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hoshizoramochi
小さなむしを見た大人の物語|生活日記
「この小さな虫は、いそがしいのだな」
今日も犬に連れ出されて歩いていまして。
初めは薄曇りだったのが、最後すかっと晴れ渡ってきました。
かわいい犬と一緒に爽快感を歩いていたら、
ぶぶぶーんと、小さな虫がわたしの横を飛んでいきます。
名も知らぬ小さなむし。
てんとう虫の遠い親戚みたい。
もう少し小さくて、ピカピカに黒い。
お尻の方を少し下げて、ゆっくり飛んでいきます。
なんだがそれがかわいらしくて、ついこの小さなむしの生活を想ってしまいます。
「いそがしそうね」
実りの秋をいそがしくしているのか、きびしい冬に備えているのか。
小さな暖炉の前で温まっている小さなむしの姿まで想像してしまいます。
虫が暖炉に?!
我ながら突飛なイメージに思わず笑っていると、
幼い頃に見たテレビアニメの絵が浮かんできました。
「みなしごハッチ」「みつばちマーヤ」「けろっこデメタン」。
どれも小さな世界を描いていました。
ああ、そうか──。
あの頃に見ていた小さな いきもの たちは、わたしの中でいまでも、暖炉の前で暮らしているのだなぁ、とそんな風に感じたのでした。
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