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国産レモングラスに出会った日

今日子、35歳。会社勤めも10年を超え、忙しい日々を送っている。


週末の朝、行きつけの直売所へ向かった。ここは珍しい野菜やハーブが並び、いつも季節の発見がある場所。今週は何があるだろうと胸が躍る。


ふと目にとまったのは「国産レモングラス」。フレッシュな葉が束になって並んでいる。国産はなかなか見かけないから、思わず手に取った。店先では試飲ができて、キンキンに冷えたレモングラスティーを一口。鼻から抜ける爽やかな香りと、口いっぱいに広がる涼しさに一瞬で虜になった。


家に帰り、さっそく束を軽くたたき、鍋にたっぷりの水と一緒にコトコトと煮出す。湯気に乗って広がる青い香りが、部屋いっぱいに満ちていく。グラスに注いで氷を浮かべれば、鮮やかなグリーンの一杯が完成した。ひと口飲むと、仕事の疲れまで溶けていくようだった。

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