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【婚活編1】27歳・独り身6名の夜

(2026年1月17日・リライト)

「・・お前ら、何を悔しがってるわけ?
 27歳にもなって、彼女おらん方がおかしいで!」

中学までの同級生、岡本の結婚式の夜。
2次会までを終えた同級生7名は、
7名中唯一の既婚者、松山の家で荒れていた。

「いや、でもあの美人はないわ」
「しかも、岡本の実家で親と同居すんだろ?」
「そんな出来た嫁がなぜヤツに??」
「俺はまだ保険金詐欺の線を捨てないね!」

結婚どころか、彼女もいない。
そんな同級生達は口惜しさもあいまって、
お酒の進みも早かった。

新井にしても、岡本が美人妻と並んで笑う姿は、
予想していたよりも衝撃的だった。

「おいおい新井、学生時代はお前とアイツ。
 一緒にナメック星人扱いされてたのになー」

「岡本ってあー見えて、
 戦闘タイプだったんだな・・・」

同級生達の揶揄が痛いw
クラスの片隅で目立たなかった俺達なのに。
まぁ、彼は奮起したという事だろう。
何もしてなかった、自分と差が付くのは当然か。

「そもそも、世の中の半数は女なんやで?
 27にもなって付き合った事もないとか、
 意味わからんわ。」

この場で唯一の家庭もちの松山。
1歳の娘をあやしながら言う彼の言葉は、
追い討ちをかけるように心に刺さる。

けど正直、岡本の結婚式を見るまでは。
「女性に縁がない事」なんて、
あまり気にしてなかったのだ。
何なら「生涯一人でも、別にいい」
そう、達観してるつもりでいたんだけれど・・・

この物語は「彼女いない歴=年齢」だった筆者が、
どーにか結婚にたどり着くまでの自伝です。
登場人物にモデルはいますが、
実在の人物とは関係ありません。

婚活勢力図(27歳時点)

学生時代、自分はもとより周囲の友達にも、
「彼女」などいなかった。
「恋愛」とか「結婚」なんてものは、
新井にとってはドラマとかだけの出来事で、
自分の事とは到底思えなかったのだ。

唯一の例外が中学の卒業式で、
彼女連れで帰宅してた松山だが・・・
彼だけが、今唯一の妻子もちなのだから、
答えは出ている気がする。

片想いの子が、いなかったわけじゃない。
けれど話しかける勇気すらないままに、
気が付けば27歳になっていた。

「・・まぁ、今までの事はもういーわ。
 問題は、これからどーするかよ」

岡本へのグチ一辺倒だった三次会が、
よーやく未来への建設的な話にシフトしたのは、
深夜も2時を回った頃だっただろうか。

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