ムショの歩き方⑤ 【先見武装!逮捕〜出所まで一気通貫編】
【ムショの歩き方シリーズ】
※実体験に基づき執筆してますが、身バレ防止の改変と制度変更の可能性があります。最新の法規とは異なる場合があるため、あくまで一つの体験談として参考にして下さい。
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先見武装!逮捕〜出所まで一気通貫編
いよいよ最終章です。
これまでを読んでいただければ最短出所までのロードマップは見えてきたのではないでしょうか?
先に流れを知っておき、備えましょう
一度読んでおくことで次の展開が分かり、不安の軽減をはかって服役生活に臨んでいただければと思います。
興味関心からドキュメンタリーとしてお読みになる方も、アングラ系の創作をされている方にも読んでいただけると幸いです。
それでは本題に入ります。
突然の逮捕…
私の場合はガサ入れでした。
あっという間に大勢の捜査官に取り囲まれました。
刑事が令状を読み上げてる時に考えていた事は、
(うわぁ、全員の名前捲れてんじゃん…)
そんな事をいちいち考えてる場合じゃないんですが、危機感を覚えるのと同時に感心しました。
『今のうちに一本吸っていい?』とテーブルから煙草を手にすると、
『ごめんね、フダ(逮捕令状)見せた後はダメなんだー!見せる前なら吸わせてあげたけどー』
そういって断られましたが、喫煙者としてはトップクラスに吸いたい状況なのでフダを見せる前に伝えてもらえないのは残念でした。
記者クラブ
警察署に向かうんですが、先に言うと到着したら記者クラブが待ち構えていて、浴びるように写真も映像も撮られました。
そんな事に起きる前の車内の会話にしては、あり得なさすぎたので記述しておきます。
片方の刑事と歳が近かった事で、事件に関係ない事をベラベラ話しかけてきました。
『ヤンチャが多い世代だったよねー』
『アレが流行ったよねー』
『スポーツで言うと◯◯世代だな』
『部活やってたー?』
逮捕直後にこんなに喋るんだなと思うほど関係無いことを話しかけてきます。
警察署の敷地に入ると担当刑事が、
『気にしない、気にしない』と宥める様に肩をポンと叩いてきました。
(どういう意味?)と思っていると、パシャパシャとフラッシュが焚かれ、今まで朗らかに話していた刑事2人はキリッと凛々しい顔を作っています。
現場を押さえてて証拠も揃ってるのに、わざわざ嫌がらせをするのか?と刑事に聞きました。
『そんな事言わないでよぉ、決めてるのは俺達じゃないんだよ〜』
こっちの力が抜けるような、一見有能に見えない会話術も、この刑事さんの技量だったのかもしれません。
留置所
そこから留置所生活が始まります。
留置人6番として入りました。
接見禁止(面会手紙禁止)がついたので、より悩ましかったのは親のことでした。
ニュースで知ったであろう当時を思うと今でも胸が痛みます。
そこで法務省的にいうと、犯罪傾向が進んだ《留置人30番こと錦戸君(仮名)》から刑務所のレクを受けて、最速最短出所を目指し始めました。
安定剤や睡眠剤を服用してると、いい刑務所や工場に行けないとのアドバイスを受け(※ムショの歩き方②参照)薬類は一切服用しなかったので、安眠できる様になるまで時間がかかりました。
出所して最も嬉しかったのは、いつでも会いたい人に会える事と、暗い部屋で眠れることです。
(明るいと寝れない人には地獄です。)
留置所(刑事施設は全て)では布団で顔を覆う事が禁止されています。
ですが眩しすぎて、布団を覆いながら眠っていました。
『オイッ!起きろ6番ッ!顔を隠すなッ!』
その日の担当は留置人を目の敵にする、全員に疎まれる担当さんでした。
『オイッ、前も注意しただろ!何度目だお前!』
『わかった』と言っても、しつこ過ぎる担当さんと口論になりました。
『呼び捨てにするな、番号で呼べッ』という私と、『誰に口聞いてんだお前!』という担当さんの間で口論が続き、私が6番をやめて、逆に担当さんに番号をつけてやるという流れになったところで、
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ムショの歩き方〜元模範囚のススメ〜全7章
逮捕された方、ご身内の方の為の留置所、拘置所、刑務所に関する情報と、最短出所を目指す為の刑務所ハック本です。 差入れ面会保釈から受刑者、刑…
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