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ごめんなさいって何に対してなんだ

私は一般企業で広報職に従事しているのだが、首都圏に住んでいると、広報界隈の交流会の多さに驚く。
元々コミュ力の高い人が多い職種ということにも起因していると思われるが、調べたら毎日何かしらあるのでは?と思うほどに多い。

横のつながりに助けられることの多い職種なので、私も都合がつけば参加するようにしていて、顔馴染みも増え、関東が地元でなく友達も近くにいない身からすると、結構楽しいものである。

先日も、仲のいい他社の広報担当者(以下Kさん)に誘われ、シュウマイを食べる会に参加した。
私を入れて8人の会だったのだが、男性は私1人であった。
女性が多いのは慣れている、というかむしろ心地よく、話も盛り上がった。

最初こそ仕事の話が中心であったが、お酒が進むにつれてプライベートな話も増えてくる。
とある音楽業界の広報担当者が「結婚したくて!」と婚活の話を始めた。
彼女曰く、音楽業界はクズばかりで浮気不倫が横行している、私は恋愛を楽しむというより結婚がしたい、電撃婚が理想…だそうだ。

各々の恋愛・結婚観を話す中で私は相槌を打って馴染むことに専念していたが、突然その時はやってきた。
「(私)さんは彼女いないんですか〜?」

Kさんや元々私と繋がりのある方は、私がゲイであることを知ってるが、初対面の方はもちろん知らない。

咄嗟に私から出た言葉は
「ごめんなさい、僕ゲイなんですよ〜笑」
であった。

「全然いいと思います〜!周りも多いですし!」
と返された。

割とオープンに生きているため、カミングアウト自体には慣れつつあるのだが、自分から出たセリフに「何に対する謝罪なんだ?」と思った。
(彼女の「いいと思う」に対しても、なぜあなたに認められねばならんのだ、とも思ったが笑)

・あなたの彼氏候補になれなくてごめんなさい
→おこがましい
・ゲイであること自体ごめんなさい
→別に後ろめたいことはないはず
・社会的に生産性なくてごめんなさい
→咄嗟にこんなこと考えていないと思う

………これと言って答えも出ないが、「ごめんなさい」は、自己肯定感の低さに起因しているのではないだろうか、と結論付けた。

彼氏がいたらこのセリフも変わっただろうか。
相談所とマチアプにお別れして、早く彼氏が欲しいなと、肌寒い晩秋に強く思うのであった。

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