環境」
・環境とは、ある主体に対して、その主体以外のすべてのものを指します。
・主体を何かと考えるかによって環境も変わる

p.100

とすれば「共感」とは何だろう。
主体の拡張を狙う行為?

日本人のルーツ

まだまだ研究段階みたいですが・・・・

どうせならみつかった人骨全部復元して並べてみてほしい。
しかし港川人はワイルドですね〜。どー見たって南の人!

違いに善悪も美醜もない

p.160

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