桜の花、来年もみることができますか|クビアカツヤカミキリのこと
紅葉の季節を迎えるというのに、
気になっているのは
桜の木。
公園などでよく見かける
ソメイヨシノ。
心配性のわたしは、
「桜の花を見られなくなってしまうのかしら」と
気を揉みながら、いま桜を見ています。
お聞きになったことありますか?
特定外来生物、クビアカツヤカミキリ
※クビアカツヤカミキリは特定外来生物に指定されています。生体の飼育や移動は法律で禁止されています。
(以下は、森林総合研究所の公式Webサイト
からの引用です)
大変にたちが悪い害虫です。知らない間に新たな地域へと分布を広げて木を食い荒らし、気が付いたときにはどこから手を付けたらいいのかという位に果樹園や街路樹の木が衰弱してしまうことがしばしばです。
森林総合研究所
下の木は、わたしが撮った写真です。
素人が軽々に言ってはいけないのですが、
おそらくクビアカツヤカミキリの被害に遭っていると思います。


虫の苦手な方もいらっしゃると思うので
虫の写真は掲載しません
(そもそも撮影もしていません)
この木屑のようなものは「フラス」というようで
クビアカツヤカミキリの幼虫が木の中にいるのかを
知る手掛かりになるとのこと。
(ただし、在来種の昆虫にもフラスを出すものがある。)
(詳しくは、国立研究開発法人
森林研究・整備機構 森林総合研究所の資料
『クビアカツヤカミキリの防除法』を参照ください)
この資料『クビアカツヤカミキリの防除法』の中に、
「国内でもっとも被害本数が多いのはソメイヨシノ」とあり、バラ科のモモ類を最も加害しやすい害虫だということも書かれています。
みなさん、ご存知でしたか?
恥ずかしながら
わたしはまったく知りませんでした。
知るきっかけになったのは、少しの違和感。
今年の夏前、桜の花の終わった頃に
隣町の公園へ、犬の散歩に出かけました。
どこにでもある、桜並木を備えた公園です。
すると、馴染みのないあの木屑が、
株元にあるわけです。
気になってそばに寄ってみると、
見たこともない昆虫がいました。
ちょっとよくない気がしたので、一緒にいたうちの人にその場で調べてもらいました。
それが、クビアカツヤカミキリの成虫だったのです。(このときの成虫は、うちの人が駆除してくれました。)
並木のほとんどすべてに、あの木屑のようなフラスがあったと記憶しています。
夏を越えて、あれから3〜4か月経ちます。
秋になり、外を出歩けるようになりました。
わたしの住まいの近隣に限ってのことですが、
桜の株元を気にかけてみるとあちらの並木、こちらの公園……、あちらこちらでこのフラスを見かけます。いえ、少なくともこのあたりでは、ほとんどの桜の木にこのフラスがあるように思います。
それで冒頭の「桜の花が見られなくなるのでは?」という思いが出てくるわけなのです。
農林水産省では、
果樹産地におけるクビアカツヤカミキリ防除対策への支援を行なったり、
『クビアカツヤカミキリ防除対策強化検討会』を令和6年度から設置したということです。
(以下は、農林水産省のWebサイトの引用です)
クビアカツヤカミキリに関する
お問い合わせについて
クビアカツヤカミキリに関するお問い合わせについては、農林水産省消費・安全局植物防疫課の他、都道府県病害虫防除所又は植物防疫所までお願いします。都道府県病害虫防除所及び植物防疫所の連絡先は、以下のリンク先ページに掲載されています。
都道府県病害虫防除所の所在地一覧(農林水産省Webサイト)
各植物防疫所(国内検疫担当)の問合せ先(植物防疫所Webサイト)
お問合せ先
消費・安全局植物防疫課
担当者:国内防除第1班
代表:03-3502-8111(内線4564)
ダイヤルイン:03-3502-5976
「クビアカツヤカミキリ 見つけたら」
ネットの検索結果(AIによる概要)は、「その場で駆除して、速やかに自治体などへ通報してください」ということです。
また、各自治体などから発信される情報をいくつか見ましたが、やはり「捕殺・駆除」と「連絡」とあります。
クビアカツヤカミキリは繁殖能力が高く、木が次々と枯れるような甚大な被害へと数年で達してしまうこともあるとのこと。
何よりも大切なことは、被害を早く見つけて早く取り除くことと、前出の機関の資料に書いてあります。防除の肝は早期発見・早期駆除だそうです。
また、成虫よりも幼虫(木の内部にいる)の段階で駆除する方が、繁殖抑制の効果が高いとのことですので、やはり「フラス」を見つけたら通報するのがいいのかもしれません。
<参考>
・幼虫期間は基本的に約2年間。樹皮下に潜っている(冬は活動休止)。
・成虫での活動期間は6月から8月頃。その寿命は約2週間から1ヶ月(越冬はしないとされている)。木から脱出した直後から後尾し産卵することができる。
これらは、桜の花が見られなくなったら淋しいと思い、調べたことです。
国立研究開発法人森林総合研究所および農林水産省のWebサイトを参考にしていますが、内容に誤りなどがありましたら、ご指摘いただけますと幸いです。
また今後、重要な点で誤りなどに気付きましたら、記事の内容を書き換えることがあるかもしれません。その際は変更点などを明記いたします。
春の桜の花を楽しみにされている方も
多くいらっしゃると思います。
ぜひ、お住まいの地域の桜の木を気にかけてみてください。
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