白い花と焦げた麦|私の二十四節気
いま、麦が焦げている。
わたしのところは二毛作。
田植えはまだ。カラカラに渇いた麦が、真上に近くなった太陽の日差しで焦げてゆく。
「麦刈はまだか」「どんどん麦が焦げてゆく」
毎年繰り返す季節の巡りを何十回と見ても、そう思う。
ふと香ばしい小麦の香までしてくる。そんなはずはないのだけれど。

二十四節気の八番の小満。その名の由来を調べると、農家さんの「小さな満足」からきている説を目にします。秋に蒔いた麦などの作物の実りを見て「ひと安心」する頃の「小満」。
そういえば、「小麦が焦げる」と言うわたしの顔は笑っています。
庭は花の季節は終わり、大きな緑になりました。
春の早くから続いた白い花。ハクモクレン、ヒメコブシ、ユキヤナギ、ドウダンツツジ、エゴノキ。みな花の時期は終わりました。いま、風が吹くとヤマボウシの花がちらちらと降ってきます。そうそう、今年はなぜか散り際の花に赤みがさしています。このようなことは初めてです。

そちらが例年のようす。
今年は赤くなっているものが多いです。
小満に入ってから、雨の日が多くありました。気温が下がります。今日のようにお天道さんが見えると一気に気温が高くなります。犬の散歩も急がなければ! その道すがらを写してきました。

ぶどうでしょう。
小さな房ができ始めているのが、見えますか。
先に進むと・・・

こちら、ご自宅のフェンスに毎年バラを這わせます。5メートルのバラの生垣のお迎え。
犬の散歩をしていると、お手入れをされているのをよくお見かけします。
こちらはメドーセージではないでしょうか。
大人っぽい印象です。紫の花と茎の色の濃さからでしょうか。
暑さ寒さに強く、どんどん増えます。

日陰を歩きたい犬
細い竹を家の裏に植えてらっしゃるところがあります。
今年、カラッカラなのです。
山へ行っても、川原を見ても、竹の葉が黄色く変色しているところばかり。
わたし、竹藪の景色が好きで。車窓からいつもニコニコして見ているのですが、今年ばかりは心配しています。知り合いの農家さんは「昨年の夏から雨が少ないからではないか」と言っていました。今年は筍も少なかったそうです。

家に戻ってきました。
何度か登場しているわが家の山椒はどうなっているかというと

収穫して下処理後、冷凍保存すれば1年ほどは保つのですよね。
どうしようかな。
秋まで待てば、粉山椒になります。
実が赤くなって弾けたら、乾燥した果皮と中の黒い種を分けて果皮の方をすり潰します。すると、うなぎの蒲焼にかけるあの粉山椒になります。
どうするか、判断は先送りします。(めんどうくさがり発動)
木の白い花は終わりましたが、小さな小さな白い草花が咲き始めました。

お嫌いですか?
繁殖力が強いためか嫌がられることもあるようです。
わたし、この真っ白な花が好きなのです。葉のハート型なのもかわいくて。うちでは困るほど繁殖しないので、そのままにしています。触れると独特な香があり、それも嫌われる原因なのかもしれません。
古くは薬草として重宝されました。今でもどくだみ茶は一般に売られたりもしてますよね。わたしは目で楽しむ専門です。
さて、これでぐるっと一周しました。
うちの庭のヤマボウシから散歩コースを通って、うちの庭の足元へ。
どこにいても焦げた麦畑が見えます。
刈り込みはきっと今週末か、来週か。
わたしが思うのよりも、
ずっとずっと焦がすのです。
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